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「俯瞰視点」の意味とは?例文を含めた使い方や注意点なども解説

更新日:2023年11月19日

「俯瞰視点」という言葉をご存知でしょうか。本記事では、「俯瞰視点」の意味を豊富な例文や言い換え表現を含め、使い方や注意点とともに詳しく解説します。「俯瞰視点」の正しい理解について不安があれば、是非チェックしてみてください。

「俯瞰視点って、具体的にどういう事なのかいまいち理解できない」
「俯瞰するってなんだか上から目線なイメージがあるけど、実際どうなんだろう」
「先日上司に俯瞰視点で物を考えろと言われたけど、どういうこと?」
「俯」も「瞰」も難しい漢字で取っ付きにくいイメージですよね。みなさんは正しく理解されていますか?

本記事では「俯瞰視点」の意味や使い方・注意点を、例文や類義語・対義語も含めながら詳しく紹介していきます。

この記事を読むことで、「俯瞰視点」の正しい理解や意味の似た言葉との使い分け、さらには「俯瞰視点」を身に付ける方法を把握でき、日々の生活に活用できるようになるでしょう。

「俯瞰視点」という言葉の意味について自信のない方、関連する用語についてもう一度改めて知りたい方は、是非この記事をご覧ください。

「俯瞰視点」の読み方・語源

「俯瞰視点」は「ふかんしてん」と読みます。「俯」も「瞰」も常用漢字ではありませんが、よく使う言葉ですので正しく覚えておきましょう。

「俯瞰」の漢字の意味を詳しく読み解いてみると、「俯」は「うつむく」「顔を下に向ける」「うなだれる」、2文字目の「瞰」は「上から見下ろす」「眺める」という意味です。

また「視点」の意味を改めて調べると「物事を観察する立場、観点」と出てきます。

これらの言葉を組み合わせることにより「俯瞰視点」は「高い所から顔を下に向けて見おろす観点。全体を上から見る観点。」という意味を持つ言葉となります。

「俯瞰視点」の意味

「俯瞰視点」とは文字通り物理的に「高いところから全体を見る観点」という意味として、高いところに登って下を眺めたり、ドローンで高いところから撮影したりするときにも使われたりします。

また、「高い場所から見下ろすように広い視野でものごとを眺め、全体像をとらえる観点」という比喩的な意味もあります。ビジネスシーンでは多くの場合、こちらの比喩的な意味で使われます。

前後の文脈やその時の状況から、どちらの意味で使われているか判断していきましょう。

「俯瞰」と「大局」の違い

それでは「俯瞰」とよく似た言葉である「大局」との違いはどのようなものでしょうか。

「大局」とは「たいきょく」と読み「物事の全体のなりゆき」のことです。例えば「世界経済の大局を見通す」や「変動する時代の大局を見た」の様に使われ、「変化する物事の移り変わり」を表現します。

一方「俯瞰」は「その瞬間の全体像」であり変化を見据えるニュアンスはありません。

「俯瞰」と「客観」の違い

次に「俯瞰」と「客観」の違いについて見ていきましょう。

「客観」とは「きゃっかん」と読み「主観から独立して存在するもの」。つまり「第三者の立場で見たり考えたりする」ことです。例えばAさんとBさんが喧嘩をした時に、Cさんの立場としてどちらに非があったかを述べる、ということです。

一方の「俯瞰」では「誰の立場にも立たず、なんのバイアスもかけずに、広い視野でものごとの全体像をみる」ため、2人の喧嘩の原因や2人が怒った背景まで見たうえでどちらに非があったかを述べる、という違いがあります。

「俯瞰視点」の使い方・例文

「俯瞰視点」の意味がわかったところで、「俯瞰視点」の使い方の注意点や具体的な例文を見ていきましょう。

「俯瞰視点」について知りたい方はご覧ください。

二重表現に注意する

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初回公開日:2022年07月29日

記載されている内容は2022年07月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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