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「ご覧になる」の意味と使い方・敬語の種類・類語|拝見する

更新日:2024年09月21日

「ご覧になる」という言葉の敬語表現についてご紹介しています。「ご覧になる」は「見る」の尊敬語で、日常やビジネスでもよく使われます。「ご覧になる」には似ている言葉があったり、謙譲語との違いが分かりづらい表現もあり、しっかりと習得しておく必要があります。

動物園での「ご覧に入れましょう」

「中国からやってきたあの珍しい動物を、ご覧に入れましょう」

例えば、遠くからゲストを招いて動物園を案内するというときに、この言葉はゲストに敬意を払う形で使われます。そのため、「ご覧になる」は尊敬語ですが、「ご覧に入れる」は謙譲語であることがわかります。

具体的には、「見せる」の謙譲語が「ご覧に入れる」です。そのほかには「お見せする」という言葉も同じ意味をもつ謙譲語です。

「ご覧になる」の敬語の種類

ここからは、基本に戻り「ご覧になる」という言葉の敬語について詳しく解説します。

尊敬語

尊敬語は、上司や先生など、目上の人に敬意を払う言葉として使う表現です。具体的には、目上の人の行動を表現するときに使います。そのため、自分の行動や自分に近しい立場の人、また友人や知人が主体になる言葉として用いることはありません。

尊敬語は、「お(動詞)になる」というように前後の言葉を変換させて尊敬表現できる言葉もあれば、「ご覧になる」のように、もとの言葉とはまったく別の言葉になることもあります。そのため、一語一語について尊敬表現を習得する必要があります。

「ご覧になる」は「見る」という言葉の尊敬語であるとご紹介しました。前項でご紹介したようなシーンや相手に対して使う表現です。

謙譲語

では、「ご覧になる」のもとの言葉である「見る」の謙譲語は、どういった表現になるのでしょうか。「見る」の謙譲語は「拝見する」「見させていただく」という表現をします。

謙譲語とは、目上の人の行動を立てるために、自分の行動などをへりくだって表現するときに使う言葉です。謙譲語は「(動詞)させていただく」というように語尾の変換で謙譲表現できる場合もあれば、「拝見する」のようにまったく違う言葉になることもあります。尊敬語よりも謙譲語の方が変換の種類が多く、よりマスターするのに時間がかかると言えるでしょう。

丁寧語

「見る」の丁寧語は「見ます」です。丁寧語とは、言葉を丁寧に表現する場合や、相手に敬意を払うために丁寧に伝えるときの敬語です。相手とのコミュニケーションで一番簡単で失礼に当たることが少ないため、丁寧語が一番よくつかわれる敬語です。

マスターしていない尊敬語や謙譲語を無理に用いるよりも、わからないときには無難に丁寧語を使っておくことをおすすめします。

「ご覧になる」の類語・言い換え

では、「ご覧になる」という言葉には、類語や、言い換えできる言葉はあるのでしょうか。

「見られる」

「ご覧になる」という尊敬語の類語として「見られる」という言葉が挙げられます。「見る」という言葉に、尊敬の意味を持つ助詞がついていることがわかります。このように、まったく違う言葉に変換される尊敬語もあれば語尾に「れる」「られる」が付くことで、尊敬の表現になる言葉もあります。

<例文>
・先生は、まったく気にしていないようで、遅れてきた生徒のことをしっかりと見られていました。
・社長は真面目に働いている社員と、そうではない社員をしっかりと見られている。

「目にされる」

「ご覧になる」という尊敬語の類語として、「目にされる」という言葉もあります。「見る」という言葉の類語に「目にする」という言葉があります。その言葉の「する」を尊敬表現に変えて「目にされる」という尊敬語になっています。「(動詞)される」という言葉も、尊敬の表現に変換するときによく用いられる使い方です。

<例文>
・社長は、現場のひどい実態を目にされて、大変驚いていらっしゃいました。

「高覧」

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初回公開日:2018年05月25日

記載されている内容は2018年05月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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