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クレペリン検査のやり方とコツ・対策や練習方法|解き方/時間

更新日:2024年09月23日

多くの企業などの採用試験で利用されているクレペリン検査について、どのような試験なのか、どのように解くのか、検査のコツについて紹介しています。クレペリン検査で何がわかるのか、どのような判定ポイントがあるかなども紹介しています。

クレペリン検査のやり方は?コツは?

クレペリン検査とは?

クレペリン検査とは、就職活動の時に行われる適性検査の1種です。正式名称は「内田クレペリン精神検査」といいます。1列に並んだ1桁の数字の足し算を繰り返し、1分経ったら次の列を解くというのを繰り返していく検査です。

この検査は、性格検査の検査方法の「作業検査法」の代表として利用されています。特長として、受験者の回答が歪曲されにくいこと、また検査の実施が容易で多くの受験者に対して短時間で検査が実施できることです。

この検査でわかることは、個々の性格や行動や能力です。この検査をすることで職業適性をみることができるので、多くの企業や自治体などの採用試験で実施されています。

クレペリン検査の解き方は?

クレペリン検査の解き方は、隣り合う数字を足して下1桁の数字を隣り合う数字の間に記入していきます。これを1分ごとに行を変えながら解いていきます。ひたすら足し算をしていく検査です。

クレペリン検査の時間配分は?

クレペリン検査の時間配分は、まず前半に15分計算をしたあと休憩を5分はさみます。さらに後半15分計算します。クレペリン検査の合計時間は35分です。行を変えるときに合図のアナウンスは1分ごとにあります。アナウンスが入ったら、作業中の行がすべて終わらなくても次の行に取り組みます。前半15回、休憩をはさみ後半15回取り組み、合計で30回繰り返します。

クレペリン検査のコツと対策は?

まず、クレペリン検査はどのように判定されるのかを説明します。

クレペリン検査の判定ポイントは、「作業量」「曲線類型」「理想曲線」「性格」です。この4項目から精神分析判定が行われます。「作業量」からは一般的な処理能力があるのかどうかの処理能力の高さがわかります。「曲線類型」からは検査対象者の適性がどのような適性があるのかがわかります。「理想曲線」からは普通の人と同じなのかがわかります。性格や適性に偏りがないかを見ます。

「性格」に関しては、発動性・可変性・亢進性という3つの方面から解析されます。発動性は、物事への取り掛かりがスムーズかどうかです。可変性は、物事を進めるときにどのくらい気分に左右されるか、またどのくらい行動が変化するかというところが見られます。亢進性は、物事を進めるときにどのくらい勢いがあるのかが確認されています。

この判定ポイントを知ることで検査のコツをつかめます。

クレペリン検査は練習するとよい?練習方法は?

このクレペリン検査は、練習をすることによって点数を伸ばすことができます。点数の良し悪しを見る検査ではないですが、処理能力の高さをアピールするには練習しておくとよいです。

まず計算スピードを上げるために日頃から暗算の練習をするとよいです。暗算力は短期間で向上しません。日頃から暗算の練習をしておくことで処理能力の向上にもつながります。暗算力を高めることもクレペリン検査のコツです。

練習方法は紙媒体でもよいですが、エクセルなどを活用して練習するのもよいです。また、練習用のアプリなどもあるので、そういうのを活用するのもよいでしょう。練習をすることで問題にも慣れます。たくさん練習することでクレペリン検査のコツをつかむことができます。

クレペリン検査のコツは?

クレペリン検査のコツは、ひたすら練習することです。そして、誤答数を減らすことです。誤答数も判定のポイントとなります。簡単な間違いを減らすために毎日練習をするということは大切です。

また、作業曲線にも意識するようにすると定形曲線に近づけることができます。これもクレペリン検査のコツです。前半と後半の最初の1分の能力を上回らないように注意するとよいでしょう。作業量は最初が多く、中間は少なく、終盤は少し作業量を増やすように調整するのもよいです。

クレペリン検査のコツは後半です。後半のほうが判定が厳しいです。後半の作業量をこなすことが期待されているからです。また多少の誤答は気にせず、次の計算をすることもクレペリン検査のコツです。誤答を気にしているともたついてしまい、作業量が減ってしまいます。雑念や作為などは考えず、専念することもコツです。

クレペリン検査でしないほうがいいこと

クレペリン検査ではしないほうがいいことがあります。まずは消しゴムを使わないことです。クレペリン検査は時間との闘いのため、間違いがあったときに消しゴムを使っていると時間がなくなってしまいます。もし、間違えてしまったときは鉛筆で塗りつぶしたり、バツをつけて飛ばすのもクレペリン検査のコツです。

次にしないほうがいいことは、前の行に戻って計算をしないことです。計算途中で行が終了したときには、次の指示があるまでは次の行の計算をし続けます。クレペリン検査では行の後戻りはしないのもコツです。これを守らないと正確な検査結果が出ないことと、故意に結果を操作しようとしたと思われてしまいます。指示に従うこともクレペリン検査のコツです。

本来の力が出せるようにしないほうがいいコツも知っておくとよいでしょう。

クレペリン検査の非定型はどんなの?

クレペリン検査の理想型は、前半がU字で減少していき、後半は作業量が多くなるが回復することなく減少するものです。また作業量が極端に低くなく、誤答がほとんどないのが正常の人の結果です。

逆に非定型は、誤答が多かったり大きな落ち込みや突出、はげしい動揺や動揺の欠如があるものです。また、後半における作業量が下落していたり、後半の初めが著しく出不足や作業量の著しい不足なども非定型の特徴です。また、曲線範囲の過大も非定型の特徴となっています。これを頭に入れておくのもクレペリン検査のコツです。

非定型であるということは、職業に適していないまたは採用基準に値しないと判断されてしまいます。できるだけ非定型にならないように練習を重ねてクレペリン検査のコツをつかむとよいでしょう。

クレペリン検査のコツに関する本は?

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初回公開日:2018年02月16日

記載されている内容は2018年02月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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