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「お世話になりました」の意味や使い方|例文や言い換え表現も解説

更新日:2023年12月15日

「お世話になりました」の正しい意味や使い方を理解できているでしょうか。本記事では、「お世話になりました」の意味と使い方について例文を交えて解説しています。すでに「お世話になりました」を使っているという方も自分の使い方が正しいか確認する意味で一読してみましょう。

顧客に対して「お世話になりました」を使う場合は、現在も関係が継続している相手には使わず、以前取引や付き合いがあった相手に対して使いましょう。

現在も関係性が継続している相手の場合も、ピンポイントの作業や会議などを指して使う場合は「お世話になりました」を使っても問題ありません。街で偶然会ったときは、関係性が継続している相手には「お世話になっております」を使います。

例文

  • (以前取引のあった相手に対して)その節はお世話になりました。
  • (取引が継続している相手に対して)本日の会議では、いろいろご尽力いただきありがとうございました。大変お世話になりました。

メール・手紙でお礼の気持ちを伝える場合

メールや手紙などの文書でも「お世話になりました」というフレーズをそのまま使えます。相手に面倒をかけてしまったことに対する感謝の意と一緒に書き綴りましょう。

例文

  • 先日のイベントでは大変お世話になりました。イベントの成功は〇〇さんのご尽力によるものと感謝しております。
  • 前回帰省した際は、いろいろなところに連れていっていただいて、大変お世話になりました。

口頭でお礼の気持ちを伝える場合

「お世話になりました」は、口頭でも文書でも使えるフレーズなので、対面でお礼を述べるときにも感謝の気持ちを伝える言葉のひとつとして使えます。

形式的な挨拶として使うときは「お世話になりました」だけで構いませんが、感謝の気持ちを伝えるときは、感謝やお礼の言葉とあわせて使いましょう。

例文

  • 前回の打ち合わせではお世話になりました。
  • あのときは大変お世話になりました。すごく感謝しています。

電話でお礼の気持ちを伝える場合

電話でお礼の気持ちを伝えるときにも「お世話になりました」を使えます。ただし、形式的な挨拶として使う場合は、過去形である「お世話になりました」ではなく、「お世話になっています」や「お世話になります」の方が適切です。

例文

  • どうもお世話になりました。
  • (形式的なあいさつ)いつもお世話になっております。

「お世話になりました」を使用する際のポイント

「お世話になりました」と同じようによく使われる「お世話になります」という言い方は、「お世話になりました」とは使い方が異なるため、混同しないように注意が必要です。

また、「お世話になりました」は過去形で表現されているため、過去にお世話になっているという実績が必要な使用場面もあります。過去を語る以上、初対面の人に対しては使えないという点でも注意が必要です。

ここでは、「お世話になりました」を使う前に知っておきたい使用上のポイントについて解説します。

  • 初対面の人には使わない
  • 目上の人に使える
  • 「お世話になります」とは混同しない

初対面の人には使わない

「お世話になりました」を使うときは、「お世話になった」という事実があり、現在には継続していないときです。初対面の人に対して「お世話になりました」を挨拶始めに使うことはできません。

初対面の人に対していきなり「お世話になりました」や「日ごろからお世話になっております」といっても「いつお世話したのだろう」という疑問を生むことになってしまうためです。

ただし、初対面の人とひと時過ごして「お世話になった」事実が生じたあとの、帰りがけの挨拶で使うことは問題ありません。

目上の人に使える

「お世話になりました」は丁寧表現としての敬語の形式になっているため、目上の人に対して使うことも可能です。取引先の担当者に対して担当替えなどのあいさつをする場合は、「お世話になりました」は正しい使い方といえます。

ただし、とても良く面倒を見て頂いた取引先にお別れのあいさつをする場合は、より直接的に感謝の気持ちを伝えたり、一言付け加えたりした方が丁寧な対応になります。「お引き立て頂き感謝しております」や「今までお世話になりありがとうございました」などを使ってみましょう。

「お世話になります」とは混同しない

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初回公開日:2017年08月29日

記載されている内容は2017年08月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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