Search

検索したいワードを入力してください

風通しの良い職場への取り組み方・企業一3選

初回公開日:2018年02月21日

更新日:2020年06月03日

記載されている内容は2018年02月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

社員旅行やクラブ・イベント活動など、風通しの良い職場にしようと工夫を凝らしている企業も少なくありません。本当の風通しの良い職場とはいったいどのようなものか、そしてどうやったら実現されるのか、事例も交えて紹介していきます。

風通しの良い職場にするためには?

風通しの良い職場とは社員1人1人が発言でき、人間関係が良好な職場です。「1人1人が発言できる」ということは、つまりボトムアップ思考の企業になることが求められている、という意味です。また、人間関係の悩みは退職・転職理由に多いとされ、大切な社員を失わないためにも企業に対する職場環境の改善が求められています。

風通しの良い職場を作るために、社長や一部の社員だけが意識し行動するだけでは意味がありません。なぜなら、職場の環境は社員全体が作り出しているものだからです。まずは、社員全体を風通しの良い職場にする運動に巻き込もための工夫が必要です。

柔軟な姿勢で行動を起こすことで確実に職場環境は良くなっていきます。なかなか良くならないからと言って焦らず、どっしりと構えておきましょう。

標語で全体の道しるべを示そう

まずすることは、風通しの良い職場にするための標語を社員から募集すること、大事なことは社員全員に募集をかけることです。ただ標語を並べるだけでは社員のモチベーションも下がり、効果が半減してしまうので注意しましょう。

社員全員に募集する理由は3つあります。1つ目はより良い標語を作るため、2つ目は社員全員に風通しの良い職場を想像してもらうため、3つ目はこれから職場環境を変える運動が起こることを認識してもらうための3つです。

より良い標語を作る

風通しの良い職場を実現させるには、現在の職場環境や雰囲気を一番に感じている社員に標語を考えてもらうことです。また、社員の気持ちを反映させた標語を作った方が共感をしてもらいやすいでしょう。

社員全員に風通しの良い職場を想像してもらうため

社員全員が風通しが良い職場を想像することで、職場を変えたいと思うきっかけを作ります。ただ標語を見るよりも、自分自身で一度考え具体的な想像をすることで意識は大きく変わります。

職場環境を変える運動が起こることを認識してもらうため

何事も心の準備は必要で、職場環境の改善も同じです。急に言われても何をしようかと考える時間だけが無駄になってしまいます。

挨拶でしっかりとコミュニケーションをとろう

風通しの良い職場を作るには、人間関係を良好に保つ、また信頼関係を築くことが重要です。まずは、身近な上司や部下に挨拶をするところから意識してみましょう。

コミュニケーションの第一歩は挨拶です。当たり前のようにしている挨拶ですが、挨拶には「私は心を開いています」というメッセージが込められていて、相手に対して自ら心を開くことで敵意がないことを伝えることができます。

また、立場によってどちらから挨拶するべきだという決まりはありません。「自分から」という気持ちで自ら率先して挨拶するようにしましょう。信頼関係はすぐに築けるものではなく、小さな信頼の積み重ねです。挨拶ぐらいと軽く見ないで真剣に取り組みましょう。

上司から部下に挨拶する場合

一番に覚えておいて欲しいことは、「上司である、あなたの挨拶で部下の1日が決まる」ということです。疲れていても、嫌なことがあっても、挨拶にその感情を出さないように努力しましょう。あなたが不機嫌な挨拶をすると、部下は1日中あなたに気を使うことになるからです。

また、挨拶だけでなく追加要素を加えましょう。例えば「おはよう、田中君。今日は調子が良さそうだね」などです。まず1つ目は名前を呼ぶこと、そして2つ目は変化や様子を付け加えることです。

名前を呼んでくれる人と呼ばない人では、前者の方が親しみやすく信頼関係を築きやすいと言われています。これは、認知されていることに人は喜びを感じるからです。また、挨拶は誰に言ったか分からないと無駄になってしまいます。

