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「訪れる」の敬語表現・訪れるの使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2023年12月27日

「訪れる」の意味や「訪ねる」との違いや「訪れる」の敬語表現をみていきます。また「訪れる」の敬語表現の具体的な使い方や例文も紹介しています。「訪れる」を別の言葉で表すとどうなるか、またその敬語表現も例文とともにみていきます。

「訪れる」の意味や尊敬語・謙譲語・丁寧語をみていきました。では「訪れる」の敬語表現はどのように使われるのでしょうか。詳しくみていきましょう。

「訪れる」の敬語の種類は?

「訪れる」はいくつか状況によって使い方が異なります。

「相手が訪れる」場合は尊敬語である「いらっしゃる」「お越しになる」「お見えになる」「おいでになる」などを使います。「自分が訪れる」場合は謙譲語である「参る」「伺う」、また丁寧語の「訪れます」も使われます。

「季節やある状況がやってくる」場合は丁寧語の「訪れます」「訪れました」を使います。人ではない気候に「おいでになる」だと「冬がおいでになる」と、とても違和感のある表現になります。季節や状況が「訪れる」時使われる敬語は丁寧語のみです。

「訪れる」の敬語の使い方は?

「相手が訪れる」場合、「市長が視察のため小学校を訪れた」を敬語にすると「市長が視察のため、小学校にいらっしゃいました(お越しになりました)」のようになります。行く場所を明確にした上で「いらっしゃる・お越しになる・お見えになる」などを使います。

「自分が訪れる」場合、「今日、視察の小学校を訪れる」を敬語にすると「今日、視察の小学校に伺います(参ります)」のようになります。この場合も行く場所を明確にし、「伺う・参る」をつけて使います。

「季節や状況が訪れる」場合は「冬が訪れる」を敬語にすると「冬が訪れます」のようになります。「冬がいらっしゃいます」や「冬が参ります」では不自然なので気をつけましょう。

「訪れる」のメールでの使い方は?

メールは短い文章で分かりやすく伝えると画面上でも読みやすくなります。相手を敬う気持ちを表すために回りくどい文章にすると、何を伝えたいかわからなくなるため、的確な言葉で最小限の文章にすることが大切です。

「訪れる」はある場所に行く事実伝えるため、相手が訪れたことに対しては、メールの場面では感謝などを伝えることが多いです。自分が訪れたという事実を相手にわざわざメールで伝える必要はないので、目的を持って「訪ねる」ことを伝えたり「訪れたこと」に対しての感謝などをメールで伝えます。それぞれの敬語をみていきましょう。

相手が「訪れる」場合

相手が訪れることに対しては「お越しになるのをお待ちしております」「いらっしゃるのを楽しみにしております」などと表します。訪れたことに対しては「お越しくださいましてありがとうございました」などと表します。

メールでは相手に連絡事項や気持ちを伝えるため、「訪れる・訪れた」ことと、その時の気持ちを加えると、相手に尊敬などの気持ちも伝えられ、また読みやすく短くまとめることもできます。

自分が「訪ねる」場合

自分が訪ねることに対しては、「伺いますので、よろしくお願いいたします」「参りますので、よろしくお願いいたします」などと表します。訪れたことに対しては「伺わせていただきありがとうございました」などと表します。

自分が「訪ねる・訪ねた」場合も、その時の気持ちを加えることで、相手への敬いと気持ちの入ったメールの文章になります。

敬語表現での「訪れる」の例文は?

「訪れる」はその状況や場面で表現が変わります。状況での「訪れる」の使い方を例文からみていきましょう。

相手が「訪れる」場合の例文

お客様が自分達の店に訪れるような「お客様の田中様が明日、店に訪れる」の場面では、尊敬語を使って表します。「お客様の田中様が、明日本店にお越しになります」となります。

先生が生徒の自宅に訪れるような「山田先生は今日は鈴木さんの家を訪れる予定だ」の場合は「山田先生は今日は鈴木さんの家にいらっしゃる予定です」となります。

目上の人がある場所に訪れるような「社長は京都の祭りに視察に訪れる」の場合は、「社長は京都のお祭りに視察のためにおいでになります」となります。

自分が「訪れる」場合の例文

自分が相手の会社に訪ねる(訪れる)ような「明日そちらの支店に訪ねる(訪れる)」場合は、「明日、貴社の○○支店に伺いますので、よろしくお願いいたします」のようになります。

自分が先生のいるところへ訪ねる(訪れる)ような「これから論文の提出のため、先生の自宅を訪ねる(訪れる)」場合は、「これから論文の提出のため、先生のご自宅に参りますのでよろしくお願いいたします」のようになります。

自分が史跡を訪れるような「昨日は大仏を見に鎌倉を訪れた」の場合は「昨日は大仏をみに鎌倉を訪れました。」のようになります。この場合は行く場所が人ではないため謙譲語のように自分をへりくだって敬意を表す必要がないため、丁寧語が適しています。

季節が訪れるような「少しずつ木々の芽が出て春が訪れる」の場合は「少し木々の芽が出て春が訪れます」のように、丁寧語で表します。

別の敬語表現での「訪れる」の例文は?

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初回公開日:2018年04月09日

記載されている内容は2018年04月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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