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「そうしましたら」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年07月16日

「そうしましたら」は、ビジネスシーンで非常によく使う敬語表現です。社会人になってから「そうしましたら」が口癖になっているという人もいるのではないでしょうか。「そうしましたら」の正しい敬語表現と使わない方がいい場面を解説します。

「こちらの商品にします」「そうしましたら、ご郵送させていただきます」は「その商品にするならば、通常はその場で渡すのだが重いだろうから郵送にする」と伝えていると考えられますが、お客様には何が「そうしましたら」なのか分からない可能性があります。

「安いパソコンをください」「そうしましたら、オフィスツールは入っていませんが、こちらがおすすめです」なども、「安いものが良いならば、オフィスツールが入っていないものの方が安いので」という意味で「そうしましたら」と言っていると考えられますが、お客様からすれば分かりにくい表現です。

意味もなく「そうしましたら」と言わない

「おすすめは何」「そうしましたら、今の季節のおすすめはこちらです」、「今日はありがとうございました」「そうしましたら、またご連絡いたしますので」などはよく使われる表現です。しかし、何を「そうしましたら」と言っているのかは非常に分かりにくいです。

「そうしましたら」は「そういうことならば、××をしましょう」というようなことを伝える場面で使う言葉です。「そう」にあたる部分が何なのか分からない「そうしましたら」を何度も繰り返すと話し相手を混乱させてしまうこともあるため注意しましょう。

「そうしましたら」をより丁寧な表現にするには

「そうしましたら」が指している言葉を曖昧にせずに伝えるとより丁寧な表現になる場合があります。「そうしましたら」が指している言葉がいうまでも無い言葉なのであれば、「そうしましたら」自体を省略した方が自然な場合もあります。

「そうしましたら、郵送させていただきます」は「こちら、お持ち帰りいただくのは重いでしょうから郵送させていただきます」あるいは「郵送させていただきます」というと丁寧です。

「そうしましたら、オフィスツールが入っていないこちらのタイプがおすすめです」は「オフィスツールが入っていないものはお安いので、こちらのタイプがおすすめです」と言った方が丁寧です。

「そうしましたら」の敬語表現を使いこなそう!

「そうしましたら」は「そうしたならば」を丁寧語の形で敬語にした表現です。「10日が空いています」「そうしましたら、10日にお会いしましょう」などの使い方をします。

「そうしましたら」の謙譲語は「そういたしましたら」です。「11日なら空いている」「そういたしましたら、11日にいたします」などの使い方をします。

指示に対して「そうしましたら××いたします」というような返答をするのは不適切です。「そうしましたら」は、ある程度の主導権を話し手が持っている場面で使います。

また、「そう」が何を指しているのか伝わらないような「そうしましたら」を多用すると相手を混乱させてしまうことがあるので気を付けましょう。

「そうしましたら」の敬語表現を押さえて使いこなせるようになりましょう。

初回公開日:2018年02月28日

記載されている内容は2018年02月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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