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考察の書き方とポイント5つ|意味|レポート|感想との違い

更新日:2024年11月01日

質の高いレポートや論文に仕上げるためには、考察の部分が重要となります。しかし、考察と言われると、なんだか難しい気がするという人も少なくありません。考察は、日常生活でも無意識に繰り返している作業です。論文などでは、抑えるべきポイントを意識し論理的に書きましょう。

考察とは

「考察」は論文やレポートで必ずといって良いほど出てくる文字ですが、正しい意味や使い方が分かりにくいため、書く際に戸惑う人も少なくありません。

また、「考察」に似た意味の言葉も多くあるため、混同してしまいがちな言葉でもあります。正しい意味を良く理解することが大切です。

この記事では、まず考察の意味についてもう一度確認し、どのような使用方法が正しいのかなどを理解するために例文を添えて説明していきます。

考察の意味

考察とは、「物事を明らかにするために、自分でよく考えて正しい答えを調べること」です。したがって、結果から結論に至るまでの課程について論理的に組み立てながら、文章にする部分になります。

意味は理解していても実際使い方が良く分からないという人のために、この記事では「考察」についてもう少し詳しく説明していきます。

考察の類語

考察には、さまざまな類語があります。例えば「検討」「考慮」「省察」などです。また、類語以外にも、良く混同されてしまう言葉として「結果」「感想」「反省」があります。

「結果」とは、ある物事、行動などから起きた現象や結末を表す言葉です。「感想」は、ある物事に対して心に生じた、自分の考えや所感などを意味します。「反省」は、自分がとった行動やあり方などを振り返り、正しかったのかなどを考えることを表します。

説得力のあるレポートの構成

説得力のあるレポートにするためには、文章構成は大切です。一般的な文章構成は以下の流れになります。

1:目的
2:目的の対象や達成するための方法
3:結果
4:結果に基づいた考察
5:考察に基づいた結論
6:結語
7:参考文献

「考察」は、得られた「結果」を根拠とし、「目的」とした内容を達成できているかを見極めて論理的な感想を述べることですので、説得力のあるレポートにするためには、「考察」は大切な部分となります。

考察の書き方とポイント5つ

大学生や社会人になると、場合によっては、実習や実験結果のレポートや論文などにおいて「考察」を書く機会が増えます。

「考察」を書くためには、どのような項目をどのような順番で書くべきなのか、大学時代にやっていたことを忘れていないかを含めて、正しく理解をしておくことが大切です。

「考察」を書くためにはポイントがあります。そこで、レポートや論文における「考察」の書き方と5つのポイントについて紹介します。

①今までの認識をまとめる

「考察」を書くためにまずは、目的に対して、すでに一般化されている数値や今までの認識を具体的に提示しておくことがポイントです。

一般的に、論文やレポートの内容は、特定のものやことに対しての記述になることが多いですが、比較対象としての物事を先に提示しておくことで、正確性の立証などに役立てることができます。

このように、場合によって「考察」は他の物事との比較をすることから、述べることも可能となります。

例文

「一般的な数値は、○○ですが、同様の実験において私の実験結果は○○でした。私の実験結果がこのようになった背景には○○があったということを考察することができます。

②結果からわかるメリットをまとめる

「考察」を書くためには、ある物事に対して、どのような過程を経てその結果に至るのかを予想することが大切です。「考察」は予測であるため、「結果」とのセットが必要となります。

まず、結果によって得たメリットをまとめることで、文章を分かりやすくし、スムーズにその後の「考察」へと結びつけていくことが可能です。

例文

次のページ:③結果からわかるデメリットをまとめる

初回公開日:2017年08月18日

記載されている内容は2017年08月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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