「接する」の敬語表現・接するの使い方と例文・別の敬語表現
更新日:2024年06月16日
「接する」という言葉は、敬語ではどのような言葉に置き換えることができるのでしょうか。この項では「接する」と似た意味を持つ、別の敬語の表現についてご紹介します。他の表現も知って、その時々にあった表現を使えるようになりましょう。
懇意にする
「懇意にする」は「遠慮なく親しくする」という意味の言葉です。「接する」という言葉の意味の他に、その「接し方や接する様子」も含む言葉ではありますが、この言葉も「人と接すること」を意味する言葉であるといえます。
親密にする
「親密にする」は「親しく、仲良くしていること」を意味する言葉です。この言葉も「懇意にする」と同じように、「接する」という言葉の意味より、さらに「接し方やその様子」についても表現する言葉ですが、「人と接すること」を意味するという点で、「接する」と似た意味を持つ言葉であるといえるでしょう。
「接する」と「交わる」の敬語の違い
「接する」という言葉と似ている言葉に、「交わる」という言葉がありますが、この「交わる」という言葉と、「接する」という言葉はどのような違いがあるのでしょうか。
「交わる」の意味と「接する」の意味
「交わる」とは「行きあうこと」や「関わること」を意味する言葉です。これに対して、「接する」は「二つのことが間を置かず隣り合うこと」や、「人とあったり、付き合うこと」を意味する言葉です。こうしてみると、二つの言葉の意味にはそう違いがないように感じられます。
「交わる」の方が深い関わり方!
言葉の意味としてはさほど違いの見られない、「交わる」という言葉と「接する」という言葉ですが、それぞれの漢字を使った熟語を見てみると、その言葉のニュアンスに違いが見られることが分かります。
「接する」の「接」が使われる熟語には、「接待」や「接客」、「応接」などの言葉があります。これに対し「交わる」の「交」が使われる熟語には、「交流」や「交渉」、「交友」などの言葉があります。
こうして二つの言葉に含まれる漢字を使った熟語を並べてみると、「接する」の「接」を使った「人との関わり方を表す言葉」は、「その場限りの付き合い」である雰囲気がありますが、「交わる」の「交」を使った「人との関わり方を表す言葉」は、「長期的な付き合い」である雰囲気があります。
したがって、人と関わる時の時間の長さの違いがこの二つの言葉の違いであるといえそうです。
敬語を使って上手に人と接しよう!
いかがでしたでしょうか。「接する」の敬語の表現についてご紹介してきました。「接する」という言葉は、日常生活でもビジネスのシーンでもよく使う言葉です。その時々にあった敬語の表現を使って、上手に人と接することができるようになりましょう。
初回公開日:2018年04月26日
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