【ケース別】お詫びの手紙の書き方・例文・お詫びの品について
更新日:2024年09月08日
事故を起こしてしまった場合
【例(交通事故を起こして相手にけがを負わせてしまった場合)】
謹啓
先日の事故で〜〜様にお怪我をさせてしまいましたこと、深くお詫び申し上げます。
その後お怪我の具合はいかがでしょうか。
このたびのことは私が運転中に携帯電話を操作してしまっていたことが原因であることは明らかであり、自身の責任を痛感して深く反省いたしております。
つきましては先般ご連絡させていただきました通り、治療費等は私がお支払いいたしますので、お手数ですが私にご請求いただきますようお願い申し上げます。
改めてお見舞いにお伺いいたしたく存じますが、まずは書中にてお詫び申し上げた次第でございます。
敬具
このケースでは事故を起こして相手が怪我をしてしまっているため、最初に相手の怪我の様子を気遣う内容が書かれています。その上で、深く反省していること、治療費の支払いに関して触れ、改めてお見舞いに行く旨を伝えています。
お詫びの品の選び方は?
場合によっては、迷惑をかけてしまった相手を訪問して謝罪するケースもあります。その際には、お詫びの品を持っていくことが通例です。お詫びの品は、お菓子を持って行くのが一般的です。
なぜお菓子が一般的なのでしょうか。もし形として残るものを持って行った場合、それを見る度に嫌な記憶がよみがえってしまうことになります。そのため、食べ物など、後に残らないものにするのがマナーです。相手の好みがわかる場合は相手の好みに合わせたお菓子や食べ物、分からない場合はゼリーや羊羹などが一般的です。
相手の年齢にもよりますが、流行のお菓子などは「軽い」という印象を与えてしまうケースがあり、お菓子自体も「軽いものは良くない」と思われるケースがあります。そのため、ある程度重さがあるゼリーや羊羹がよく選ばれています。
また、謝罪する相手の近所で購入したものや高級すぎるものは避けるべきです。高級なものを持って行くことで、「品物でうまく解決しようとしている」と思われ、状況が悪化する可能性があるからです。
価格帯は謝罪の内容にもよりますが、3,000円前後から高くても10,000円までの範囲内にするのが一般的です。
お詫びの品を渡すタイミングは?
お詫びの品を渡すタイミングは非常に重要です。お詫びでない通常の場合の手土産などは最初に渡すのが一般的ですが、お詫びの場合は異なります。そもそも相手先を訪問するのは、お詫びの気持ちをきちんと直接相手に伝えるためです。
主役はお詫びの品ではなく、謝罪の気持ちです。もし最初にお詫びの品を渡してしまうと、いかにも品物でうまく収めようとしているという印象になってしまいます。まずは誠心誠意で謝罪をし、相手が話を聞いてくださった上で渡すようにしましょう。
中には、品物を受け取ることを拒否する方もいます。その場合は無理に渡そうとせずに、持ち帰るようにしてください。
お詫びの気持ちが伝わる手紙を書きましょう!
ここまでお詫びの手紙の書き方などについて紹介してきました。書き方や例、お詫びの品についてなど、具体的に触れましたが、最も大切なのは謝罪の気持ちです。相手に誠実な謝罪の気持ちが上手に伝わるよう、ぜひこの記事を参考にしてください。
初回公開日:2017年10月17日
記載されている内容は2017年10月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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