カバーレターの書き方/例文・おすすめテンプレート
更新日:2024年09月21日
カバーレターとは?
ビジネスで「カバーレター」というのは、書類を送付する際に併せて同封する書類のことを指します。「送り状」「送付状」「添え状」「挨拶状」が同意義にあたり、ビジネス上欠かすことのできない書類です。主に郵送で送付するときに添付するのが代表的な使い方ですが、ほかの連絡手段でも使用することがあります。
カバーレターは必ずつけるもの?
ビジネスで書類を送るときにつけるカバーレターですが、人によっては添付しない人もみうけられます。しかし、なんの挨拶もなしに文書のみを送付することとなりますため、送られた相手へ失礼となることもあります。ビジネスマナーとして、書類を送るときには必ずカバーレターをつけるようにしましょう。
カバーレターの書き方
必ず書くことはある?
カバーレターを作成する際に書くことはどのようなことでしょうか。
基本的に書くこととしては、
・送付先の住所、宛名
・送付する日付
・件名、本文~結び
・署名(自身の名前)
となります。ビジネスなので、送付する日付はとても大事です。自分が「どの書類」を「誰に」送るのかをしっかり記載しましょう。
マナーは?
カバーレターを書くときにマナーとして注意すべきことはあるのでしょうか。
・相手の会社名は略さずに書きましょう。株式会社を(株)と書くなどはNGです。
・縦書き、横書きどちらでも問題ない。縦書きの場合には、「一、二、三」と漢数字で書き、横書きの場合には「1、2、3」とアラビア数字で書きます。
・あいさつ文は必ず入れましょう。
「拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます」
「拝啓 益々ご繁栄のこととお慶び申し上げます」
が一般的な頭語であり、
「敬具」
が結語となります。時候の挨拶は省略しても構いませんが、
「拝啓 春暖の候、時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます」
など定番の文章を使うのも問題ありません。
・送付する書類を箇条書きする時には
「記」と「以上」を書きます。以上の後には文章を書かないようにしましょう。
そのほか注意することは?
マナーのほかにもカバーレターを作成するときに注意すべき事項はあります。
・相手の名前をきちんと確認する
相手の名前を間違えることは大変失礼に当たります。役職なども正しい役職名かを確認した上でカバーレターを作成しましょう。
・カバーレターを作成したあとの送付も、タイミングも考えて
手続きの関係上などで相手から「この日付までに送付してほしい」と希望される場合もあります。カバーレターを手際よく準備し、指定された日にしっかりと届くように手配しましょう。
・送付内容が合っているかを確認する
送付する書類名がきちんとしているか、部数が合っているかなども送付前に確認することが大事です。油断して送付先を間違えてしまうなどしてしまうことはビジネスマンとして致命的とも言えますので、おろそかにしないようにしましょう。
カバーレターの例文
カバーレターには送付する内容などによって色々な送り方があります。いくつかのパターンをご紹介します。
日本語
面接の応募
就職活動や転職活動ではまず面接へ応募することが必要になります。オンラインで応募する企業も増えてきていますが、現在でも郵送で応募することが必要な企業もあります。応募先の企業へ書類を送付するときのカバーレターです。他のカバーレターと違う点は会社ではなく自分の住所などを記載することです。電話番号も記載するようにしましょう。
【例文】
①「日付」xxxx年xx月xx日
②「送付先会社名」
xx株式会社 人事部 採用ご担当者様」
③「送付元」
〒xxx-xxxx
東京都中央区xxxx x-x-×
090-xxxx-xxxx
山田 太郎
④「本文」
応募書類の送付について
拝啓 貴社ますますご清栄のことと存じ、お慶び申し上げます。
この度、貴社求人に応募させて頂きたく、応募書類をご送付させていただきました。
ご検討の上、ご面談の機会を頂けますと幸いです。
ご査収のほど、よろしくお願い申し上げます。敬具
⑤「添付」
【添付書類】
記
・履歴書 1枚
・職務経歴書 1枚
以上
初回公開日:2017年11月22日
記載されている内容は2017年11月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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