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敬語として「お大事にしてください」は正しい?使い方や例文・類語も紹介

更新日:2024年07月12日

ビジネスシーンで誰かに気遣いを見せなくてならない場面に立ち会うことは多いです。この記事ではそんな場面で活躍する「お大事にしてください」を様々なパターンでの活用法を紹介します。より良いコミュニケーションの実戦にお役立てください。

相手を思いやる気持ちをより一層込めることのできる言葉です。

一般的にあまり使われることはありませんが、「かばう」「いたわる」「大事にする」という意味が込められています。漢字表記だと「厭(いと)う」ですが、メールや手紙では、平仮名で「いとう」表記するのが一般的です。

「お身体をおいといください」のように使います。

「静養なさってください」

お見舞いの時に使える定番の表現です。

静養は「健康回復のために心身を静かに落ち着け休ませる」という意味の言葉です。病気やケガ等の相手に対して体を休めてもらいたい時に使います。

仕事の同僚相手ならば「気にせずにゆっくり休んで」という意味も含まれます。

「お体に気をつけてください」

体調を崩しやすい季節の変わり目の時期に、相手を気遣う時など身近なコミュニケーションの場面でよく使います。ある程度親しい間柄の目上の人に対して使うのが適切です。

「お体にお気をつけてください」と「お」を付け加えることや「くれぐれも」「どうぞ」といった言葉を添えることでより丁寧さがより伝わるでしょう。

既に体調を崩している相手には不適切な表現になります。

「ご自愛ください」

相手の健康を気遣い、労りの気持ちを表した言葉です。

今現在ケガや病気で体調を崩している相手には使えません。「自愛」という言葉にはその身を大切にすること、健康状態に気をつけるという意味があります。なので「ご自愛ください」は「体調を崩さずに健康を保ってください」という意味合いになります。

「ご自愛ください」は相手が老若男女関係なく使うことができる表現で、メールや手紙でも相手の健康を気遣う結びの言葉として使うことができます。

「養生なさってください」

病気やケガで休んでいる相手に対して使える表現です。

病気等を治すためにしばらく休息の時間が必要になる時があります。その時には本来の元気を取り戻すために、回復に努めてほしいという意味を込めて「養生なさってください」と伝えるとよいでしょう。

相手の年齢や立場を問わずに使うことができます。

「お労りください」

相手の健康を強く願う場面では最適な言葉です。

労りには心から大切にすること、気にかけることを意味しています。「お大事になさってください」よりも相手を思いやる気持ちが表現できます。

メールや手紙の最後に添えるフレーズとしても使うことができます。

「お大事にしてください」の尊敬表現

「お大事になさってください」が正しい使い方です。

「なさって」は「する」の尊敬語。「ください」は相手に何かを要望する丁寧語。この2つの言葉を使うことでとても丁重な物言いが表現されています。

「なさる」は「する」の尊敬語で、「ください」と丁寧語で終わっているため、立場や年齢が上の人に使っても失礼にはなりません。

出典: https://domani.shogakukan.co.jp/462965 |

「お大事にしてください」の英語表現

「お大事にしてください」を英語に翻訳するといくつかの候補があります。その候補の一例を紹介します。

ビジネスシーンや日常で使うことは少ないかもしれませんが、上司が海外での経験が長い方等、いざという時のために簡単な言い回しだけでも記憶に留めて置くと良いでしょう。

「I hope you’ll get well soon.」

体調がすぐれない相手に対して、早く良くなって欲しいという意味で使います。

特に目上の人に対して用いる丁寧な表現になります。

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初回公開日:2017年11月10日

記載されている内容は2017年11月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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