2つ目の変化や様子は部下のことをきちんと見ている、評価していると伝えることになります。こうすることで部下は、自分は見てもらえてると安心できます。

部下から上司に挨拶する場合

部下のあなたが上司に向けて挨拶するときは、まず元気な挨拶を意識しましょう。上司は挨拶であなたの体調も確認しています。弱々しい挨拶は心配を掛けてしまうので注意しましょう。

また、余裕がある場合や報告事項がある場合は挨拶に加えても良いでしょう。例えば「おはようございます、山田課長。今日はお早いんですね」や「おはようございます、山田課長。会議資料の件ですが、本日中には作成してお渡ししますね」などです。

風通しの良い職場の作り方・アイデアとは?

風通しの良い職場にするためにどういった動きをすればいいのか、ここでは具体的に2つ紹介します。会社の環境や社員の教育など多方面に目を向けて取り組みましょう。

風通しの良い職場にするための研修を実施しよう

社員に対して風通しの良い職場にするための研修を実施しましょう。内容は主にコミュニケーションに関係するものなら何でも構いません。挨拶や話し方、聞き方でも良いでしょう。研修メンバーはベテラン社員から若手社員までバランスよく入れ、偏らないようにしてください。

そして、必ずオリエンテーションやグループ討論などを行い、加えて上司部下関係なくペアを組ませましょう。研修を一緒にしている「仲間」という意識を持ってもらうことで、研修後も話しやすい雰囲気が作れます。

社員全員に対して実施はもちろんですが、余裕があれば中堅社員だけの研修も実施してください。中堅社員は会社全体の中核、またベテラン社員と若手社員の架け橋となる存在です。風通しの良い職場にするためのキーパーソンとも言える中堅社員には、何よりもコミュニケーション能力が求められるので、内容の濃い研修をしておくと良いでしょう。

リラックスできる場所を作ろう

風通しの良い職場にするには、リラックスできる場所を作ること、つまり気軽に相談できる雰囲気を作ることが有効です。例えば休憩所や食堂です。テーブルを置く場合は丸型にしましょう。人は斜めの位置にいる相手の方が話しやすいと言われていて、四角いテーブルだと対面では距離感が遠すぎたり、横並びでは近すぎたりします。

また、あまり人には聞かれたくない相談でも、安心してできるように相談室も作ると良いでしょう。この場合も丸型テーブルを置くようにしましょう。

風通しの良い職場の企業一覧3選

日本ではどのような企業が風通しの良い職場なのか、ここでは3選を紹介します。企業の取り組みや社風を知り参考にしましょう。

3アクセンチュア

アクセンチュアはコンサルティングやテクノロジーサービス、アウトソーシングサービスを行っており、就職活動学生から人気を集めています。若手メンバーが多く、アグレッシブな雰囲気で若手が挑戦できる社風は風通しの良い職場になっており、成長したいと望む人にはとても良い環境と言えます。

2スターバックスコーヒージャパン

スターバックスは、アルバイトの採用倍率でさえ約20倍と言われるほど人気企業で、離職率も非常に低いです。人間関係は良好で、馴れ合いにならない緊張感のある社風です。マニュアルはなく接客も自分次第なので、自ら成長したい人におすすめです。社員に限らずアルバイトであっても発言ができる点は、非常に風通しが良い職場と言えるでしょう。

1リクルート

リクルートグループはメディア事業や人材派遣事業と幅広く事業を展開し、新卒者や転職者に限らず自らの意見や考えを積極的にアピールしたい人から人気があります。社員1人1人を起業家として見る姿勢を公表しており、副業や会社内での起業も許されている日本で数少ない企業です。

