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3つの種類の「ミスディレクション」その方法とテクニック

初回公開日:2017年12月19日

更新日:2020年03月03日

記載されている内容は2017年12月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「ミスディレクション」という言葉をご存知でしょうか。漫画「黒子のバスケ」で知っているという方、テレビのマジック番組でミスディレクションを知っている方もいるでしょう。ここでは、さまざまなスポーツ、マジック、心理学のミスディレクションを紹介します。

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「ミスディレクション」の意味

ミスディレクションとは英語の「misdirection」のことで、「間違った指導」や「誤認に導くような説明」という意味があります。

ミスディレクションとは、マジシャンが手品に使うテクニックのひとつとして「人の注意をそらして真実を隠す」やり方という意味もあります。これと同じ意味で、いろいろなスポーツでミスディレクションを使った戦術があります。また、心理学でもミスディレクションが使われています。

「ミスディレクション」の種類

マジックやメンタリズムでよく使われている「ミスディレクション」にはさまざまなやり方と種類があります。

相手の注意を巧みに操るミスディレクションは、マジシャンやメンタリストだけでなく、普通の生活を送っているわたしたちの日常にも大いに役立つ心理操作のやり方です。

「ミスディレクション」の使い方

ミスディレクションとミスリードは、ほとんど同じ意味と考えて使われています。

英語圏では、ミスディレクションのほうがよく使われています。日本の場合は、ミスリードの方がたくさん使われている印象があります。

例えばミステリー小説でも、ミスディレクションよりミスリードという言葉が使われることが多いです。

「ミスディレクション」の使い方

日常生活でもミスディレクションを使うことができます。

ミスディレクションとは、人間の思いこみや偏見を利用して行う騙しのテクニックのやり方のひとつです。人間が本来持っている対人能力のひとつでもあり、女性は特にこの力が強いといわれています。

ミスディレクションの実際のやり方を見ていきましょう。

「ミスディレクション」の種類

ミスディレクションには、大きく分けて3つの種類があります。

人間の思い込みや集中・錯覚を利用するやり方の「ミスディレクション」、時間を利用してタイム差で人を騙すやり方の「タイムミスディレクション」、人間心理を利用した「サイコロジカルミスディレクション」の3つのやり方です。

1「ミスディレクション」

「ミスディレクション」のやり方で代表的なものが推理小説やクイズ・なぞなぞです。

推理小説は犯人が特定できないように、読者の興味を犯人以外の人物へと導き、あっと驚くどんでん返しを用意してくれています。クイズやなぞなぞも、人々の思い込みや固定観念を上手く利用した「ミスディレクション」の代表的なやり方です。

2「タイムミスディレクション」

「タイム・ミスディレクション」とは、「人は時間を空けてから結果を提示すると、心を読まれた、超能力みたいだ」と錯覚することを利用したやり方のテクニックです。

例えばタイムミスディレクションを使い、奥さんがほしい物を呟いた時にそれをメモしておき、時間を空けてからプレゼントすれば効果絶大です。

3「サイコロジカルミスディレクション」

「サイコロジカルミスディレクション」は、その名のとおり心理的に人を騙すやり方です。

「サイコロジカルミスディレクション」を悪い方向へ利用した犯罪がオレオレ詐欺です。思い込みに惑わされないように、注意しましょう。

マジックでのミスディレクション

マジックにおいてミスディレクションなしに商売は成り立ちません。

マジックの世界ではミスディレクションのやり方は2つに大別されます。

・フィジカルミスディレクション:主に観客の目を誘導する、だますというやり方のテクニック。
・サイコロジカルミスディレクション:心理的な思い込みや常識などを逆手にとるやり方のテクニック。

