ソフト電池ランタイムの導入は避けることができない?メリットなど紹介
更新日:2024年06月20日
1:不正使用防止のため
ソフト電池ランタイムの導入が避けられない大きな理由として挙げられているのが、不正使用を防止する効果が高い点です。
ITの進化や技術の発達によって、正規のゲームが不正にコピーされて使用されるという事態が増えてきています。このような不正使用を防止するために、現在の正規のゲームはソフト電池ランタイムに認証されたものでなければ使用できない仕様となっているのです。
2:不正にコピーされるのを防ぐため
不正使用されるゲームデータというのは、正規のゲームデータが不正にコピーされたものが多く見受けられます。安易な気持ちで行われるカジュアルコピーも営利目的の違法コピーも、どちらも大きな存在を与える行為です。
このような不正コピーを防止するために導入されているのがソフト電池ランタイムであり、コピーそのものを防ぐだけではなく、コピーされたものが正常に利用できなくする効果もあるため、導入を必須としている会社が増えています。
3:必須ソフト化になっているため
ほかにもソフト電池ランタイムの導入が避けられない理由として、ゲーム側がそもそもソフト電池ランタイムを必須ソフト化している点が挙げられています。
データの不正利用やコピーを防止することができることから、ゲーム側が最初からシステムとしてソフト電池ランタイムを組み込んでいることが多いです。これによって避けようとしても自動的にダウンロードされてしまうことから、避けようがありません。
4:避けると正常に動かなくなる
ゲーム側がソフト電池ランタイムを必須化しているということは、無理にシステムを避けて遊ぼうとしても、正常にゲームが動かなくなってしまうという事態を引き起こしてしまいます。
元々自動的に導入されるように組み込まれていますし、組み込む際にソフト電池ランタイムがないと起動しないようにシステム化されているものがほとんどです。このため、ゲームを正常に起動させるためにもソフト電池ランタイムは避けられないシステムとなっています。
ソフト電池対応のゲームが起動できないときの対処法
ソフト電池対応のゲームをダウンロードまたは購入した際、起動しようとしてもエラーメッセージが表示されて起動できない場合があります。すでにソフト電池ランタイムプログラムを入れていても、起動できない場合もあるようです。
このような場合は不正コピーの可能性もありますが、そうではない場合は冷静に対処することで起動できるようになります。ここからは、そんなソフト電池対応のゲームが起動できない場合の対処法を紹介します。
「管理者として実行」を試す
まず試した方がいい対処法として挙げられているのが、「管理者として実行」です。ゲームの起動ファイルを右クリックするとメニューが開くので、その中にある「管理者として実行」を選択します。
こうすることでプログラムを管理者の権限で動かすことができるようになるため、ソフトによってはこの操作だけでゲームを起動させることが可能です。ただほかに起動できない原因がある場合、この対処法では起動しません。
ESETでゲームファイルの実行を邪魔しないように設定する
「管理者として実行」を試してもゲームが起動しなかった場合、「ESET Internet Security」というセキュリティソフトが邪魔をしてしまっている可能性が高いです。このため、ESETがゲームファイルの実行を邪魔しないように設定を変更する必要があります。
やり方は、ESETのホーム画面の左メニューから「設定」を選び、設定画面に移行します。画面右下にある「詳細設定」から「除外」の項目を探してクリックし、「パフォーマンス除外」の「編集」→「追加」→「パス」の右端にある「…」を選びましょう。
後は起動しないゲームのフォルダを選択して設定を完了すれば、ESETでゲームファイルの実行が邪魔されなくなるので、普通に起動することが可能です。
ソフト電池ランタイムの導入は避けることができない
ソフト電池ランタイムは、増加しているサイバー犯罪を未然に防ぐ・被害の拡大を防ぐという意味でも、導入が避けられない存在となっています。
ただソフト電池ランタイムを導入することは、正しくゲームを遊べるようになるだけではなく、自分自身のデータを守るという意味でも重要な意味があります。このため、導入は避けられないものの、そのメリットや意味を理解することが大切です。
初回公開日:2022年10月03日
記載されている内容は2022年10月03日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。