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もみじの人気の種類一覧・見分け方・育て方・色|楓/紅葉しない

更新日:2024年08月16日

秋になると見事な景色を見せてくれる日本のもみじですが、もみじは1種類ではありません。種類によって葉っぱの色も形も違います。庭木としてのもみじの育て方や、紅葉スポット、もみじの情報をたくさん集めてみました。秋までにもみじの魅力を再確認してみませんか。

たくさん種類のあるもみじの中から、自宅の庭に植えて育てる場合どの種類のもみじが適しているのかわかりません。ここでは、紅葉が楽しめて且つ育てやすい種類のおすすめのもみじについてご紹介します。

ヒカサヤマとサンゴカクがおすすめ

ヒカサヤマは、芽吹きから秋の紅葉まで葉色が変わるのが特徴です。そのため、秋だけでなく季節ごとに葉っぱの色の変化が楽しめます。芽出しは紅とクリーム色がかかった色で、夏はグリーン、秋には赤黄色から紅色、赤紫色へと徐々に変化しますのでとても楽しめます。ヒカサヤマの樹高は3~5mほどになります。

サンゴカクは、新緑時は黄緑色の葉の縁にうっすらと淡い紅色が掛かる点が特徴的で、真っ赤な幹が目を引きます。葉が落ちた後の真っ赤な枝は、冬枯れの庭にも映えるので人気があります。和風の庭以外でも違和感なく溶け込みますので、洋風の庭にもおすすめです。サンゴカクの樹高は3~4mほどです。

育て方

もみじに適した日当たりは、日向か半日陰が適しています。鉢植えの場合の土は、赤玉土と腐葉土を混ぜ使用します。庭植えの場合は、根付いてからの水やりは行う必要はありません。鉢植えの場合は、夏場以外は表面が乾いた時だけたっぷりの水をやりましょう。

鉢植えの場合、夏場は毎日の水やりが必要になります。肥料に関しては、2月に有機肥料を施します。根元から少し離れた所に穴を掘り、肥料を施します。早く成長させたい場合は、成長期の春と秋にも追肥をおすすめします。

色別人気のもみじの種類

もみじには、紅葉の他に新緑が美しい種類のもみじもあります。葉っぱの色も何種類かあり、芽吹き時から楽しむ事もできますので、秋だけでなく1年を通して楽しむ事ができるのも、もみじの人気の秘密です。

特徴的な赤色

そもそももみじの色が赤く染まるのは、アントシアニンという色素によるものです。緑色の色素である葉緑素は、秋になるにつれ日照時間が短くなるなどの理由から栄養素が十分に行き渡らず壊れてしまいます。光合成により葉っぱで作られる糖分と、この壊れた葉緑素が結び付き、赤色の色素であるアントシアニンが生成されます。

このように秋に色鮮やかな赤色に変わるもみじを紅葉と言いますが、他にも色素の種類によって、黄色に変わる種類は黄葉、褐色に変化するものは褐葉とそれぞれ呼称があります。しかしながらもみじの色の種類の判別が難しいので、総称として紅葉と言われ親しまれています。

もみじは不思議な植物で、同じ樹からなる葉っぱでも別の色に変化する事があるのですが、その理由はわかっていません。

新緑が美しい春もみじ

新芽が美しいもみじの中にチシオもみじがあります。チシオもみじは春もみじと言われる種類で、新芽は花が咲いているかのように鮮やかな赤色をしています。葉っぱの色は夏に向かって徐々に緑色に変化し、秋には橙色から黄色に変わります。

春もみじにはアカネという種類のもみじもあります。芽吹きは茜色で、葉色は橙色系に変化し、黄色から黄緑色に変わります。

斑入りもみじ

変わった種類のもみじでは、斑入り品種のベニシチヘンゲというもみじがあります。開葉期の葉のピンク色の縁取りが特徴的で、夏にかけて徐々に色合いが淡く変化します。

少し変わった色合いの葉を持つのがノムラモミジです。紫葉を代表する品種と言われています。新芽の赤から赤茶に変化し、基調の赤紫に変わります。環境の変化によって、夏場に赤みを帯びたグリーンになる場合があると言われています。このノムラモミジは、とても落ち着いた雰囲気のもみじで、古くから庭木として人気があります。

場所別もみじの人気の種類

もみじの種類は約160種類あると言われています。日本で自生しているもみじは約20~30種類ですが、日本は紅葉の美しさが有名で、紅葉の季節になると、紅葉を楽しむ外国人観光客の姿が多く見られます。そこで、日本に分布する代表的な3種類のもみじを場所別にご紹介しましょう。

代表的なもみじ

冒頭でも述べているように、日本に分布する代表的な3種類のもみじは、「いろはもみじ」、「やまもみじ」、「おおもみじ」に分類され、それぞれ分布地が異なります。

いろはもみじは、本州北部以外の太平洋側と九州地方が主な分布地です。やまもみじは、青森県から福井県に至る日本海側に自生し、おおもみじは、北海道を含む本州の太平洋側と九州となっています。

日本に自生する代表的なもみじは主にこれら3種類のみですが、これらの3種類からヤマモミジ系の品種のもみじやイロハモミジ系の品種など、秋の野山を多くのもみじが美しく彩っています。

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初回公開日:2018年03月29日

記載されている内容は2018年03月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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