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「なので」の正しい使い方とは?言い換え表現と例文や英語表現を紹介

更新日:2023年12月03日

「なので」は文と文をつなぐ接続助詞です。日常的に使う表現ですが、ビジネスシーンといった公の場では使用を控えたほうが良い言葉だということをご存知ですか?本記事では「なので」の言い換え表現や例文、英語表現などを紹介します。ぜひ参考にしてください。

  • 遅番シフトにしたがいまして、帰宅が遅くなります。

「ですので」

「ですので」は、「なので」を丁寧に表現した話し言葉です。そのため、「なので」の言い換え表現として非常に使いやすいのではないでしょうか。

ただし、「ですので」は敬語の中ではくだけた表現とされています。書き言葉としての使用は控えましょう。

  • 今日はシフトが遅番ですので、帰宅が遅くなります。

「よって」

「よって」は、「だから」「そのため」と役割はほぼ同じです。自分の意見や感想を述べるときに使う言葉とされています。

「よって」は書き言葉として使われることが多く、話し言葉ではあまり用いません。

  • 今日はシフトが遅番だ。よって、帰宅が遅くなる。

文頭に「なので」は使える?

前の文章と後ろの文章をつなぐ役割をする接続助詞「なので」は、文頭には使えません。したがって、「なので」の丁寧語にあたる「ですので」も文頭には使用しません。

ビジネスやフォーマルなシーンで発言するときには、「なので」「ですので」から話を始めないように注意が必要です。

また、履歴書といった公の文章を作成する場合も、文頭に「なので」「ですので」を置かないように気をつけましょう。

「なので」の英語表現

「なので」を英語で表現するときには「so」を使用することが多いようです。「so」は行動の結果を重視するときの表現です。

ただし、「so」はカジュアルな表現とされています。ビジネスメールや目上の人への連絡には「therefore」を使うほうが適しています。

「therefore」は「それゆえに」「したがって」「ひいては」と訳される言葉です。

また、「なので」の英語表現は「so」「therefore」のほかにも、「because」「since」「as」「for」などがあります。

「because」は相手が理由を知らない場合の説明をするとき、「as」は相手が知っている理由を話す場合の表現です。

「since」は「as」のフォーマルな表現にあたります。より丁寧に相手に伝えたい場合は、「as」より「since」が適していると言えるでしょう。

「for」は文学的な使い方をするため、会話ではほとんど用いられません。

相手へ失礼にならないように使おう

文と文をつなぐ言葉「なので」は、使いやすい表現のひとつです。

しかし、「なので」は話し言葉かつ敬語表現ではないため、使うシーンや相手によっては失礼に当たる可能性があります。

相手を不快にしないことはもちろん、自分の印象を下げてしまわないためにも、「なので」をビジネスやフォーマルなシーンで使う場合は言い換え表現を使用しましょう。

この記事で紹介した言い換え表現を使って、取引先や上司といった相手との関係を良好に築いていきましょう!

初回公開日:2017年11月27日

記載されている内容は2017年11月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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