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着任挨拶のスピーチの仕方・メールの書き方・届けの書き方

初回公開日:2017年11月18日

更新日:2020年05月25日

記載されている内容は2017年11月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

企業に就職すると、多かれ少なかれ人事異動つまり転勤に遭遇します。その中で転任地へ向かう着任という過程があります。この着任とは何か、着任の挨拶の目的、順序、手段、誰に、どのように挨拶を行なうのかを実例を交えて詳しくご紹介しましょう。

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人事異動の目的とは?

「着任」は人事異動の一部の過程ですが、そもそも企業は、何のために「人事異動」を行なうのか考えてみましょう。ある一定以上の規模の企業であれば、人事異動は付きものであり、必要なことです。なぜ人事異動が必要なのでしょうか。

それは、企業は社員の生活を守り、少しでも社員の生活を楽にするためです。そのためには、企業は常に組織を維持・活性化し、利益を出し続ける必要があります。組織は、人で構成されていますので、堅苦しく言えば人材です。

その人材を育成して、人材が成長することで組織の維持・活性化が実現できます。人材を育成する手段のひとつが人事異動です。人事異動により社内の色々な分野の経験を積ませことができ、さらに社内外のさまざまな人達と接することでコミュニケーション能力も養うことができます。

着任とは?

人事異動は、まず発令からです。誰が何処の部署へどういう役職(肩書)で異動(転勤)するかを発表します。サラリーマンにとっては、この瞬間が一番心が湧き、その時までの苦労が報われる時でしょう。

この発令により所属部署での転任に向けての挨拶を済ませ、転任地へ向かい転任地に到着することを着任と言います。一般的にどの企業においても、発令から一週間以内には着任するような社内規定があります。

「着任の挨拶」の目的

転任地の人達に良い印象を持ってもらうのが目的です。そのためには、自分のこれまでの経験と、この職場でどのような信念・考え方で仕事をやって行きたいかをポイントを押さえて手短に表現することが重要です。

特に部下のいる職位の人は、今後、職場をどのように動かしていきたいかを解り易く表現することが必要であり「今度の部長(課長)、本社から来ただけのことはあり言うことにそつがないです」と言われるような着任の挨拶にしましょう。ところが、ポイントが無くだらだらと長く何が言いたいか解からない着任の挨拶は、部下の人達を落胆させかねません。

「今度の部長(課長)、本社から来るからと期待していたけど、何も変わりそうにないです」と言われないようにしましょう。部下のいない職位の人は、これまでの経験と今後の抱負だけで充分です。

特に入社3~4年で初めての着任の挨拶をする人は、緊張によって予定どおりに喋れず失敗することもありますが、それは「若気の至り」として許されます。その後の仕事でいくらでも挽回できます。若い人は、大きな声で元気よく「着任の挨拶」をすることが、一番大切です。

「着任の挨拶」の順序と手段

順序

前任地で発令受けた際には、転任地の直属上長に電話で必ず挨拶をするはずです。この時に、着任時の挨拶の順序、挨拶をすべき社内の部署や取引先などの情報をヒアリングしておくと、着任時に落ち着いて挨拶回りができます。

転任地には、前日に出発しホテルなどで泊まり着任日を迎えるようにしましょう。着任当日の朝は、始業時の30分前には出勤の上、まずは所属の直属上長に「着任の挨拶」を済ませます。その後、朝礼において直属上長から紹介がありますので、所属職場の全体に挨拶を行ないます。

続いて、事前に入手した情報と直属上長の指示により、転任地内の他の職場、さらには取引先への挨拶です。着任の挨拶がひととおり終わった後に、前任地の職場の直属上長とその職場の人達に対して、無事に着任した旨の電話、或いはメールを入れましょう。これは大変重要なことであり、着任日の当日中には必ず行う必要があります。

手段

着任の挨拶の手段としては、最も気持ちが伝わる「口頭(スピーチ)」が基本です。ただし、着任した部署が本社であり下部組織が遠方にあり出向いての挨拶ができない場合は、電話やメールを使うことになります。

また、最近ではメールの普及により利用する人は少なくなりましたが、「はがき」での挨拶状という手段もあります。メールに比べてタイムラグはありますが、メールよりも情緒があり丁寧さを感じるでしょう。

「着任の挨拶」の例文

口頭

着任の挨拶は前述したとおり基本は、口頭(スピーチ)です。喋る内容のポイントと順序だけは覚えておき、あとは流れでテキパキと喋れることを心がけてください。決して、メモは持たないようにしてください。

所属部署

■部下のいる職位
本日、着任した〇〇でございます。よろしくお願いします。前任地は、本社〇〇本部〇〇部〇〇担当です。本社〇〇担当は、現場では泣く子も黙る〇〇担当だという噂を聴いたことがありますが、私は決して恐い者ではございませんので安心して下さい。そこで3年ほど〇〇の仕事をやっていました。

支店勤務は10年ぶりなので、解らない点もあると思いますので、皆さん方に教えてもらうこともあるはずです。その際には、よろしくお願いしたいです。私の組織運営における重要ポイントのひとつは、密なコミュニケーションだと考えております。その基本は、報・連・相です。良い事も、良くない事も報・連・相を常に実行することをお願いします。

