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敬語の「お受け取りください」の使い方は?意味や言い換え表現も解説

更新日:2024年10月29日

敬語の「お受け取りください」の、正しい使い方と意味はご存知でしょうか。本記事では、「お受け取りください」の敬語の種類や類語、言い換え表現について紹介します。「お受け取りください」を正しく使えているか自信がない方は、ぜひチェックしてみてください。

「お受け取りくださいって言葉は、敬語として正しい表現なの?」
「使うときに注意しなければいけない点はあるの?」
「お受け取りくださいにはどんな意味があるんだろう?どういう場面で使えばいいのかな?」
このように、ビジネスシーンで使う機会が多い言葉ですが、言葉の意味や使い方を把握しないで使っている方もいるのではないでしょうか。

本記事では、「お受け取りください」の意味や敬語の種類、使う際の注意点を解説し、併せて英語表記や類語も分かりやすく説明しています。

この記事を読むことで、「お受け取りください」の正しい使い方と意味を把握することが可能です。ほかにも「お受け取りください」の例文や類語、言い換え表現を知ることで、幅広く活用することができるでしょう。

「お受け取りください」の使い方や意味が曖昧な方や、言い換え表現を使ってさまざまな場面で使いこなしたい方は、ぜひこの記事を読んでみてください。

「お受け取りください」の意味について

「お受け取りください」とは、何かを相手の方に受け取ってもらいたいときに使う言葉です。敬語として正しい使い方になります。

「受け取る」という言葉に、敬語で丁寧語にあたる「お」という言葉をつけて、丁寧な言葉にして、「くれる」という言葉の命令形の「くれ」を丁寧語になおして、「ください」としています。

手土産でお菓子を持ってきて渡すときに「どうぞお受け取りください」と言ったり、誰かに贈り物をするときに「お受け取りください」と言ったりすることができます。

「お受け取りください」の敬語の種類

「お受け取りください」は正しい敬語表現であり、「丁寧語」、「謙譲語」、「尊敬語」のそれぞれで使うことができます。

「お受け取りください」の丁寧語、謙譲語、尊敬語をそれぞれおさえておくと、「お受け取りください」をより多くの場面で、正しい敬語として使うことができるでしょう。

「お受け取りください」は丁寧語、謙譲語、尊敬語のそれぞれ、どのようにいうのかを紹介します。ポイントをおさえて、その場面にあった敬語表現を使えるようになりましょう。

「お受け取りください」の丁寧語

敬語の「丁寧語」で「お受け取りください」と言いたい場合は、このままの形で使って問題ありません。なぜなら、「お受け取りください」という言葉は、このままで十分丁寧な言葉だからです。

「お受け取りください」という言葉を詳しく見てみると、「受け取る」という言葉と「くれる」の命令形の「くれ」という2つの言葉に分けることができます。

このうち「受け取る」という言葉には、「丁寧語」の「お」がついており、「くれ」も丁寧語の「ください」に直っているため、「受け取ってください」は、これだけで十分に丁寧な言葉遣いであるといえるでしょう。

「お受け取りください」の謙譲語

自分が何か目上の方から受け取ったとき、「受け取りました」と伝えたい場合には、「お受け取りください」を謙譲語に直し、「頂戴しました」や「いただきました」ということが可能です。

「頂戴しました」と「いただきました」のどちらを使う方が良いか、というと、より畏った場面では「頂戴しました」を使う方が良いといえます。

「頂戴いたしました」の「頂戴」と、「いただきました」の「いただく」は、どちらも元は「頂く(いただく)」という言葉です。

しかし、「頂戴」という言葉は「頂く」という字も、「戴く(いただく)」という字も、「頭の上にのせて持つ」ということを意味しています。

この意味から、「頂戴」という言葉には、「上から授かる」といったニュアンスがあり、「いただく」よりも相手の方に尊敬の念を強く持っているニュアンスがあるといえるでしょう。

「お受け取りください」の尊敬語

相手の方に受け取ってもらいたい、というときに、その相手の方がお客様や目上の方の場合は、「お受け取りください」という敬語の表現を尊敬語に直さなくてはいけません。

そのため、「受け取る」の尊敬語は「受け取る」の「る」を「なる」に直し、「お受け取りになる」にするか、「納める」とするかのどちらかになります。

「お受け取りください」の使い方・例文

「お受け取りください」の正しい使い方や例文を把握することで、さまざまなシチュエーションで上手く活用することが可能です。

例文を覚えておくことで、そのまま使うことができるため、間違った使い方をすることなく、使うことができるでしょう。

相手に受け取ってもらう場合

  • 心ばかりのものですが、お受け取り下さい。
  • お受け取り下さいますようお願いします。
  • あちらにて、資料をお受け取りください。
  • こちらの資料を、お受け取りくださいませ。
  • 〇〇のときに書類をお受け取り下さい。
  • お受け取りいただけると幸いです。

自分が受け取る場合

  • ○○より、お土産を頂戴しました。
  • ○○を頂戴しました。
  • 取引先からお菓子を頂戴しました。よろしければ召し上がってください。
  • 社長からお褒めの言葉を頂戴しました。
  • お言葉に甘えて、ありがたく頂戴します。
  • お心遣い、ありがたく頂戴します。
  • 恐れ入りますがお名刺を頂戴してもよろしいでしょうか。
  • 30分ほどお時間を頂戴してもよろしいでしょうか。
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初回公開日:2018年03月30日

記載されている内容は2018年03月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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