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敬語「ご質問」の意味・使い方とは?例文や言い換え表現も解説

更新日:2023年12月17日

ビジネスシーンでよく使われる「ご質問」という言葉、正しく使えているでしょうか。本記事では、「ご質問」という敬語表現について、尊敬語・謙譲語としてのそれぞれの使い方や例文などを詳しくご紹介します。「ご質問」の使い方を知りたい方は、ぜひチェックしてみて下さい。

自分に対して使うことができる

自分がする質問を「ご質問」と表現しても間違いではありません。

接頭語の「ご」は文脈によって、尊敬語にも謙譲語にもなりえます。

目上の相手がする質問に対しては尊敬語として「ご質問」、目上の相手にする質問に対しては謙譲語として「ご質問」と使用することができます。

敬語「ご質問」の言い換え表現

「質問」は「はっきり分からないところを聞いて明らかにする」「分からないところを明らかにするため問いただす」ことを表します。

ビジネスシーンでは、「質問」の他にも相手に質問をしたり、分からない点について聞いたりする時に使える敬語表現があります。

「ご質問」と似た表現の使い方も理解して、シーンにあった言葉遣いができるようになりましょう。

「ご質疑」

「質疑」は「疑問の点を問いただすこと」を意味し、「ご質疑」は「質疑」に接頭語の「ご」がついた敬語表現です。

ビジネスシーンでは、会議の中で議題が設定されている時に、その議題の内容に関する疑問点を明らかにするために、説明や見解を求めることを「質疑」といいます。

「質疑」は、議題や議案などの内容についての疑問のみを相手に問うときに使用される言葉なので、「質問」よりも限定的な使われ方をするのが一般的です。

「質問」は、特に「議案についてのみ」などの制限がなく、会議全体などの広い範囲について使用することができます。

「お問い合わせ」

「問い合わせ」は「問い合わせること」を意味し、「お問い合わせ」は、「問い合わせ」に接頭語の「お」がついた敬語表現です。

「問い合わせ」は、不明な点を相手に確かめることです。

「質問」は分からないことや知りたいことを相手に聞いて、相手に説明をしてもらうことであるのに対し、「問い合わせ」の場合は「AはBという解釈であっているか?」というように、質問よりも分からないことや、知りたいことが明瞭である場合に使用されます。

「ご教示」

「教示(きょうじ)」は「教え示すこと」を意味し、「ご教示」は、「教示」に接頭語の「ご」がついた敬語表現です。

ビジネスシーンなどでは、書類の書き方やシステムの使い方などのやり方がわからないという時や、トラブルなどへの対処の方法について質問をしたりする場面などで、「知識や方法などを教えてください」という意味で使われます。

「書類の書き方についてご教示ください」「トラブルの対処法についてご教示願います」などの形で使用されます。

「お伺い」

「ご質問」の別の表現は「聞く」です。

「お伺い」は「聞く」の謙譲語で、「ご質問」と同じ敬語表現として使用されます。

「お伺い」は、ビジネスシーンで発生した事象に対して、何か問題が無いかの判断を目上の人に確認する場合などに多く使われます。

「聞く」の謙譲語として、「お伺い」の他にも「お聞き」という形でも表現することができます。

  • 「○○の件について、お伺いしたいことがございます」
  • 「お聞きしてもよろしいでしょうか」

「お尋ね」

「ご質問」の別の表現は「聞く」です。

「お尋ね」は「聞く」の意味で、「聞く」「質問する」といった行為を丁寧にした敬語表現です。

目上の相手の行為に対していう場合は尊敬語として、「〇〇様がお尋ねした件ですが」などの形で使用します。また、目上の相手に自分が質問したい場合は謙譲語として、「〇〇についてお尋ねしたいのですが」などの形で使用します。

敬語「ご質問」の丁寧表現

「ご質問」と「ご」をつけるだけでも、丁寧な言葉遣いで相手に敬意を示す表現になりますが、語尾に「~です」「~ます」「~ございます」等をつけることでより丁寧な印象にすることができます。

先に紹介した「ご質問」や「お伺い」と一緒に使える語尾の表現を知り、より丁寧な表現が使えるようになりましょう。

「ご質問がございます」

次のページ:敬語「ご質問」の使い方を理解して適切な場面で使おう

初回公開日:2018年03月25日

記載されている内容は2018年03月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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