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インターンシップで内定はもらえるのか|内定以外のメリットとは

インターンシップとは、企業が採用活動を始める前のいわゆる「職場体験」のことで、元々は採用活動というよりかは就活生が選考に応募するための、企業選びの一環として行われていました。

また、他の社員との相性や協調性、責任感といったことも評価しています。企業が新卒生を採用する時に、即戦力として求めることはほぼありませんから、仕事ができるかどうかはあまり重視されていません。というか新卒生が、仕事ができないのはある意味当たり前なので、インターンシップ中にミスをしたからといって諦める必要はありません。

むしろ、ミスをした後、社員の指摘を受けてどう動けるかということを見ています。ミスをした時になにがいけなかったのか、自分の中で咀嚼してその反省点を自分のものにしていかなければ、結局何度も同じ間違いを繰り返してしまうでしょう。指摘されたことをしっかりと理解できるか、素直に指摘を聞き入れて修正をすることができるのかといったことの方が、よほど大切なのです。

同じミスを繰り返さない、与えられた課題について責任をもってやり遂げようとする姿勢が最低限必要でしょう。さらに言われた仕事に対して、自分なりの創意工夫を加えてより良いものを作り出そうとする姿勢は、高い評価を得ることができるチャンスにもなります。

その時も自分勝手に進めるのではなく、社員に自分の提案をまずは相談することが大切です。きちんと社員に相談することができれば、提案力や向上心を評価してもらうことができるでしょう。

内定以外でインターンをやるメリット

ミスマッチを防げる

まず一番大きなメリットは、入社する前に実際の職場を体験できるということが挙げられます。最近では入社をしても、3か月以内に退社してしまう新卒生が3割にも上ると言われています。

就活中にはそれなりに企業研究もして、この会社で間違いないと面接を受け見事採用されたにも関わらず、実際の職場に入ってみてこんなはずではなかったと退社するハメになってしまうのは悲劇でしかありません。

実際しっかりと企業研究をした上でインターンシップに参加して内定を得たものの、インターンシップ中に自分が今後その会社で活躍していくにあたって、仕事に求めているものと現実の業務では何かが違うと感じる人も少なくありません。

もし、インターンシップに参加していなければ、入社後それに気づくことになるわけです。そうすると後戻りはできない状況で、我慢して働くかもしくは入社直後に離職するという選択肢しかなくなってしまいます。

インターンシップ中に気付くことができれば、志望企業を変えたり、違う業界に方向転換をするということも十分可能です。インターンシップはリアルな職場環境を体験することができるチャンスですから、企業と自分の相性が合致しているかしっかりと見極めましょう。

社会人として働く具体的なイメージ

就活生はアルバイトなどの経験がある人も多いですが、正規社員として働くのはおそらく初めての経験になるでしょう。インターンシップに参加して社会人の中で実際の業務に触れられる経験は、社会人としての自覚が自然と芽生えますし、就活においてのモチベーションにもなるでしょう。そういった自然に芽生えてくる自覚は本人が気づいていなくても、本人が醸し出す雰囲気に出るものなのです。

面接やESの練習

インターンシップに参加するためには、面接が必要な企業も多くあります。企業が行う面接を受けることで、面接の練習をすることができますし、数をこなせば面接官が投げる質問から、何を知りたいのかをくみ取るコツをつかむこともできるでしょう。

また、インターンシップ中に社会人と関わることで、面接官の前に出た時にも変に身構えることなく、自然体で受け答えができるようになります。そしてインターンシップ中の経験は、どんな些細な経験でも必ず自分を成長させる材料になります。

社員から受ける指摘は、自分の強み弱みについての客観的な意見でもありますから、エントリーシートを記入する上でも役に立つでしょう。インターンシップに参加していない就活生の志望動機は教科書から抜き出したような内容であるのに比べて、実際に業務に携わった経験を踏まえた志望動機や自己紹介は、面接官の心に訴えかける内容にすることができるでしょう。

就活生同志のコミュニティ

早期にインターンシップに参加している学生の中には、就職活動に関する情報を入手するためのアンテナを高くして、いわゆる情報通な人もいます。インターンシップ中に就活生同志でコミュニティを形成することができれば、自分だけでは知り得なかった情報を得ることもできるでしょうし、就職活動で困ったことがあったときに率直な意見を言ってもらえる仲間となるでしょう。

お互いに就活生という同じ立場にありますから、面接の練習相手になるなどして協力し合うこともできます。

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