勿忘草の花言葉とは?青・ピンク・白・紫の色別の意味も解説
更新日:2024年10月26日
「勿忘草ってどんな花だっけ?」
「勿忘草の花言葉って何だろう」
「いろんな色があるけど、花言葉も違うのかな」
このように、勿忘草の名前は知っていてもどんな花だったか思い出せない方や、花言葉を知りたいという方もいるのではないでしょうか。
ここでは、勿忘草がどのような花でどうしてこの名前になったのかという知識や、色ごとの花言葉の違い、誕生花とされる日にちの紹介をしています。
この記事を読むことで、勿忘草の開花時期などの基礎知識から名前の由来、花言葉の種類を知ることができます。その知識をもとに花を選ぶことで、大切な人に思いを伝える後押しになるでしょう。
勿忘草の花言葉を知りたい方は、ぜひこの記事をチェックしてください。
勿忘草とは?
勿忘草は「わすれなぐさ」と読み、ムラサキ科ワスレナグサ属に分類されます。本来は多年草ですが、日本の気候では夏を越すことが難しいため1年草と考えられている植物です。
1つの花の大きさは8mm程度で、高さは15~50cm程度に成長します。青色が馴染みのある色で、小さな花が沢山咲いている様子は可愛らしい印象を受けるでしょう。
葉が細長い様子から、ネズミの耳という意味の属名がついています。
花名の由来
勿忘草には、ある伝説がもとになってこの名前になったといういわれがあります。1つはドイツのルドルフの伝説、もう1つはアダムの伝説です。
ドイツの騎士「ルドルフ」が恋人「ベルタ」に渡すため、ドナウ河の岸辺に咲いていた勿忘草を摘もうとして足を滑らせ、河で命を落としてしまいます。間際に最後の力を振り絞って勿忘草を岸に投げた際に「僕を忘れないで」といった言葉が由来とされています。
アダムが由来とされる話では、エデンの園の花々に名前を付けていた際に最後まで気付かずに名前をつけ忘れてしまった花に、「絶対にこの花を忘れないように」という思いから「勿忘草」と名前をつけたと考えられています。
どちらの伝説も儚げなイメージを感じるでしょう。
勿忘草の原産地
勿忘草は50種類程度あるとされていて、主にヨーロッパ、アジアなどの温帯や亜寒帯が原産となっています。暑さに弱いため日本では夏を越すことが難しいですが、原産国では多年草に分類されます。
日本に昔からある「エゾムラサキ」もワスレナグサ属の一種で、時期になると沢山の青や紫の花を見ることができるでしょう。日本に最初に入ってきたのは「ノハラワスレナグサ」という品種で、明治時代の話とされているのですから、歴史に驚きます。
勿忘草の開花時期
勿忘草は、3〜6月頃に見頃を迎える花です。開花の時期が春〜夏と長いことが特徴で、青色の小さな花がたくさんあつまって咲く様子を長い期間見ることができるでしょう。
暑さに弱いため、日本の気候では1年草と考えられているものの、原産国などでは多年草に分類されています。うまくいけば翌年も同じ花を見ることができるでしょう。
勿忘草の花言葉とは
花の名前にも由来がある勿忘草は、ドイツのルドルフがいった「わたしを忘れないで」や恋の伝説であることから「真実の愛」という花言葉がつけられています。
花言葉を知っていると、贈る相手へ花とともに伝えたい気持ちを伝えることができるでしょう。
英語では「true love(真実の愛)」、「memories(思い出)」といった花言葉がつけられていて、すべてドイツの恋の伝説を意識した花言葉のように感じます。
【色別】勿忘草の花言葉
すべての色の勿忘草に共通している花言葉は「わたしを忘れないで」や「真実の愛」ですが、青やピンクなど、それぞれの色での花言葉は変化があるのでしょうか。
ここから、青・ピンク・白・紫の勿忘草の花言葉を紹介していきます。
花言葉と花の名前が同じという花は数が多くないため、忘れずに覚えておくことができるでしょう。
青い勿忘草の花言葉
「真実の愛」「誠の愛」という花言葉がつけられている青色の勿忘草は、勿忘草といえば思い浮かべる人が多い、勿忘草の代表ともいえるカラーです。
「真実」と「誠」は似たような意味の言葉ですが、「真実」は比較的馴染みのある言葉であり、「誠」の方が少しかっちりとした印象を受けるでしょう。
「信頼感」「誠実さ」などのイメージを与える青色ですから、この花言葉がぴったりであることがわかります。
初回公開日:2022年08月23日
記載されている内容は2022年08月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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