風通しの良い職場で誰でも発言し何事も挑戦する、そしてチームで目標を達成していく社風です。

風通しの良い職場の事例について

風通しの良い職場にするため実際の事例を参考に想像してみてください。職場という概念に囚われず、自由な発想で職場を改善していきましょう。

コミュニケーション

風通しの良い職場を作り出すにはコミュニケーションが不可欠です。そこで、コミュニケーションの場を上手く増やした事例をいくつか紹介します。

休憩所に炊飯器を置く

ある企業は休憩所に炊飯器を置くことでコミュニケーションの場を増やし、風通しの良い職場に改善することに成功しました。

それまでのお昼時は、社員たちが黙々とデスクで食べる光景が広がり暗い雰囲気だったそうです。しかし休憩所に炊飯器を置くと、社員たちはそれぞれおかずだけを持ち寄り一緒に食べるようになり、風通しの良い職場へと変わっていきました。

同じ釜の飯を食べることで一体感が生まれ、良いコミュニケーションの場となったのでしょう。

休憩所にマンガを置く

同じく休憩所を変えた事例ですが、今度はマンガを置いた企業です。マンガがあったら仕事に締まりが無くなりそうだと考えがちですが、結果は風通しの良い職場になる、という全く違うものでした。

マンガを置くことで休憩所の利用率が上がったこと、そして社員たちが同じマンガに興味を持つ機会が増えたことが良い結果に繋がった要因だと考えられます。年代別に流行ったマンガを置けば、年代が違うことでコミュニケーションの難しい上司や部下とも共通の話題ができます。

休憩所にただテーブルとイスだけが置かれている企業も多く見受けられますが、果たしてその休憩所は使われているのでしょうか。休憩所は社員たちがリラックスできる、そしてコミュニケーションができる場にすることが大事です。その意識だけで風通しの良い職場がぐんと近くなることでしょう。

コンプライアンス

近年、企業の法令違反に対して社会の目はより一層厳しくなっているので注意しましょう。

法令の中には社員の権限を守るものも存在します。しっかり守って風通しの良い職場や企業として、社会から認められる企業になりましょう。コンプライアンスをさらに改善することで、風通しの良い職場を実現した事例を紹介します。

具体的な人事評価

ある企業は人事評価をより具体的に分かりやすくすることで、風通しの良い職場を実現しました。

それまでは人事評価は評価の基準が曖昧なものでした。しかし、具体的な個人目標と上司が求める目標を提示することで、分かりやすい人事評価ができるようになります。

このとき注意したことは、抽象的な内容にせず数値目標の設定をすることです。例えば、「新規開拓のため尽力する」といった内容では、どうしたら目標を達成できているのか不明確です。「新規開拓で20件契約する」この目標であれば、達成の有無が明確で人事評価もしやすいし分かりやすいです。

社員が曖昧な評価基準が原因で、上司に対して萎縮してしまうこともあります。具体的にすることで風通しの良い職場になり、また目標達成までのプロセスをマネジメントしやすいことも良い点でしょう。

風通しの良い職場の特徴とは?

風通しの良い職場には共通する特徴は3つあります。1つ目は誰でも発言でき、それを実現できる社風であること。2つ目は企業が挑戦の精神を持っていること。最後は、成長する意欲のある社員が多い職場であること。

この特徴は、先に紹介した風通しの良い企業3社にも共通していることです。大事なことは、誰にでもチャンスを与えることです。社員の能力を伸ばそうとしている気持ちが、社員にとって風通しの良い職場に繋がるポイントです。

職場環境は社員全体のパフォーマンスを上げる

風通しの良い職場を実現するまでのプロセスを思い描けたでしょうか。大事なことは社員1人1人が発言でき、挑戦できる企業であることです。まずは、この記事に書いてあるものから試してください。そうすれば今よりも確実に風通しの良い職場に近づくことでしょう。

風通しの良い職場になれば、社員全体が伸び伸びと仕事ができるので、総合的なパフォーマンスのアップに繋がります。

あなたの企業はどうでしょうか。企業のことを良くしたいと思うのであれば、まずは社員1人1人に目を向けましょう。あなたの意識で企業はどのようにでも変えられてしまうのですから。

Latests