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「心配してくれてありがとう」の敬語表現・使い方と例文

更新日:2023年11月16日

誰かに心配してもらって「心配してくれてありがとう」と伝えたくなることって多々ありますよね。ですが、敬語で伝えるとなると悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。こちらではそんな時に「心配してくれてありがとう」を敬語ではどう伝えられるのかについてご紹介します。

「心配してくれてありがとう」って敬語でどう伝えるの?

自分や身近な人が怪我や病をしてしまった、あるいはトラブルに巻き込まれた、そのような時、「大丈夫ですか?」と心配してくれる人がいてくれることはありがたいことです。心配してくれてありがとうと、誰しも心配してくれた方に伝えたいと考えるでしょう。

しかし、いざ伝えようと思ったとき、その伝える相手が目上の方だったり、ビジネスの場で伝えるとなったりしたら、どんな敬語を使って「心配してくれてありがとう」と伝えたら失礼に当たらないか、不安になる方も多いのではないでしょうか。

今、「心配してくれてありがとう」と伝えたい方も、そのような時どう言うんだろうと疑問にお思いの方も、ぜひ参考にしてみてください。

丁寧語では「ご心配ありがとうございます」

職場の同僚に対してであったり、少しかしこまった場面であった場合など、単に丁寧な言葉で「心配してくれてありがとう」と伝えたい場合は、「ご心配ありがとうございます」と言いましょう。

「ご心配」の「ご」は、相手の方の「心配してくれた」という行為に対して尊敬する意味付けの接頭語です。それに加えて、「ありがとう」に「ございます」と丁寧語をつけることで、丁寧な言い回しになります。

「心配してくれてありがとう」の敬語での使い方

丁寧語での「心配してくれてありがとう」の言い方を知って、「これ以上の言い方はないのでは?」と思われると同時に、「そもそも丁寧語=敬語ではないのか?敬語とは?」と、困惑している方もいるでしょう。

この項では、そもそも敬語とは何かについて説明いたします。

敬語の種類

敬語は3種類に分類されます。

単に丁寧にものを言いたい時は「丁寧語」

一つ目は、先ほどご紹介した「丁寧語」です。

こちらは話し手が聞き手に対して敬意を表したり、改まった気持ちでものを言う時に使う言葉遣いです。口語の「です」「ます」「ございます」などが丁寧語に当たります。また、「お散歩」「お茶」「お菓子」の「お」も丁寧語に分類されます。敬語の中で一番多く日常に使われる敬語です。

相手に敬意を示したい時は「謙譲語」

二つ目は、「謙譲語」です。

こちらは話し手が聞き手や話中の人に対して敬意を示すために、自分や自分の側にあると思われるものや動作などを、あえてへりくだって言う言葉遣いです。

自分の立場を下に見せることで、相手を立てる言い回しとも説明できます。こうした性質から、謙遜(けんそん)語とも呼ばれます。「〜いたします」「うかがう」「存じ上げる」などが、謙譲語に分類される敬語です。

目上の方に使う時は「尊敬語」

三つ目が「尊敬語」です。

話題になっている人やその存在、行為や状態など、その人に関わるものに対して話し手が敬意を表す時に使う言葉遣いです。

この説明だけですと、先ほどご紹介した「謙譲語」にも似ています。しかし、「謙譲語」が自分がへりくだることで相手に敬意を示すのに対して、「尊敬語」は自分をどう見せるかは関係なく、相手を尊敬し立たせることができる言葉であることに違いがあります。

敬語の中でも特に自分より目上の方に使う言葉と言えるでしょう。

例えばどう使うの?

今回の「心配してくれてありがとう」というフレーズを例に考えてみましょう。まず、「丁寧語」で「心配してくれてありがとう」と言う場合には、前述のとおり「ご心配ありがとうございます。」と言います。

では謙譲語では?

次のページ:「心配してくれてありがとう」を敬語表現するときの例文

初回公開日:2018年03月30日

記載されている内容は2018年03月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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