【男女別】就活面接で使用する適切な一人称・使ってはいけない一人称
2:女性の場合の一人称
女性の場合、日常生活の中でよく使うのが「わたし」です。また成人男性の中でも日常的に「わたし」を使う人は結構います。ただし、女性が面接で「わたし」を使うことはどちらかと言うとあまりできないというのが実際のところです。
その理由としては、まず女性としては日常的によく使う一人称なので、それが当たり前すぎて少しカジュアルになってしまうということです。特に女性同士の面接では積極的に使うことは避けるべきでしょう。
また女性が「わたし」を使った時に、緊張していたり、発音が悪かったりすると「あたし」に聞こえてしまうという弊害があります。重複しますが、「あたし」は精神的な幼さ・未熟さを感じさせる一人称ですので、使うのは日常生活や友人との会話までにし、面接の場で「わたし」は極力使わないようにするべきです。
ただし、男性が「わたし」を使った時に「あたし」と認識されることはないので、男性の使用は特に問題ないと言えます。そして女性の場合でも「わたし」を使ったからと言って、マナー違反と取られて減点されることはありません。どちらかと言えば「わたくし」を使った方が丁寧になるといった程度のことです。
面接やビジネス以外のシーンで使うには特に問題のない一人称です。ただし、「あたし」に聞こえてしまうために「わたし」は使わない方がいいと言われているくらいなので、当然面接で「あたし」を使うのはNGです。
就活の面接で「僕」や「自分」を使わない方がいい理由
「僕」や「自分」はマナー違反
就活の面接で一人称に「自分」や「僕」を使ってはいけない理由は、ビジネスマナーとしての敬語が出来ないと判断されてしまうからです。
もちろん、「僕」や「自分」を面接で使ってすぐに不採用とはなりません。ただし、自分をアピールするべき面接の場で正しい敬語が使えないと判断されてしまうと、採用された後も正しい敬語が使えないというイメージのままで評価されてしまう可能性があります。
特に営業などの社外の顧客と関わる仕事を希望しているような方であれば、正しい敬語が使えないというイメージで判断されてしまうことで希望する営業職に就けなくなってしまうかもしれません。
正しい敬語を使うことは、マイナス評価を受けることを避けられるだけでなはく、面接においても信頼を手にする足がかりとなります。敬語さえ使いこなしていれば最低限の印象は面接官に与えることができます。敬語が出来ないという判断が下されてしまうとその後のコミュニケーションにも悪影響が出てしまう恐れがあるため、それだけは避けたいところです。
正しい敬語や一人称はビジネスマナーとして最低限のマナーです。最低限のマナーすら出来ていないとなると、これから社会人としてやっていくだけの覚悟や準備が出来ていないものと判断されてしまうかもしれません。そうならないようにするには基本的なマナーをしっかり身につけることです。
特に集団面接に注意すること
集団面接の場合、学生が何人か同席しているので普段の学生同士のノリになってしまう危険性があります。
もちろん基本的なマナーを身につけていて、ビジネスはビジネスと切り替えることができている人は問題ないかもしれません。ただし、切り替えが上手くいっていない人だと、誰か一人が「僕」と言ったことをきっかけに悪影響を受けてしまい、一人称で「自分」「僕」を連発してしまうなんてこともあり得る話です。
集団面接は学生同士の馴れ合いの場ではなくあくまで面接の一環です。そういうことをしっかりと頭の片隅に入れて臨むようにしましょう。
就活の面接で「僕」や「自分」を使うと落ちる?
基本編
一般的な面接においては、「僕」や「自分」を使うと落ちる可能性が高くなります。