異動挨拶メールの返信マナーと例文|心のこもった内容にするコツ
更新日:2024年06月26日
異動の挨拶メールが届いた際の返信例
異動の挨拶メールが送られてきた際には、その相手によってメールの内容を変える必要があります。今後も付き合いが続いていく相手ですから、失礼のないよう、なるべく早急に返信しなければなりません。また異動メールは社内だけでなく、社外からも送られてくることがあります。
さらに組織が大きい場合は、会ったことがない相手からも異動の挨拶メールが送られてくることもあります。そういった相手によって、どのような返信をすればいいのか、文例をあげて詳しくご紹介します。
社内での挨拶メール・相手を知らない場合の返信例
○○さん(役職名があるときには役職名、ない場合は○○さん)
お忙しい中異動のご連絡をお送りいただきまして、ありがとうございます。
○○さんとはお仕事をご一緒させていただいたことはありませんでしたが、○○部の活躍はよくこちらでも話題になっていました。
新しい営業所では、慣れるまで大変かと思いますが、○○部での経験を生かし、その実力を発揮されますことを心よりお祈りいたします。
また今後お仕事をご一緒させていただきます際には、ぜひよろしくお願いいたします。
○○部 ○○
社内での挨拶メール・上司からのメールの返信例
○○部長(役職があれば役職名、ない場合は○○さん)
お忙しい中異動のご連絡をいただきまして、ありがとうございます。
これまで○年間、大変お世話になりました。
○○部長には仕事で様々なサポートや助言をいただき、助けていただいたこと
心より感謝しております。
これからもその言葉を心に刻み、精進していくつもりです。
本当にありがとうございました。
新しい部署に行かれましても、益々ご活躍されますことをお祈りしております。
今後ともご指導ご鞭撻、どうかよろしくお願い申し上げます。
○○課 ○○
社外からの挨拶メール・取引先からのメールの返信例
株式会社○○○○
○○課 ○○様
日ごろは、お世話になっております。
株式会社○○○○の○○でございます。
このたびはご丁寧に異動のご連絡いただきまして、
誠にありがとうございました。
弊社を担当していただいた間、大変スムーズにお仕事をさせていただきました。
改めて感謝申し上げます。
今後は、新しい部署におかれまして、
○○様が益々ご活躍されることをお祈りいたしております。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
株式会社○○○
○○課 ○○
返信の構成について
異動の挨拶メールの返信は、相手によって呼びかけなどを変える必要がありますが、共通して書く必要がある返信の構成は、「異動メールを送ってもらったことへの感謝の言葉」、「お世話になったことへの感謝の言葉」、「今後の活躍を祈る、また今後とも付き合いが続くことを祈る」この3つを取り入れて書くようにしましょう。
また相手が年下であっても、メールの返信は文書で書く挨拶文と同じく丁寧にすることが必要です。
心のこもった内容にするためのコツ
異動の挨拶メールにただ返信するだけでは、ありきたりなメールになってしまいますが、ほんのすこし付け加えるだけで心のこもったメールにすることが可能です。そこで、他のメールよりも気持ちが伝わるメールにするためにも異動の挨拶メールの返信時に、ぜひ付け加えたいことをご紹介します。
エピソードを添える
社内で仕事に関わりがあった場合や、社外で担当してもらっていたなど、なにかしらのつながりがある場合は、具体的に「在籍されていた○年」「担当していただいていた○年」と書き添えましょう。上司であれば一緒に仕事をした期間をあげて、「長いように思えてあっという間でした」と書くだけでも、丁寧な印象を与えます。
単に「短い間でしたがお世話になりました」という書き方だと、異動する相手から「こちらはそう短くもなかったのに…」と挨拶を軽く見られてしまったと受け止められてしまうこともあります。
感謝の気持ちを添える
異動する相手と仕事で関わりがあったり、指導をしてもらったことなど、相手への感謝の気持ちを添えましょう。具体的な話をあげると相手にも自分を思い出してもらえますのでおすすめですが、エピソードには注意が必要です。できるだけ明るい話や前向きなものを選びます。
エピソードを付け加えるのが難しければ、簡潔に感謝の気持ちだけを書いても構いません。それでも単なる挨拶になってしまわないよう、「○○のような○○部長には本当に感謝してもしきれません」といった風に、付け加えると印象が残ります。
ただし社外の取引先とのメールの場合は、社外秘に関わることもありますので、具体的なことは控え、感謝の気持ちだけを書くように気をつけましょう。
異動する人を知らない場合は応援のメッセージを贈る
一斉メールなどで、関わりのない相手から異動の挨拶メールをいただいた場合、どう返信すればいいのか悩んでしまいますが、メールをわざわざ送ってくれたことへの感謝の言葉と共に、新部署や新天地へ向かうことへの応援の気持ちを添えるだけで構いません。
自分が同じ立場に立ったときに、どう言われたら元気づけられるか、考えながら書き添えてみましょう。一斉送信している異動の挨拶メールだから、とこちらもそっけなく返すのはやめておきましょう。
初回公開日:2017年07月14日
記載されている内容は2017年07月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。