転職エージェントがめんどくさいと感じる理由とは?対処法も紹介
更新日:2024年10月11日
転職エージェントの担当者との関係が悪化する理由として、相手から説教をされる、というものがあります。紹介された企業への応募を断ったり、希望条件の如何によって、転職活動に対する熱意や姿勢について説教をされる、というわけです。
しかし、転職エージェントは利用者の先生でも上司でもありません。そのような相手に直接、または電話越しに長々と説教をされても、利用者としてはただ不快になるだけです。
「あの担当者と話すのがめんどくさい」と感じることで、利用をやめてしまう人もいるでしょう。
もちろん、利用者の希望や行動しだいで転職の難易度は変わります。一方で、「言い方を考えて欲しい」という利用者も少なくはないのです。
転職するまでに時間がかかる
転職エージェントを利用して転職活動をすると、企業とのやりとりもすべて転職エージェントを介して行われます。仲介があるからこそ生まれるメリットもありますが、直接やりとりできない分どうしても時間はかかってしまうものです。
そのため、自分自身と企業とで直接やりとりした方が早いと感じる人も少なくありません。しかし、多くの企業とのやりとりを仲介してくれるからこそさまざまな企業に応募しやすいということもあります。
また、求職者が直接企業とやりとりすると、不利な条件での採用に繋がりかねません。転職エージェントによる仲介は、そういったトラブル防止にもなっていることを覚えておきましょう。
紹介される案件が多すぎる
しっかり希望に合った条件で転職するために、色々な企業を見て回った方が良いのは確かです。しかし、あまりにも紹介される求人が多すぎると辟易してしまうでしょう。
中には、希望条件に合わない求人であっても「数を撃てば当たる」と言わんばかりに送ってくる転職エージェントも存在します。
1日に何件もの求人が送られてきても、それを毎度しっかり確認するのは手間がかかるしめんどくさい、という人は多いです。希望と異なる案件であればそれはなおさらでしょう。
本当に条件に合った求人だけ教えて欲しいのに、関係のない求人まで迷惑なほど送ってくる転職エージェントはめんどくさいと思われる傾向にあります。
職務経歴書の修正指示が多い
転職エージェントがめんどくさい理由として、職務経歴書の修正指示が多いというものもあります。
職務経歴書というものは、社会人経験が長い人ほど書く項目が多く手間がかかるものです。せっかく時間をかけて書いたのに、修正指示がたくさん来るというのはほとんどの人にとって気分の良いものではありません。
しかし、これらの指摘はその書類をより良いものに仕上げようという転職エージェント側からの配慮の表れです。指示通りに修正した方が、書類を見た企業からの印象も良くなります。
受けたアドバイスを元に次回から気をつけて書いてみるなど、改善に向けた努力をしてみましょう。
面接対策が厳しすぎる
面接対策が厳しすぎるというのも、転職エージェントがめんどくさいと思われる理由のひとつです。
練習においても、まるで圧迫面接のような態度を取られたり、こちらの受け答えに冷たい反応を取られたりと、不快な思いをする場合もあります。実際の面接に寄せたリアルな条件で練習させてくれている可能性もありますが、あまりに厳しい態度では利用者は萎縮してしまうでしょう。
なるべく担当者とコミュニケーションを取ってそのような態度をやめてもらうか、どうしても改善されない場合は担当を変えてもらう必要があります。
転職エージェントがめんどくさい時の効果的な8つの対処法
さまざまな原因で転職エージェントをめんどくさいと感じてしまうのは分かりました。一度めんどくさいと感じてしまうと、なかなか使い続けようとは思わないでしょう。
しかし、ここで転職エージェントの利用をやめてしまうのは非常にもったいないことです。1人で転職活動をするよりも、転職エージェントを使う方が多くのメリットがあります。
一般的な求人サイトでの非公開求人も回してもらえる、複数の企業とのやりとりを仲介してもらえる、転職の実現に向けてアドバイスがもらえるといったポイントは、1人での転職活動では得られません。
困った時にどうすれば良いか知っていれば、転職エージェントを上手く使いこなせるはずです。転職エージェントがめんどくさいという時の対処法を知り、上手にサービスを活用しましょう。
1:転職の条件を明確にしておく
まずは、自分が転職する際に重要視したい条件とその優先順位を決めておきましょう。面談が長引いたり、頻繁に行われたりするのは、この条件が曖昧なまま転職しようとしているためである場合が多いです。
まずは、自分が働く上で大切にしたいことは何なのかはっきりさせておく必要があります。給与や休日、職場の場所、職種、業界、何でも構いません。
ここで重要なのは、ネット上などで好条件として流れてくる情報よりも、自分がどうしたいかということです。他者からの情報には流されないようにしましょう。
同様に、担当者からのおすすめ求人もそのまま受け取るのではなく、その求人のどこがおすすめなのか、しっかり理由を聞くようにすると良いです。
2:経歴・スキルは事前に洗い出しておく
自身の学歴・職歴といった経歴や、今何ができるのかというスキルなどは重要な項目です。転職エージェントへの登録や面談の前に、自分で洗い出しておくと後がスムーズになります。
書類を書く場合は、これらの情報は正確でなくてはなりません。担当者に指摘されてからちまちまと確認するのは、手間でありめんどくさいと感じる要因です。
そのような、「めんどくさい」と感じる機会そのものを減らすためにも、まずは自分でしっかり確認することをおすすめします。履歴書や職務経歴書にミスがないか、担当者に見てもらう前に入念にチェックしてみましょう。
3:自分から積極的にコンタクトを取る
転職エージェントをめんどくさいと感じるのは、あちらから一方的に連絡が来るからかもしれません。電話やメールなど、自分から積極的にコンタクトを取ることで、自分の方からエージェントを「使っている」という方向に意識の切り替えをしてみましょう。
面談の日程や内容についても、担当者に言われたことを受け身のまま鵜呑みするのではなく、自分から積極的に調整したり意見を述べたりすることで、めんどくさいと感じる機会は少なくなります。
また、転職エージェントの担当者に「して欲しいこと」「して欲しくないこと」といった自分の意思をはっきり伝えておくことも効果的です。まめなコミュニケーションで転職エージェントを活用しましょう。
4:担当者と合わない場合は変更を申し出る
転職エージェントの担当者と相性が良くない場合、担当者を変えてもらうことが可能です。合わない担当者と無理にやりとりを続けると、利用者の「めんどくさい」という気持ちが勝ってしまい会社の面目が潰れかねないということは転職エージェントも分かっています。
そのため、担当者を変更して欲しいと申し出れば変えてくれるところがほとんどです。
ただし、変更を申し出る時は担当者本人にではなく、転職エージェントの方に伝えるようにしましょう。また、変更理由も単に合わないから、とするのではなく「この分野に対してもっと詳しい人が良い」といった具体的なものにすると、相性の良い担当者と巡り会える可能性が上がります。
初回公開日:2022年06月29日
記載されている内容は2022年06月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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