アインシュタインの性格とは？生い立ち・エピソード・功績も紹介

子供の頃から数学は得意だった

小学校の頃は学業に見込みがないと見放され、教師と衝突するこもあったアインシュタインですが、苦手なのは自分に関心のない科目だけで興味のあった数学は非常に優秀でした。

その証拠に、9歳の時にピタゴラスの定理を証明しており、数学における才能を発揮していました。12歳の時には叔父からもらったユークリッド幾何学の本を読破し、微分や積分を独学で勉強しています。

アインシュタインは数学で落第したという通説は間違っているのです。

子供達からもらった手紙を大切にしていた

アインシュタインは子供たちからたくさん手紙をもらいましたが、必ず返事を書くようにしていたそうで、そこにも彼の隠された性格が読み取れます。

子供たちとやり取りした手紙は偉大な物理学者アインシュタインのイメージとは異なり、愛情のこもった励ましの言葉にあふれていたそうです。

またアインシュタインは1922年に日本を訪れていますが、その後に「日本の小学児童たちへ」という手紙を出しており、1ヶ月滞在して体験した日本の素晴らしさについて触れています。

人種差別反対活動に積極的であった

アインシュタインが人種差別に反対していたことはよく知られていますが、それは性格によるものというより彼自身がユダヤ人だったことが影響しています。

ドイツに居を構えていたアインシュタインは、ナチスが政権を握ると迫害を逃れるためにアメリカへ逃れました。ところがアメリカでも黒人に対する人種差別があり、アインシュタインは、全米黒人地位向上協会（NAACP）に参加して人種差別反対活動をしたのです。

恋愛に関しては全く才能がなかった

アインシュタインは「私には特殊な才能はありません。ただ、熱狂的な好奇心があるだけです」という言葉を残していますが、ここに彼の性格が端的に表れています。熱狂的な好奇心により偉大な発見を成し遂げたのです。

その熱狂的な好奇心の中に女性は含まれていません。生涯に2度の結婚をして2度とも離婚していますし、多くの女性遍歴があったといわれています。物理や数学では天才的でしたが、恋愛については才能がなかったのでしょう。

2度の結婚で3人の子供を授かる

生涯に2度の結婚をしているアインシュタインですが、最初に結婚したのはチューリッヒ工科大学で知り合った物理学者のミレーバでした。彼女との間に3人の子供が生まれましたが、結婚前に生まれた娘は養女に出したため、その後の消息は不明です。

その後、2人の息子を授かりましたが離婚します。息子たちはミレーバが引き取り、アインシュタインが2度目の結婚をしたのは従姉のエルザです。

ミレーバは離婚する時に慰謝料としてノーベル賞の賞金を要求し、その後アインシュタインは見事に受賞しています。

有名な「舌出し」写真は照れ隠しから生まれた

アインシュタインといえば、カメラに向かっておどけたように舌を出している写真が有名です。性格的に人とのコミュニケーションが苦手で生真面目だったアインシュタインは、むすっとした写真ばかり残しています。

そんな彼がなぜカメラに向かって舌を出したのかというと、カメラマンから笑顔をリクエストされたので照れ隠しでアカンベーしたのです。

この写真は72歳の誕生パーティーを終えた直後に撮影され、アインシュタイン自身も気に入って、焼き増しを頼んだといわれています。

日本に原爆が落とされたことに責任を感じていた

ナチス政権から逃れてアメリカへ渡ったアインシュタインは、ドイツが原爆製造に成功するかもしれないと知ってルーズベルト大統領に原子力開発を訴え、マンハッタン計画が始まりました。この計画で原子爆弾が完成し、広島と長崎に投下されたのです。

親日家だったアインシュタインは、自分が原爆開発に関与したことに責任を感じました。「ドイツが原爆開発に成功しないと知っていたら、指1本動かさなかっただろう」と語り、その後は核軍縮を支援するようになったのです。

トレードマークの髪型は父親になってから

アインシュタインといえば有名の舌出し写真ですが、ボサボサの髪型もトレードマークになっています。

実は、若い頃のアインシュタインはいつも髪をきれいに整えていました。ボサボサの髪型になったのは、結婚して子供が生まれてからです。家族を養うために必死になって働き、髪を梳かすのも忘れてしまいました。

生来の性格もあって、ボサボサの髪型に慣れてしまった彼は生涯床屋へ行かず、トレードマークになったというわけです。

本当のIQを知る者はいない

ずば抜けた天才だったアインシュタインは、死後に密かに解剖されています。病理学者の1人は天才の脳がどうなっているか知ろうとして手元に置きますが、後に盗まれてバラバラになってしまいました。

脳の秘密を解き明かせませんでしたが、今でもアインシュタインのIQに対して多くの人が興味を抱いています。しかし、アインシュタインはIQテストを受けたことがないのです。

IQ160だったという意見や、優れていたのは物理関連の能力だけでIQは平均的値だったという意見もありますが、本当のIQを誰も知ることはできません。

FBIから長年マークされていた