FYIは使うと失礼になる?使い方や類義語・その他の略語も紹介
更新日:2024年09月16日
メールなどの文面でFYIという単語を目にしたことはありませんか?
ビジネスシーンではこのような略称が使用されることもあるため、単語の意味を知らなかったせいで相手に失礼な行為をする可能性も否めません。
本記事では失礼な行為にあたらないFYIの正しい使い方や類義語、その他の略語を紹介しています。
失礼な行為をする可能性を無くすためにも、まずは記事の内容をチェックしてみましょう。
そもそもFYIって?
海外のオフィスや外資系企業のビジネスシーンにおいて、さまざまな略称が使用されています。
その中でも、FYIという略称を一度は目にしたことがある人も大勢いるでしょう。
略称の正しい意味をわからないまま仕事を進めてしまうと、いざという時に失礼な使い方をする可能性もあります。そうならないためにも、どういった意味がある略称なのか理解しておく必要があるでしょう。
ここからはFYIの意味について紹介します。
FYIの意味
FYIには「ご参考までに」という意味があり、「for your information」の略称にあたります。主に参考資料や情報など、本文にくわえて相手に共有したい内容を交えて紹介する場合に使われることが多いです。
英語圏などでは相手に用件のみを伝えたい場合に件名のみに「FYI」と記入して、本文は記入されていない使われ方もしています。もし相手からこのようなメールが送られてきた場合は、基本的に返信不要の内容と考えても良いでしょう。
FYIの読み方
FYIは基本的に文面で使われることの多い略称ですが、これを発音する場合は「フワイ」や「エフワイイー」と読むのが一般的です。
FYIは書き言葉として使われることがほとんどのため、実際に口に出して使われる機会はほとんどありません。話し言葉として定着しているわけではないため、どちらの読み方をしても間違いではないということになります。
あえて口に出して使わなければいけない場面がある場合は、周囲の人たちの読み方に合わせてみる方法や、自分自身が読みやすい方を使うなど、臨機応変に対応すると良いでしょう。
FYIとFYRの違い
FYRは「For Your Reference」の略称で、意味はFYIと同じく「ご参考までに」にあたります。両者とも同じ意味を持っていますが、内容の重要性が大きく異なります。
FYRを使われている内容の場合であれば重要度が低い内容、FYIの場合は重要度が高い内容に使われることがほとんどです。
ただ、実際のビジネスシーンではここまで細かく使い分ける場面もあまりないでしょう。そのため、FYRを使うことなくFYIで統一されていることが多いでしょう。
海外のビジネスシーンでは使われることがある略称のため、あわせて覚えておくと良いでしょう。
FYIの使い方と例文
前述したように、FYIはビジネスシーンでは文書において使う機会の多い略称でもあるため、正しい使い方を理解しておけばより潤滑に仕事が進められるようになるでしょう。
逆に間違えた使い方をしてしまうことで、相手に対して失礼な行為になる可能性もあるため注意が必要です。
そこで、ビジネスシーンでFYIという略称はどのような形で使われるのが一般的なのかを紹介します。この使い方を理解しておけば、相手に対して失礼な使い方をする心配もなくなるでしょう。
実際のビジネスシーンを想定した例文も交えて紹介するため、自身の立場を想定しつつ参考にしてみてください。
メールでの使い方
FYIをメールで使用する場合は、前置きとして使うことが一般的です。それ以外にも、相手に要件だけを伝えたいメールを送信する場合や共有したい内容のメールを転送する場合などは、タイトルにFYIと記入するケースもあります。
FYIを使用した上で文章を作成すると、以下のようになります。
・【例】FYI, The planned document to use at the tomorrow's meeting is this.(参考までに、明日の会議で使用する予定の資料はこちらです。)
本文タイトルで使用する場合は、FYIに続けて「参考資料」や「昨年のデータ」など、わかりやすい一言を添えると良いでしょう。
返信不要の意味合いも
前述したように、FYIは相手に対して情報共有したいデータなどがある場合に使用されるケースがほとんどです。その上で、相手がメールなどに対して返信する手間を省きたいという意図も含まれています。
そのため、基本的にはFYIが使用されているメールなどに対しては返信する必要はありません。とはいえ、FYIが記載されたメールに対して返信することは失礼な行為になるということでもありません。
提供してもらった情報が有益だった場合や相手と円滑な関係を築きたい場合など、状況に応じてお礼の返信などはしても良いでしょう。
相手は大切なビジネスパートナーでもあるため、状況に応じてうまくやり取りするよう心がけてください。
会話での使い方
初回公開日:2023年05月10日
記載されている内容は2023年05月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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