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今からでもまだ間に合う|大人になってから国語力を伸ばす方法

更新日:2024年04月30日

「大人に求められる国語力」とはどんなものかご存知ですか?この記事では、大人に求められる国語力や国語力を鍛えるための具体的な方法を詳しく紹介しています。大人に求められる国語力を知りたい方や国語力をアップさせたい方は是非確認してみてください。

近年、「大人の国語力」についての書籍などを目にする機会が多くなったと思いませんか?

かつて「国語力」が話題に上るのは、子どもの教育現場でのことがほとんどでした。「国語力」とはあくまで試験などにおける読解能力、解答能力を指していたのです。

ところが、最近ではビジネス現場においても「国語力」が盛んに話題になります。国語力に関するビジネス本や啓発本がそれだけ刊行され、売れているということは国語力に悩む大人が数多く存在することを意味しているのです。

この記事では、大人に求められる国語力とは何なのか、また国語力を鍛える方法について解説していきます。国語力についての正しい知識を得ることができるとともに、すぐに実践できる具体的な訓練法を習得できる内容となっております。

現在国語力について悩みをお持ちの方はもちろん、職場内のコミュニケーションやビジネス文書について課題を感じている方もぜひご覧ください。

大人になってから求められる国語力

そもそも、大人に求められる「国語力」とはどのような能力なのでしょうか。

当然、学生に求められる「国語の試験において正答を導き出すための能力」とは別物と考えるべきでしょう。会社において、またプライベートにおいても、学生のころに学習した「国語力」を活かした経験のある方は少数であると考えられます。

「大人の国語力」とは一体何なのか、以下の文章で解説していきます。

仕事やプライベートで求められる大人の国語力

まず、仕事において国語力が求められる場面を考えてみましょう。

文書を作成した際に、上司から「日本語が不自然だから直しなさい」と指摘された経験を持つ方はそれなりにいらっしゃるのではないでしょうか。また、業務を遂行した際に「指示した内容はそういうことではない」と認識のずれが生じていた経験を持つ方もいらっしゃるでしょう。

上記のような事態は、「大人の国語力」の不足によるものと言えます。文書作成の例は、「日本語の運用能力」が不足していたことが原因です。また業務指示の認識のずれは、「話の要点をつかむ能力」の不足が原因です。

例に挙げた「日本語の運用能力」や「話の要点をつかむ能力」は、いずれも「大人の国語力」に含まれます。

次に、プライベートでの場面を考えてみましょう。

休日に友人と会う約束をしていたとします。待ち合わせ場所は車で30分ほどなので、待ち合わせ時刻の30分前に家を出発し、車で向かいます。ところがその日はお盆休みの真っ只中で、帰省ラッシュの渋滞に巻き込まれ、到着したころには2時間も過ぎていました。

上記の例は、「論理的思考力」の欠如です。お盆休みの最中であることを認識していたなら、渋滞していることは予測できたでしょう。もっと早めに出発するか、公共交通機関を利用するなどの方法を選択するべきでしょう。

「論理的思考力」とは、「物事を筋道立てて考える能力」のことです。「ロジカルシンキング」とも言い、近年のビジネスにおいては重要視される能力のひとつです。これも「大人の国語力」に含まれます。

大人が国語力を鍛える方法

上述したような「日本語の運用能力」や「話の要点をつかむ能力」、「論理的思考力」を鍛えるためには、どのような方法があるのでしょうか。

以下の文章では、「大人の国語力」を鍛えるための方法を具体的に説明します。いくつかの方法を説明しますが、全てを実践する必要はありません。自分の活用できる時間と照らし合わせて、無理なく実践できる方法を試してみることをおすすめします。

本を読む

本を読むことは、昔も今も変わらず有効な方法です。

本を読む行為そのものが、読解力や思考力を鍛えることにつながります。ひと口に本と言ってもビジネス本や啓発本、小説などがありますが、種類は問いません。読みやすい本、興味を持てる本で結構です。

また刊行されている本のほとんどは、編集者などのプロの手による校正を経て出版されています。本の内容のみに注目するのではなく、言葉の使い方や言い回しに注目しながら読むことによって、日本語の運用能力も鍛えられます。

1冊を精読する

精読も国語力の向上に非常に有効です。「精読」とは、その名の通り「精(くわ)しく読む」ことを指します。できるだけ多くの本を読みこなす「多読(たどく)」とは正反対の読み方です。

ビジネスパーソンには数多くのビジネス本や啓発本を次々と読破していく「多読」をする方が多く見受けられます。ただ、国語力を鍛えることを主目的とした場合、この読み方はあまり適切ではないでしょう。多読は本の内容(情報)を素早く手に入れるための読み方だからです。

読む本の冊数は重要ではありません。文章の構成、話の展開の論理構造、使われている言葉や表現などに着目し、緻密に読んでいくのが精読です。10冊の本を一気に読むよりも、1冊の本を時間をかけて読んでいく方が得られる効果は絶大です。

本の内容を自分で要約する

本を1冊読み終えたら、その本の内容を要約してみましょう。最初は難しく考える必要はありません。「人に本の内容を聞かれたらどう説明するか」と考えればいいのです。

要約をすることで、「著者が最も主張したいことは何か」を考えるようになります。要約が上達することは、すなわち「話の要点をつかむ能力」の向上を意味します。どんなに長い話を読んだり聞いたりしても、瞬時に本質を見抜くことができるようになるでしょう。

注意していただきたいのは「自分で要約することに意味がある」という点です。要約サイトや動画の要約を見ても、効果はありません。ただ本の内容を手軽に拾うだけになってしまい、思考力の向上は期待できないでしょう。

問題集で勉強する

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初回公開日:2022年07月27日

記載されている内容は2022年07月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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