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「調べる」の敬語表現・調べるの使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年04月04日

普段何気なく行っている「調べる」という行為は誰もが一度したことがあるでしょう。日常生活だけでなくビジネスでも使われる調べる行為は敬語ではどのように表せばよいのでしょうか。今回は「調べる」をテーマにし、敬語表現や別の言葉での表し方についてご紹介します。

「調べる」という言葉の敬語の種類や使い方についてお分かりいただけたことでしょう。それでは次に、実際の社会の場で役立つような敬語表現例についてご紹介します。どのようなときに「調べる」という言葉を使う機会があるのか事前からわかっていれば、実践の際に困ることはないはずです。相手に不快な思いをさせないためにはどのように伝えるべきなのかを第一に考えて、敬語の使い方を見ていきましょう。

お願いするとき

まずは一番あり得るであろう調べることをお願いするときについてです。先ほど触れたメールでの使い方でもご紹介したように、調べる内容をしっかり伝えてから調べることをお願いしましょう。もちろん自分の立場と相手との間柄を考えて敬語を使い分けることが重要です。

調べてもらうことをお願いする「お調べください」という言葉は謙譲語表現ですので間違いではないのですが、命令形とも受け取ることができますので目上の人には使わないようにしましょう。クッション言葉を用いて「申し訳ありませんが、お調べくださいますようお願いいたします」と伝えましょう。「申し訳ありません」の他には「お手数おかけしますが」と入れ替えても自然にお願いすることができます。

報告するとき

他に考えられるシーンは、調べることを依頼され、それを報告するときが挙げられます。報告するときには、調べるという行動は過去のものになりますので過去形の敬語表現で伝えるのが正しいといえます。また調べる行動をしたのは、この場合は自分に限られますので尊敬語ではなく謙譲語での表現になるということがわかります。

謙譲語の基本である「お調べする」の過去形「お調べした」を用いて、「○○についてお調べしました」というようにお伝えすることができます。もう少し丁寧に表現したいという方は「お調べ致しました」に置き換えましょう。

「調べる」の別の敬語表現例

何かを伝えるときは、その状況に合った表現に言葉を変えることでより伝わりやすくなる場合もあります。円滑なコミュニケーションを取ることは、ビジネスの場に置いてとても大切なことです。ということで、今回のテーマである「調べる」と同じ意味を差す言葉の敬語表現について考えていきます。それぞれの意味や違いなどもご紹介しますので参考にしてみてください。

調査する

まずは「調べる」の類語である「調査する」という言葉についてです。この言葉は「ある事柄の実態を明らかにするために物事を調べること」という意味を持っています。調べることをさす言葉ですので、「調べる」との意味や使う場面の違いはほとんどありません。

「調査する」の基本の敬語表現は、尊敬語は「ご調査なさる」、謙譲語は「ご調査する」、丁寧語は「調査します」となります。「調べる」よりも改まっている表現ですので、目上の人との会話では「調査する」を用いたほうが失礼がないことが予想できます。

確認する

「確かにそうだとはっきり認めること。そうであることをはっきりたしかめること」という意味の「確認する」は、「たしかめる」という点は「調べる」と同じであることがわかります。

「確認する」という言葉に置き換えられるシーンとして考えらえるのは、一度調べたことや前に知らせたことなどを再度調べるとき・調べてほしいときです。「もう一度お調べください」よりも「もう一度ご確認いただけますようお願いいたします」とお伝えした方が丁寧ですし、手を煩わせてしまう印象が薄まります。

逆の場合も同じで、一度見聞きした情報について問われたときは「ただいまお調べいたします」よりも「ただいまご確認いたします」とした方が良いでしょう。

精査する

「精査する」とはあまり聞きなれない言葉ですが、「詳しく細かに調べる」という意味ですので「調べる」と同じ意味で使われるということがわかります。似た意味を持つ「調査する」との使い分け方法としては、ただ単に調べるときは「調査」、精を尽くしてより詳しく厳しく隅々まで調べつくすときには「精査」を用いるようにしましょう。

ビジネスの場に置いて「精査する」という言葉を用いるシーンとして考えられるのは、より詳しく調べたときやそれをお願いするときです。「詳しくお調べいただけますようお願いいたします」でも間違いではありませんが「ご精査のほどよろしくお願いいたします」とお伝えする方が、畏まった場にはふさわしい敬語表現です。

状況に合わせてうまく言い換えましょう

「調べる」の敬語表現や別の言葉での言い表し方についてご理解いただけましたでしょうか。わからないことは決して恥ずかしいことではありません。上司やお客様に聞かれてわからないことがあったら「ただいまお調べいたします」とはっきり伝えられるようにしましょう。

また、状況に応じて言葉を言い換えるのはコミュニケーションを円滑にする秘訣でもありますので状況をうまく見極めて敬語を軽やかに使えるようになりましょう。

初回公開日:2018年04月08日

記載されている内容は2018年04月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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