特に、良くない事の報・連・相は、良い事よりも重要です。良くない事は、誰でも報告することがおっくうになるはずでが、これを怠ると良くない事の連鎖が始まり、やがて良い事が少なくなっていきます。そのような事態にならないよう、良くない事の報・連・相に心掛けて下さい。以上で、私からの着任の挨拶とします。なお、仕事の細かい事は〇〇会議で指示します。

■部下のいない職位
本日付で〇〇営業所より参りました〇〇です。よろしくお願いいたします。入社以来10年間、現場でのルート営業をやっておりました。本社勤務は初めてであり若干の不安はありますが、皆様方のご指導を仰ぎつつ、一日でも早く戦力になるよう頑張る所存でございますので、何卒、よろしくお願いいたします。

他部署

■部下のいる職位
本日、本社〇〇本部〇〇部〇〇担当より、〇〇部に着任した〇〇でございます。よろしくお願いいたします。当部と皆さま方とは、大変密接な関係だと聴いております。今年の夏の〇〇フェアに向けての準備は連携しながら着々と進んでいる模様です。

大成功に向けてさらに連携を深め頑張っていきましょう。いずれにしましても、さまざまな分野で各部が連携し、〇〇支店の目標を達成していきましょう。今後ともよろしくお願いいたします。

■部下のいない職位
本日付で〇〇支店より〇〇部〇〇課に参りました〇〇と申します。よろしくお願いいたします。本社勤務は、初めてでありますが、10年の現場勤務で培った根性と体力には自信があります。この根性と体力と、皆さま方の温かいご指導により乗り切っていたいと考えております。何卒、よろしくお願いいたします。

社外(取引先など)

■部下のいる職位
〇〇物産の〇〇でございます。お仕事中失礼いたします。本日、弊社〇〇支店へ着任いたしましのでご挨拶に伺いました。これまでは、本社の〇〇本部の〇〇業界関連の業務を5年ほど従事し、その中で御社との御取引も経験いたしました。

今年は、御社との御取引きが始まって30年という節目の年です。そのような記念すべき年に着任したことは、私に取って大変光栄なことです。これまでの御社との絆を大切にしながら、御取引き拡大に向けて全社を挙げて努力いたしますので、今後ともよろしくお願いいたします。

■部下のいない職位
○○建材株式会社の〇〇でございます。お仕事中失礼いたします。本日、弊社〇〇支店へ着任いたしましのでご挨拶に伺いました。前任地は〇〇支店で、今の〇〇支店の規模の半分程度でしたが10年間ルート営業をやってきました。

私のモットーは、「痒い所に手が届く営業」です。これを今後も貫いていき、皆さまのお役に立ちたいと考えておりますので何卒よろしくお願いいたします。

電話

■遠隔地の部署への着任挨拶
○○支店の〇〇部長ですか、私、本日付で本社〇〇本部〇〇部に着任した〇〇でございます。電話でのご挨拶になりましたが、どうかご容赦下さい。全国を纏めるという大役を仰せつかり恐縮しておりますが、何卒よろしくお願いいたします。正式のご挨拶は、今月末の全国第1回〇〇集合会議の場で行なう予定です。

■前任地の職場へ着任した結果報告
本社〇〇本部〇〇部〇〇担当の〇〇です。本日、無事着任いたしました。〇〇支店在勤中は大変お世話になりました。本当にありがとうございました。

メール

■遠隔地の部署への着任挨拶
各支店 営業部長各位 メールにて失礼いたします。本日付で本社〇〇本部〇〇部に着任した〇〇でございます。よろしくお願いいたします。〇〇事業につきましては、支店の皆様の努力により順調に売り上げを伸ばしているところです。

しかしながら、後発の〇〇事業に比べますと更なる努力が必要と前任から引き継いでおります。詳細につきましては、今月末の全国第1回〇〇集合会議の場でお願いする予定です。着任のご挨拶がこのようなお願いから始まり大変恐縮しております。今後とも、何卒よろしくお願いいたします。


■前任地の職場へ着任した結果報告
〇〇支店〇〇の皆様 本社〇〇本部〇〇部〇〇担当の〇〇です。本日、無事着任いたしました。〇〇支店在勤中は大変お世話になりました。皆さまのお蔭により、大変充実した3年でした。なお、本社へ出張の際には事前にメール下さい。夜の部を案内します。本当にありがとうございました。

はがき

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。さて、私ことこのたび〇月〇日付で本社〇〇本部勤務を命ぜられ過日着任いたしました。○○支店在勤中は公私に渡り格別のご厚情を賜り厚く御礼申し上げます。

新任地におきましてもより一層精進いたす所存でございますので、今後ともご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。まずは略儀ながら御礼かたがた御挨拶申し上げます。敬具〇年〇月〇日

着任届の提出と手土産

着任届は、勤務地を移動した証明なので着任日当日には提出しましょう。様式は前任地でも確認できるので、着任前に記入項目は確認しておく必要があります。また、着任時には前任地の手土産は忘れずに持参しましょう。女性の多い職場は、特に気を遣う必要があります。

上手な着任挨拶をして良い仕事を!

「着任」の挨拶を上手にすることで、転任地においてその後の仕事を円滑に進めることができます。しかしながら、転勤慣れするまでは上手くできないこともあるでしょう。滑らかに流れるような挨拶でなくても、ポイントを押さえ、気持ちがこもっていれば、相手に伝わります。

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