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敬語の「お受け取りください」の使い方は?意味や言い換え表現も解説

更新日:2024年05月16日

敬語の「お受け取りください」の、正しい使い方と意味はご存知でしょうか。本記事では、「お受け取りください」の敬語の種類や類語、言い換え表現について紹介します。「お受け取りください」を正しく使えているか自信がない方は、ぜひチェックしてみてください。

ビジネスメールで使う場合

  • 郵送申し上げましたのでお受け取りください。
  • 資料をお受け取りください。
  • 本状をお受け取り次第至急ご連絡くださいますようお願い申し上げます。
  • 〇〇の資料を添付いたします。ご査収のほどよろしくお願いいたします。

「お受け取りください」の注意点

「お受け取りください」は幅広い場面で使用することができる敬語表現ですが、中には相手に好ましくない印象を与えてしまうこともあります。

注意点を事前に確認しておき、相手に失礼な印象を与えないような使い方を心がけましょう。

命令形に捉えられる

「お受け取りください」は正しい敬語表現ではありますが、命令文のため、相手によっては失礼な印象を与えてしまうこともあります。

そのため、親しい間柄や同僚、目下の方であれば問題ありませんが、社外の方や目上の方、親しい間柄でない方には、使わない方が良いでしょう。

「お受け取りください」の類語・言い換え表現

「お受け取りください」の類語や言い換え表現を把握しておくことで、場面に合った使い方で会話することができます。

受け取るものに合わせた使い分けをすることで、相手に良い印象を与えることができるでしょう。

「ご査収ください」

「ご査収ください」は、「よく調べて、受け取ってください」という意味が込められています。特にお金や書類を受け取る際に使われ、ビジネスシーンやメールで使われることが多く、内容をしっかりと確認してほしい場合に使われます。

「お納めください」

「お納めください」は上司や取引先の相手に対して、「受け取ってください」という意味を込めて使うことができる言葉です。しかし、部下などの立場が自分よりも下の方にはあまり使用されないため、気を付けましょう。

また、「ご査収ください」とは違い、しっかり内容を確認してから、受け取ってほしいという意味合いはないため、注意が必要です。書類を送付した場合には使わないようにしましょう。

「ご笑納ください」

「お納めください」と似た表現方法で、「ご笑納ください」という言葉があります。

「笑納」とは「つまらないものかもしれないけれども、笑ってお納めください」という意味の言葉です。ですので、「ご笑納ください」という言葉は、「笑って受け取ってください」という意味になります。

贈り物をする時などに、「心ばかりのものですが」や「ささやかなものですが」、と同じような意味で使われることが多いです。

「ご検収ください」

「ご検収ください」は商品やサービスを受け取る場面で使われ、発注した商品が合っているかどうかを確認してから、受け取ってほしい場合に使います。

「ご検収くださいませ」や「ご検収くださいますようお願い申し上げます」など、「ご検収ください」に敬語表現を付け加えることで、目上の方にも失礼なく使うことが可能です。

「ご査収ください」のように書類や金銭の受け取りの際には使わないため、気を付けましょう。

「拝受いたしました」

「拝受いたしました」は二重敬語にあたりますが、慣用表現として一般化されているため、目上の方に使用しても失礼にあたらない言葉です。

「拝受」は「受領する」という意味が込められており、「受領する」は金銭や品物を受け取ることを意味します。

「拝受」の「拝」は、相手に敬意を払うことを意味しているため、目上の方に使用することが一般的で、部下などの立場が下の方には使用しません。

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初回公開日:2018年03月30日

記載されている内容は2018年03月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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