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「お日にち」の使い方と例文・敬語の種類・お日にちの別の敬語表

更新日:2024年03月05日

「お日にち」は相手の予定を聞く時などによく使う敬語です。この機会に正しい使い方を押さえておきましょう。「お日にち」は「日にち」の尊敬語です。使い方によっては間違った敬語表現になってしまうこともあります。「お日にち」の正しい使い方を解説します。

「お忙しいとは存じますが」は相手に「こちらのために時間を割いてもらえないか」と頼む場面などでよく使われます。

「お忙しいとは存じますが、セミナーにご参加いただけませんでしょうか。こちらのお日にちに開催いたします」、「同窓会を開こうと思っています。お忙しいとは存じますが皆さまぜひご参加ください」などの使い方をします。

時間を割く

「時間を割く」はこちらのために時間を使って欲しいと伝える時によく使われる表現です。
「お話ししたいことがあります。少しお時間を割いていただけませんか」などの使い方をします。

ご多忙のところ

「ご多忙のところ」は「お忙しいところ」と同じような使い方をします。

「ご多忙のところ恐れ入ります。3月10日に全社会議を行います。皆さまご参加くださいますようお願いいたします」「3月3日に、社内の交流を深めるために食事会を開催します。ご多忙とは存じますが、皆さまぜひご参加くださいませ」などの使い方をします。

恐れ入ります

「ご多忙のところ恐れ入ります」「お忙しいところ恐れ入ります」「恐れ入りますが、空いているお日にちを教えていただけますか」など、丁寧な表現にしたいという場合「恐れ入ります」というクッション言葉がよく使われます。

「恐れ入ります」は、「感謝の気持ち」や「申し訳ないという気持ち」を表す言葉です。

「恐れ入ります。次のご予約のお日にちはいつになさいますか」「恐れ入ります。少しお時間宜しいでしょうか」などの使い方をします。

「お日にち」と「ご予定」の違い

「お日にち」という言葉で聞くことができるのは「日程」です。「お日にちはいつになさいますか」などの使い方をします。

「ご予定」は、「日程」を指す場合もありますし「相手の都合」を表す場合にも使います。「明日のご予定は」「クリスマスのご予定はお決まりですか」などの使い方をします。

「お日にち」という表現は「予定」の中の「日程」を詰めたいという場面で使います。「食事会の予定を決めておきたいのですが、お日にちはいつがいいですか」などの使い方をします。

「お日にち」と「ご都合」の違い

「ご都合が悪い日はありますか」「ご都合の良い日を教えてください」などの使い方をします。このように「都合」は「良い」「悪い」で言い表せます。「都合」という言葉は他の予定との折り合わせのことを意味しています。

「飲み会を開こうと思っているのですが、ご都合はいかがですか」は、「飲み会」と「他の予定との折り合わせ」は良いか悪いか、を聞いています。

「お日にち」は「日にち」の尊敬語ですので、この言葉で「他の予定との折り合わせ」について相手に尋ねることはできません。

「お日にち」の敬語表現を使いこなそう!

「お日にち」は「日にち」の尊敬語です。相手に「どの日が良いか」「どの日なら空いているか」などを尋ねるときに使います。

「ご予約のお日にちはいかがいたしましょうか」「同窓会を開くので、6月の空いているお日にちを教えていただけますか」などの使い方をします。

「お日にち」は尊敬語のため自分の予定には使いません。「予約させていただいているお日にちの変更をお願いしたいのですが」は間違った敬語表現です。「日にちの変更を」と言うのが正しいです。

「お日にち」の敬語表現を押さえて使いこなせるようになりましょう。

初回公開日:2018年03月08日

記載されている内容は2018年03月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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