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「お日にち」の使い方と例文・敬語の種類・お日にちの別の敬語表

更新日:2024年03月05日

「お日にち」は相手の予定を聞く時などによく使う敬語です。この機会に正しい使い方を押さえておきましょう。「お日にち」は「日にち」の尊敬語です。使い方によっては間違った敬語表現になってしまうこともあります。「お日にち」の正しい使い方を解説します。

ご希望のお日にちは

相手の希望を聞いてから予定を折合わせたいような場面では「ご希望のお日にちは」などの言葉で相手の予定を聞きます。

「それでは面接の日程を決めさせていただきたいと思います。ご希望のお日にちはありますか」、「次のご予約を今お決めいただきたいのですが、ご希望のお日にちはございますか」などの使い方をします。

「お日にち」の間違った使い方

「お日にち」は尊敬語です。このため、自分の予定に対して「お日にち」という言葉を使うと間違いになります。

「6月の予定を教えてください」「空いているお日にちは10日と15日だけです」は、間違った敬語表現です。「空いている日は」が正しい表現になります。

ただし「担当させていただきます田中です。貴殿の面接のお日にちは6月24日に決まりました」などは、「面接の日程」は担当者の予定でもありますが、相手の予定でもあるため正しい敬語表現です。

敬語「お日にち」の類語の敬語

「お日にち」以外にも相手の予定を聞くときに使う言葉は多数あります。「お時間」「ご予定」などです。相手の予定を尋ねる場面で使う言葉とその敬語表現をご紹介します。

お時間

「お日にち」は「その日が空いているか」というような事柄を相手に尋ねるときに使います。「一日開けてもらう必要はない」あるいは「日はいつでも構わないから時間を取って欲しい」などを相手に伝えたい場合は「お時間」という言葉を使います。

「ご相談したいことがあるのですが、今お時間よろしいでしょうか」「少しだけ、お時間よろしいですか。アンケートにご協力をお願いいたします」「ご連絡ありがとうございます。今後の流れをご説明したいのですが今お時間よろしいでしょうか」などの使い方をします。

お暇

「暇な日はあるか」「暇な時間はあるか」と尋ねたい場合は「お暇」という言葉を使います。

「おもしろい本ですので、お暇な時間があれば読んでみてください」「8月にお暇な日はありませんか。飲みに行きましょう」「見たい映画があるんですが、もしお暇なら一緒に行きませんか」などの使い方をします。

「お暇」には、「無理にそのために時間を作ってもらう必要はない」というニュアンスがあります。

ご予定

「ご予定」は「お日にち」という言葉を使うのと似通った場面でよく使います。「空いているお日にちを教えていただけませんか」は「ご予定が空いている日を教えていただけませんか」に言い換えることができます。

「6月24日に同窓会を開きます。ぜひ参加いただきたいのですがご予定はいかがでしょうか」「今日、仕事が終わった後予定はありますか」などの使い方をします。

ご都合

「ご都合」は相手に予定があるかどうかを聞く場面で使います。

「6月24日に同窓会を開こうと思っているのですが、先生のご都合いかがでしょうか。このお日にちではご都合が悪いようでしたら、別の日にいたします」、「歓迎会ですが他のメンバーはいつでもいいそうですので、開催日程は部長のご都合に合わせます。ご都合のよいお日にちを教えていただけますか」などの使い方をします。

予定を聞く場面でよく使う敬語表現

「お日にちはいつがよろしいでしょうか」など、相手の予定を聞く場面で、より丁寧な表現にするために使われる言葉があります。

「お忙しいとは存じますが」「ご多忙のところ恐れ入ります」などです。これらはクッション言葉と呼ばれています。これらの使い方をご紹介します。

お忙しいとは存じますが

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初回公開日:2018年03月08日

記載されている内容は2018年03月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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