「足りない」の敬語表現・足りないの使い方と例文・別の敬語表現
更新日:2024年08月19日
例文1「あの部署には、○○君でなくても△△君で充分事足りる」とおもっても口に出してはいけません。その場合は○○君の名前が出さず、「あの部署には、△△君が適任で、何の問題もありません」と言い帰ることで、誰も傷つけません。相手を傷つけないのが一番のマナーです。
事足りるの結論
つまり「事足りる」は、人に対しては使えません。まして目上の人に使う敬語も、存在しません。無理に「おうとして目上の人に、「あなた(目上の人)は、最低限の能力しか持っていません」ということになるのですから、敬語で表現することは不可能で、「事足りる」は、ネガティブ表現でもありますから敬語には不向きです。
「足りない」の別の敬語表現例
上記で「事足りる」を重点にお話ししました。これは「足りない」の反対語になるため、あえて考えてもらうためです。「足りる⇔足りない」は使い方がとても難しい言葉だからです。敬語として、この言葉として使う場合には、相手の受け取り方によっては誤解を生じかねません。注意してください。
不十分
足りないとは「役不足」でもあり「不十分」との意味も含まれます。
・例文1:私には役不足につき、到底リーダーが務まりそうにありません。
・例文2:○○さんにはこの仕事を任せるということが、役不足なことは承知しています。
例文1の「役不足」とは「本来の本人の能力より重要な仕事や役割を与えられている」ということを指しています。しかし、「役不足」とは、例文2に見るように「その人の本来の能力より軽度の仕事などを与えられる場面」で使われることが多いことばで、力量的に足りない状況下で使用されます。
足りないの敬語表現の場合の気を付けたい注意点
「足りる」「足りない」の言葉は、生活の中で普通に使われ続け、定着した言葉でもあります。しかし、相手を敬う場面で敬語表現となるとかなり困難な言葉です。ビジネスマナーの基本である、敬語をしっかり身につけることは重要なことです。最後までお付き合いいただきありがとうございました。ビジネスマナーの基本である敬語をマスターしましょう。
初回公開日:2018年03月23日
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