思慮深い人の特徴とは?特徴や長所・短所についてもあわせて紹介
更新日:2024年08月25日
どんなことにもリスクは存在します。
思慮深い人というのは、自分以外の物事は完全にはコントロールできないことを知っています。そして、外部環境から起こるリスクを受け入れているのです。
そのため、アクシデントが起こることは、ある程度想定済みです。そのうえで、想定できるアクシデントに対策を持って行動に移すので、結果的にアクシデントが起こる確率も低くなります。
また、もしアクシデントが表面化したとしても、事前の準備があるため冷静に問題に対処できるのです。
思慮深い人の短所
思慮深い人も長所ばかりではありません。何にでも長所があれば短所もあるものです。
時には「思慮深い人」という言葉の中に短所の意味を暗に含む時があるので、前後の発言からあまり良いように言われていないと思ったときには、次に挙げることを思い出しましょう。
とはいえ、思慮深い人の「物事を注意深く検討して判断できる能力」は、とても貴重なものです。過剰に反応したり、悲観的になることはありません。
それでは、思慮深い人が持つ短所について紹介していきます。
効率を優先しがちな場合がある
思慮深い人は、効率を優先しがちな面があります。
なぜかというと、思慮深い人は頭の回転が速く、どうすれば効率的に目標のゴールに近づけるのかを瞬時に判断しているからです。
思慮深い人が、目標に向かって無駄のない選択や決断ができても、その時、あまりに周りの思考を置き去りにすると、周りに理解を得られないまま「効率を優先する冷たい人」と思われることもあります。
物事は効率だけを優先させるべきでないこともあります。非効率でも、周囲の人間の気持ちや、チームで足並みをそろえて行動することも時には重要だということです。
考えすぎてしまうことがある
思慮深い人は、色々な視点で物事を観察できるため、ついつい多くのことを考え過ぎてしまう面があります。
多くのことを考えていると、考えること自体に時間がかかってしまい、判断、選択するタイミングが遅くなってしまうことがあります。
意識的に気を付けるべきは、あくまで推測でしかないことを考えても、時間は確実に過ぎますが問題を解決に導けるとは限らないということです。
特にビジネスにおいては、スピード感が重要な局面が多くあります。多角的に物事を見る目はもちろん大事ですが、判断が遅くなって機会を逃さないように気をつけなければなりません。
思慮深い人になるためにはどうすればいい?
思慮深い人は、仕事でのミスも少なく、トラブルの収拾も上手いので「あんな人になりたい」と思う人は多いのではないでしょうか。
では、実際に思慮深い人になりたいと思ったときには、何から始めたら良いのでしょうか。
次からは、思慮深い人になるために心がけておきたいことを紹介していきます。
思慮深い人になるには、ある程度の時間も必要です。というのも、次から紹介することを日ごろから心がけていないと思慮深い人にはなれないからです。
いきなりすべてをやる必要はないので、少しずつ取り組んでみましょう。
情報に触れて知見を広げる
思慮深い人は、多くの情報を日ごろから集めています。そして、集めた数多い情報の中から、目標を達成するために次の一手をどうするべきかを導き出しているのです。
多くの情報をあらかじめ持ち、集めた情報を精査できる力を持ち、一つの考えに固執せず、広い視野で物事を考えています。そのため、偏った情報に流されません。
まずは、自分の考えに固執せず、多種多様な考え方や自分と異なる価値観を理解しようと知見を広げることが大切です。
そのためには、色々な人に会い、様々な情報に触れていきましょう。
相手の立場に立って考える
自分と異なる考え方や、さまざまな価値観を理解しようとすることが大事だとお伝えしましたが、それは周囲の人間に対しても同じです。
相手の立場になって考え、自分の感情とは別のところで、相手の考えを理解しようとする姿勢が必要です。
相手の立場になって初めて分かることや、自分の感情が邪魔して自分目線でしか物事を計れていなかったかもと気づくこともあるかもしれません。
誰しも自分の目線でしか物事は見られません。しかし、想像力を膨らませることで、相手の気持ちや考えを想像することはできます。それが、相手の立場を考えるということなのです。
何に対しても疑問を持つ
さまざまな情報、考え方、価値観に触れることは大事ですが、それに振り回されては、肝心なところで決断が下せません。
新しい情報や価値観に対しては、疑問を持つことも大事です。なぜそのような考えになったのか、その情報は正しいのか、といったことを考えずに情報を過信してはいけません。
正しい情報を知るためには、本や新聞、ニュースなどを定期的にチェックして、一つの情報だけで判断することは避けましょう。
思慮深いことは相手からの信頼にもつながる
思慮深い人とは、「しっかり考えて行動できる」人です。自分がこれから起こす行動について、しっかりと考えてから行動しているので、周囲からの信頼も厚いのです。
自分の行動を他人任せにして、疑問を持たずに行動している人は、思慮深い人にはなれません。
また、思慮深い人は、自分の主観だけで動くわけではありません。自分の考えに固執せず、常に客観的な視点を忘れていません。その姿勢があるからこそ、周囲への理解がある人として信頼を得やすいのです。
初回公開日:2022年11月01日
記載されている内容は2022年11月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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