考察の書き方とポイント5つ|意味|レポート|感想との違い
更新日:2024年11月01日
「今回の実験結果で得た最大のメリットとして考えられることは○○です。したがって、今回このような結果を得ることができた理由としては、主に○○が原因であると考察できます。」
③結果からわかるデメリットをまとめる
「考察」については、実験などが成功した場合だけではなく、失敗をした場合でもレポートに書くことが重要な場面があります。
また、成功した時よりも失敗をした時の方が、なぜ失敗をしたのか、デメリットは何かなどの論点を複数の視点から導き出すことができる可能性があるため、より深い考察となりやすいといえます。
例文
「今回の実験が失敗に終わったのは、主に○○に問題があったことであると考察できます。したがって、このような結果を振り返り、今後の実験につなげていくようにします。」
④どんな人に向けて何を伝えたいのか明確にする
「考察」に限らず言えることとして、論文やレポートを書く際に、誰に何を伝えたいのかをまずは明確にしておくことが大切です。
とくに、「考察」は、物事を明らかにするために十分に考えたことを述べる部分であるため、誰に何を伝えたいのかを明確にしておかなければ、分かりにくい文章になりかねません。
例文
「今回実施した10代から20代を対象としたアンケート調査の結果にに基づいて、現代の若者文化について自分なりの考察を10代から20代の若者に伝えたいと思います。」
⑤考察で新しい事実を書かない
目的や結果によって得た事実について、考察で考えることが大切です。したがって、考察の書き方として大切なことは、結果に基づいた内容であるかということになります。
また、考察を述べる際に、目的や結果とは関係性がない論議や他の問題を提示するなど、新しい事実や他の話を持ってこないようにすることもポイントです。
あくまでも、考察で考えるべきことは、目的や結果部分にすでに書いてあることでなくてはいけません。
例文
「今回の実験において、このような現象が起こったのは、○○と○○が反応を起こしたためであると考察します。したがって、このような反応がなぜ起こったのかを調査していきます。」
初回公開日:2017年08月18日
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