「フィジカル・ミスディレクション」

「フィジカル・ミスディレクション」のやり方に視線誘導があります。

「フィジカル・ミスディレクション」は文字どおり、人々の意識を他にそらし、その間にコトを行う騙しのやり方です。

コインを持つフリや投げるフリをして人々を惑わす空中コインのマジックは、「フィジカル・ミスディレクション」のやり方を応用したテクニックが使われています。

ミスディレクションに興味のある人におすすめの本

「マジシャンだけが知っている最強の心理戦略」は、マジシャンの心理戦略が学べる本です。

ミスディレクションに精通している職業であるマジシャンの心理戦略のやり方を知ることで、ミスディレクションについてさらに掘り下げていくことができます。著者はアメリカの超有名手品師です。

ビジネスにも人間関係にもミスディレクションのやり方は応用可能です。最強の心理戦略のやり方を、学んでみてはいかがでしょうか。

マジック使われるミスディレクションの基本

「ミスディレクション」のやり方がもっとも利用されているのがマジックです。

マジシャンはあらゆる「ミスディレクション」を駆使して観客を煙に巻いて驚かせ、楽しませてくれます。そのマジックの基本的な「ミスディレクション」をご紹介します。

今後マジックを見るときのネタばれになってしまう可能性がありますが、マジックを違った角度から楽しむためのエッセンスにもなるので、読んでみてください。

テクニック① 言葉で誘導する

マジシャンは言葉で巧みにわたしたちの心理を誘導して「ミスディレクション」の技術を使っています。

マジシャンの言葉にはひとつひとつ意味があります。

最初の導入部分の文句から、すでに「ミスディレクション」は始まっています。「タネも仕掛けもないと言われると、人間はタネや仕掛けがあると思い込み、マジシャンの一挙手一投足に目がいってしまいます。

この時点ですでに、マジシャンにマジックを掛けられています。

テクニック② トランプを二枚使用する

マジシャンがトランプをめくるとき、1枚と見せかけて2枚取るときが多々あります。

これは、トランプは1枚しかめくらないという観客の固定観念と、2枚使用しているのに1枚しか持っていないように見せかけるマジシャンのテクニックが上手に融合したミスディレクションのやり方です。

トランプを2枚同時にめくるテクニックは練習すれば簡単にできますが、それを1枚に見せ続けながらマジックを行うには、高度な技が必要です。

テクニック③ 注意をそらす

古典的なマジックのやり方には、あるはずもない物を目で追わせること、マジックのタネから注意をそらせることがポイントになります。

有名なマジシャン、ジョン・ラムゼイはこう言っています。

・もし観客に何かを見てもらいたいと思ったら、あなた自身がそれを見なさい。
・もし観客にあなた自身を見てもらいたいときは、あなたが彼らを見なさい。

これは、ミスディレクションの本質を言い表した名言として知られています。

テクニック④ 油断させる

観客を油断させるやり方は、ミスディレクションの典型的な方法です。

マジシャンがショーでよく行うアクションのひとつに、いちど失敗して見せて、あとで大きく成功するという見せ方があります。実はここにミスディレクションのテクニックが潜んでいて、観客の油断した心と視覚の隙を見て、トリックを仕掛けていきます。

人間は油断したときがいちばん隙ができやすいときです。あっという間にマジックの仕掛けに騙されてしまいます。

テクニック⑤ 思い込みをさせる

思い込みをさせるやり方は、ミスディレクションを使ったマジックの典型的な騙しのテクニックです。

思い込みほど人を翻弄するものはありません。マジシャンはコップの下にコインがあると見せかけて、とんでもないところからそれを取り出します。

マジシャンは観客がコップを注視している間にトリックを仕掛け、同時にいろいろなことをして困惑させるミスディレクションも行い、あらゆるやり方で観客の死角を突きます。

ミスディレクションは訓練がいるのか

ミスディレクションには繊細さが必要です。同時に大胆さも必要です。

このことは、輪島さんがとった「あっち向いてホイ」が証明しています。人間凶器のボクサーを相手によそ見をするのは、並大抵の勇気ではありません。

しかし、このような大掛かりなミスディレクションのやり方でなければ、特別な訓練がなくてもわたしたちの生活に応用できます。繊細さと大胆さをもって、ミスディレクションを使ってみてはいかがでしょうか。

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