「ご報告いたします」の使い方と例文|言い換えや英語表現についても解説
更新日:2024年09月07日
「『ご報告いたします』ってよく聞くけど、どういう場面で使えるのかな」
「仕事で報告したい時に正しく言葉を使いたい」
このように、「ご報告いたします」という言葉について疑問に思ったことはありませんか?
この記事では、職場の上司や取引先など目上の方に対して、報告する時によく使う「ご報告いたします」という言葉の意味や、使い方について例文などを用いて紹介いたします。
記事を読み、職場で大切な、報告・連絡・相談の1つである報告する時の言葉遣いについて学ぶことで、仕事で関わる人との信頼関係を築くことができるので、効率的に業務を遂行でき生産性も高まります。
報告の言葉遣いに不安な方や慣れている方にも、是非チェックして頂きたいです。
「ご報告いたします」の意味
ビジネスシーンでよく聞く言葉である「ご報告いたします」の基本的な意味について見ていきましょう。
「ご報告いたします」は、上司やクライアントから与えられた業務について進捗状況や結果・内容を丁寧に述べるといった意味のある言葉です。
「報告する」を謙譲語として、「ご報告いたします」に言い換える表現であるため、目上の人に対する言葉であり、文末で使用します。
「ご報告いたします」の使い方・例文
「ご報告いたします」は、私生活ではなく、ビジネスシーンでの電話対応やメール対応、対面対応で使用することが多いです。そのため、業務を与えられてから完了するまでのシーン毎に使い方を理解しておきましょう。
ここでは、4つの例文を用いて、言葉の使い方を具体的に見ていきます。
任務の中間報告で使う場合
任務中は、終了した時だけでなく途中経過として、進捗状況を相手と共有し任務の方向性を確認するために「中間報告」をする必要があります。
例えば、「ご依頼いただきました資料作成について、事前に協議させていただいた内容を反映させて60%程度まで作成しているため、今後も当初の計画通り完了することをご報告いたします。」
中間報告で「進捗率の程度」「計画との相違」「今後の予定」を伝えることで、相手との意識の統一を図っていきましょう。
念のため報告したいことが発生した時に使う場合
任務の中で、当初の計画とは大きく相違はしていないが、相手との方向性が異なる恐れがある場合は、その都度報告する必要があります。その時の報告方法について見ていきましょう。
「ご依頼いただきましたパワーポイント作成で、気になる点がありましたので、念のため記載内容の方向性についてご報告させていただきます。」
念のため報告するのは、相手との認識共有をするための確認であるため、報告内容の意図が伝わるように配慮していきましょう。
問題が発生したときに使う場合
任務を遂行している途中で、当初の計画と相違する問題が発生した場合は、すぐに報告しなければなりません。その時は事実だけを簡潔に報告しましょう。
「大変申し訳ありません。郵送の手配を忘れておりまして、本日までに作成資料を納品することができない状況となりましたことをご報告いたします。現在速達により発送いたしましたので、明日には納品できる予定です。今後同様のことが無いよう、相互確認を実施してまいります。」
自分の誤りは伝えづらいこともありますが、言い訳せず素直に謝罪しましょう。トラブルの内容に合わせて、「どのように対応するのか」「今後の再発防止」について報告することも大切です。
任務の終了を知らせるときに使う場合
任務が終了したときの報告方法について見ていきましょう。
「ご依頼いただきました資料作成について、計画通り完了いたしましたのでご報告いたします。」
任務が終了した場合も報告しなければ、任務の状況を確認することができないため、簡潔に報告していきましょう。
「ご報告いたします」を使うときの注意点
「ご報告いたします」はビジネスシーンで取引相手や上司に対して使用することが多いため、言葉の使い方を間違うと失礼になり関係性を悪くしてしまいます。
伝える相手や方法、シーン毎に言葉を使い分ける必要があるため、注意点について正しい理解をしていきましょう。
返事をするときは「承知しました」もしくは「確認いたしました」とする
初回公開日:2018年10月23日
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