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「見たい」の敬語表現・見たいの使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年04月06日

今回は「見たい」についてご紹介してます。資料だったり、相手の商品だったり仕事においても何かを見たいときはあります。その時の敬語表現は大丈夫ですか。実はこの「見たい」の敬語表現なかなか奥が深いです。ぜひ読んで日々の仕事などに活かしてください。

謙譲語

・切符を拝見させていただきたいのですが、よろしいですか。
・念のためにご本人様確認ができるものを拝見したいのですが、何かお持ちですか。

丁寧語

・最新の映画が見たいです。
・ニューヨークに行ったら自由の女神を見たいです。

「見たい」の別の敬語表現例

「見たい」の別の敬語表現は「見る」の別な表現に「たい」を加えたものです。見るの類義語は「する動詞」が多いです。「する動詞」は「休憩する」などのように名詞などに「する」が加わり動詞となったものです。「する」動詞の敬語表現は基本的には尊敬語が「される」「なさる」、謙譲語が「いたす」、丁寧語が「します」です。

観覧したい

「観覧する」はながめ、見物することで、「野球の試合を観覧する」のように使います。「観覧したい」の敬語表現は下記のとおりです。尊敬語は「ご観覧になりたい」もしくは「観覧されたい」。謙譲語は「観覧させていただきたい」。丁寧語は「観覧したいです」。

「見たい」の特殊な謙譲語

「見たい」の特殊な謙譲語として「拝観したい」と「拝覧したい」があります。どちらも「見たい」の謙譲語ですが「拝観」は神社や仏閣を見るときに使い、「拝覧」は建造物や美術品など歴史的価値のあるものに使います。どちらも日常ではあまり使わない言葉ですが、これを機に覚えておくのもいいでしょう。

間違った敬語表現

ここでは「見たい」に関する間違った敬語表現をご紹介します。これらの間違った表現を聞いたことがある方もいるでしょう。ぜひ読んでいただき、「見たい」の間違った使い方をしないようにしてください。

ご拝見したいです

これは「拝見する」と「ご〜する」という「見る」という言葉に対して謙譲語と謙譲語が組み合わさった、いわゆる二重敬語です。敬語は1つの語に同じ種類のものを組み合わせて使うと、二重敬語となり間違いとされています。ちなみに「拝見します」のように謙譲語と丁寧語が組み合わさるのは大丈夫です。

ただ、こういった二重敬語は本来は間違いですが、「拝見いたします」のように許容されている二重敬語もあります。言葉は時代とともに変わっていくものなので、多くの人が正しいと認識すれば正しくなります。

ご覧になられたい

こちらに対して違和感がない方も多いでしょう。しかしこれも二重敬語です。「見る」という1語に対し尊敬語「ご覧になる」と尊敬語「られる」が合わさっています。正しくは「ご覧にになりたい」もしくは「見られたい」のどちらかです。

拝見されたいですか

こちらは完全に間違いです。相手の動作には尊敬語の「ご覧になる」を使います。謙譲語の「拝見する」は使いません。謙譲語は自分のすることをへりくだって表すものです。相手の動作に対してへりくだって言うことはないのでご注意ください。

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初回公開日:2018年03月26日

記載されている内容は2018年03月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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