祝儀袋の金額の書き方・中袋なしの場合|縦書き/横書き/数字
更新日:2024年07月01日
祝儀袋に金額を書く時に悩んでしまうのが「也」を書くのが正しいのかと言うことです。調べてみると、昔は也を付けるのがマナーだとされていました。
也は、金額の書き足し防止として書かれていたのですが、最近ではその必要性がなくなってきたため、昔のように也をつけなくても大丈夫になってきました。也は金額の後に書いても書かなくてもマナー違反にはなりません。
中袋なしの場合の祝儀袋の書き方
祝儀袋の多くは中袋が付いているのですが、ポチ袋や中袋だけで上包みが付いていない祝儀袋もあります。この場合は改まったお祝いに使うのではないので、結婚などの正式なお祝いには不向きな祝儀袋になります。
裏側
中袋が付いていない祝儀袋も表側は中袋の付いている祝儀袋と同様に下段には自分の名前を書きます。そして、裏側に金額を書くのですが、金額の書き方は漢数字でもアラビア文字でも構いません。
シーン別の祝儀袋の書き方
祝儀袋は、お祝いの時に用いますが、そのお祝い事にも使うシーンによっ違ってくる場合があります。ここでは、シーン別に使う祝儀袋と金額の書き方をご紹介します。
結婚式
結婚式の祝儀袋には水引きがついた物を選ぶのが一般的です。水引にも種類があり結婚式に用いるものは「結びきり」の水引きになります。結びきりは、結婚やお悔やみごとになどの2度と繰り返してはいけないことに使用します。結婚に使う祝儀袋も間違わないように「結びきり」の水引きを使用するようにしましょう。
結婚式での祝儀袋の金額の書き方は、中袋の種類によるでしょう。最近では、市販で販売している結婚式の祝儀袋はデザインが豊富で可愛らしいステキな祝儀袋が揃えられています。それに伴って中袋には、金額や住所などを横書きで書く欄が印刷されている物が増えてきています。そのため、金額の書き方は横書きになるのでアラビア数字を用いる人が多いです。
お餞別
お祝いとして餞別を贈る場合にも祝儀袋を用います。現金をのし袋や白い封筒に入れて贈る場合が多いです。餞別の表書きで使える用途が、遠方への引っ越しや転勤、または退職や留学などに使えます。使用するのし袋は、新婚旅行の餞別のみ紅白の結びきりの水引が付いた物を使い、それ以外には蝶結びの水引きを使用します。
のし袋への一般的な書き方は、表側の上部に「御餞別」と書き下部に贈る側の氏名を書きましょう。この時に注意しなければいけないのが、自分より目上の人に対して「御餞別」と書くのは失礼にあたるので餞別と同じ意味を持つ「おはなむけ」と上部に書くようにします。
下部の氏名の書き方ですが、連盟で金額を出し合う場合でも3名までならのし袋に指名を並べて書いても良いのですが、それ以上の場合は、代表者の名前を書いて他の人の名前は違う紙に書きのし袋に入れるようにします。
出産祝い
出産祝いで使用する祝儀袋は、のしが付いた祝儀袋を使用します。そして、間違ってはいけないのが水引きです。結婚式で使う水引きは「結び切り」ですが、出産祝いでは「蝶結び」の水引きを選びましょう。
蝶結びの水引きは、お祝いが何度も続いても良いお祝いの時に使うので出産祝いには必ず蝶結びの水引きが付いている祝儀袋を使用するようにしましょう。
書き方ですが、表側の上部には「御祝」と書くのが一般的です。「御出産祝」は4文字になり不吉な数字が入っているので「ご出産祝い・御出産御祝」などにしましょう。
金額の書き方は、通常の祝儀袋の書き方とおなじで、表側に「金〇〇」と漢数字で書き、裏側には住所を書きます。
入学祝い
入学祝いをお金で贈る場合に使うのが祝儀袋です。この場合も出産祝いと同じようにのし袋は「蝶結び」の水引きの祝儀袋を使います。くれぐれも「結び切り」を使わないように注意しましょう。
入学祝いの書き方は、表側の上部に「祝御入学」と書くのが一般的です。しかし、4文字で縁起が悪いと考える人は「祝」と「御入学」の間隔を少し開けて書くようにすると良いでしょう。下部には、氏名を書きます。中袋の書き方は、表側に金額を漢数字で書き、裏側の左側に住所と名前を記入します。
連名での祝儀袋の金額の書き方
初回公開日:2017年12月19日
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