「裾野を広げる」の意味と使い方・例文・読み方・対義語
更新日:2024年09月05日
どんな意味?使い方は?「裾野を広げる」について
会話をしたり文章を書いたりする上で、語彙力やボキャブラリーは大変重要な要素だと言えるでしょう。たくさんの言葉や単語、言い回しを知っていれば、さまざまな表現方法をすることができ、会話や文章における表現の幅が広がります。
しかし、中には日常会話ではあまり使わない言葉や意味や、読み方が難しい言葉もあり、語彙力を高めることは、簡単なことではありません。さまざまな言葉や言い回しと向き合い、それぞれの正しい意味や使い方を学ぶことが大切です。
今回は、日常生活でもあまり使用する機会がなく、意味や使い方を学びづらい、「裾野を広げる」という言葉をテーマにして、意味や使い方、類語・対義語などをご紹介していきます。
「裾野を広げる」の基本的な意味・使い方・例文
早速、「裾野を広げる」の基本的な意味について見ていきましょう。また、「裾野を広げる」を使用するタイミングや使いどころなどについて考察していきます。「裾野を広げる」を使った例文もご紹介していくので、ぜひ参考にしてみて下さい。
「裾野を広げる」の意味
まずは、「裾野を広げる」とはどのような意味を持つ言葉なのか確認していきましょう。「裾野を広げる」の意味や使い方を考えるにあたり、今回は「weblio辞書」に掲載されている、以下の意味を参考にしていきます。
ある活動や共同体などに参加する、新たな人口または若い人口を増やすことを意味する語。(一部省略)また「学問の裾野を広げる」のように使われる際は、新たに学ぶ学問の領域を広げるという意味をもつことがある。
出典: https://www.weblio.jp/content/%E8%A3%BE%E9%87%8E%E3%82%92... |
上記の解説から、「裾野を広げる」という言葉は、人数を増やしたり分野を広げたりすることを意味していると言えそうです。
しかし、細かい意味としては、単に人数を増やすだけでなく、若い人や若年層の人数を増やすことだと言えるでしょう。また、分野に対して使う場合も、学問などの分野に対して使われることが多く、特にこれまで学んだことのない、新しい分野や学問を学ぶ場合に使われる言葉だと言えそうです。
「裾野を広げる」の使い方
上記では、「裾野を広げる」の意味についてご紹介しました。「裾野を広げる」という言葉の純粋な意味としては、その分野の人口や若い人の人数を増やすことと、新しい学問を学ぶことの2つが挙げられました。
しかし、現代社会では、ビジネスの分野を広げていく際などにも使われることが多く、人口を増やすことや新しい学問を学ぶこと以外の部分でも、「裾野を広げる」が使われるケースは少なくありません。ビジネスシーンでは、単純にビジネスの分野や範囲を広げていく場合に使われることもあり、本来の意味と実際に使われている意味では、ニュアンスや細かい意味が若干異なっている場合もあります。
「裾野を広げる」の例文
ここまで、「裾野を広げる」の基本的な意味や使い方についてご紹介してきましたが、いまいち具体的な使い方が理解しきれていないという方も、いらっしゃるでしょう。そこで続いては、実際に「裾野を広げる」という言葉を使用した例文をいくつかご紹介していくので、ぜひ意味や使い方を理解する際のヒントにしてみて下さい。
・協会では、活動の支援だけでなく、裾野を広げるための支援も行っている。
・現状では、これ以上裾野を広げることは難しいだろう。
・1つのことにこだわらず、裾野を広げて研究をしていくことが大切だ。
・競技の裾野を広げるためには、ルールの変更もやむを得ない。
「裾野を広げる」の読み方
「裾野を広げる」という言葉を使用する際に、戸惑ってしまう方が多いのが、読み方だと予想することができます。使い慣れていない人にとっては、意味や使い方も難しく感じられがちな「裾野を広げる」という言葉ですが、読み方が分からないと、ますます使いづらく感じることでしょう。そこで続いては、「裾野を広げる」の読み方についてご紹介していきます。
「裾野を広げる」の読み方で、戸惑ってしまいやすいのが、「裾野」の部分だと予想できます。「裾野」の部分は、「すその」と読むのが一般的です。ですから、「裾野を広げる」を声に出す場合は、「すそのをひろげる」と読むのが正解と言えるでしょう。
「裾野を広げる」の語源
言葉は、語源や由来を知らなくとも、意味や使い方を理解していれば、使用することができます。しかし、語源や由来を知っていると、その言葉に対する理解が深まり、より正確な意味や使い方を知ることができる可能性もあります。
「裾野を広げる」の語源については、以下のような見解が存在します。
初回公開日:2017年11月27日
記載されている内容は2017年11月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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