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「全然大丈夫」という日本語は正しいのか・ビジネスでの使い方

初回公開日:2017年11月16日

更新日:2020年06月30日

記載されている内容は2017年11月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

誰かに「大丈夫ですか」と聞かれたとき、あなたは何と答えますか。「全然大丈夫です」と答える人もいるでしょう。しかし、その使い方は本当に正しい日本語なのでしょうか。今回は「全然大丈夫」という言葉は正しいのか、また他の言い換え方についてご紹介します。

「全然大丈夫」という日本語は本当に正しいの?

誰かに「大丈夫ですか」と聞かれたとき、あなたは何と答えますか。中には、「全然大丈夫です」と答える人もいるでしょう。しかし、その使い方は本当に正しい言葉なのでしょうか。今回は、「全然大丈夫」という言葉は正しいのか、また、他の言い換え方についてご紹介します。

そもそも「全然大丈夫」ってどんな意味?

テレビやラジオ、街中を歩いていても「全然大丈夫」という言葉を耳にすることがよくあります。この「全然大丈夫」という言葉は、日本語として正しいのでしょうか。

ここでは、「全然大丈夫」という言葉を「全然」と「大丈夫」の二つに分けて考えてみましょう。「全然」という意味は、「少しも」「全く」という意味合いを持ちます。これらの言葉の後ろには通常、「否定」の言葉がつく決まりとなっています。

しかし、「全然大丈夫」という言葉を見てみると、「大丈夫」という言葉は「肯定」の意味になるので、言葉の意味はとして成り立ちません。このことから、「全然大丈夫」という言葉は、日本語としては正しくない言葉だといえます。

「全然大丈夫」はどんなときに使うの?

日常会話の中で、広く使われている「全然大丈夫」という言葉ですが、どんなときに使われているのでしょうか。ここでは、「全然大丈夫」の使い方についてご紹介します。

「全然大丈夫です」の使い方は?

上記でも説明しましたが、本来「全然大丈夫です」という言葉は、間違った日本語です。しかし、最近では、若者言葉として日常会話において「全然大丈夫」という言葉が、一般的にも広く浸透しつつあります。

たとえば、「今日はこのあと時間あるかな」と聞かれたときに「全然大丈夫だよ」と答えたり、「具合悪そうだけど大丈夫ですか」と聞かれたら「全然大丈夫です」と答えたりするなど、色んな質問の返答として活用している人が多くいます。

このように、私たちの日常生活の会話においても「全然大丈夫」は、一般的に広く活用されています。下記でもご紹介しますが、日常的に使用されていたとしても、ビジネスでの使用は失礼にあたるケースもありますので、注意しましょう。

「全然大丈夫じゃない」の使い方は?

反対に、「全然大丈夫じゃない」という言葉は日本語として正しいのでしょうか。
「具合が悪そうだけれど大丈夫」と聞かれたとき「全然大丈夫じゃないよ」と答えられます。「全然」と「大丈夫じゃない」という二つに分けて見てみましょう。

まず、「全然」という言葉は「全く」や「少しも」という意味です。なので、後ろには「否定」の言葉がつきます。この法則から考えると、「全然」の後ろに、「大丈夫じゃない」という否定の言葉がつくので、「全然大丈夫じゃない」という言葉は、正しい日本語となります。

「全然大丈夫」を敬語にすると?

「全然大丈夫」という日本語は正しいのか・ビジネスでの使い方
※画像はイメージです

ここでは、「全然大丈夫」の敬語表現についてご紹介します。日常会話の中で「大丈夫ですか」と聞かれたら「全然大丈夫です」と言っても十分に会話は成り立ちます。しかし、目上の人に対してはどうでしょうか。

たとえば、「この日はお時間空いていますか」と聞かれたときに「全然大丈夫です」というのは失礼に当たります。では、「大丈夫」を敬語に直す場合、どのような言葉を使えばいいのでしょうか。

目上のひとに「大丈夫か」尋ねられた時は「問題ございません」や「承知しました(いたしました)」を使いましょう。また、「構いません」「結構です」という言葉を上司に使う人もいます。これらの言葉は、日本語として間違いではありません。

しかし、「結構です」は言葉のニュアンスが強く、「構いません」は「どちらでも良い」という曖昧な印象を与えてしまうことがあります。そのため、上から目線の意味として取る人もいますので、注意が必要です。

「全然大丈夫」を言い換えるとどうなるの?

「全然大丈夫」という日本語は正しいのか・ビジネスでの使い方
※画像はイメージです

今まで肯定の意味として「全然大丈夫」を使っていた人は、「他の言葉に置き換えて話しましょう」と言われても、一体どんな言葉を使っていいのかわからないでしょう。では、「全然大丈夫」の代わりに、どのような言葉を使えばいいのでしょうか。ここでは、「全然大丈夫」を言い換えた際に使う言葉の例をいくつかご紹介しましょう。

たとえば、「わかりました」という同意の意味を表す場合には、「全く問題ございません」や「何も問題ありません」または「全く差し支えございません」という言葉が挙げられます。

伝えたい意味は同じでも、言葉の組み合わせを変えるだけで、言葉の響きは一気に上品できちんとした印象に変化します。

「全然大丈夫」の類語って何?

「全然大丈夫」という日本語は正しいのか・ビジネスでの使い方
※画像はイメージです

ここでは、「全然大丈夫」の類語をいくつかご紹介します。上記の言い換えでも挙げた「全く問題ない」や「全く差し支えない」という言葉が入ります。自分で使いやすいなと感じる言葉をチェックして、会話において積極的に活用してみましょう。

「全然大丈夫」はビジネスで使える?

「全然大丈夫」という日本語は正しいのか・ビジネスでの使い方
※画像はイメージです

目上の人や上司に対して、「問題ないですか」と聞かれたとき「全然大丈夫です」と答えてしまった経験はありませんか。上記でもご紹介しましたが、「全然大丈夫」という言葉は日本語としては、正しい言葉ではありません。

日常会話において「全然大丈夫」という言葉を使うことは、一般的に浸透しています。しかし、ビジネスの場所となると話は別です。社会人になると、同僚はもちろん、会社の上司や目上の偉い人たちと、会話をする機会が一段と多くなります。

知らずに間違った敬語や日本語を使い続けていると、恥ずかしい思いをしてしまう恐れがあります。ここでは、「全然大丈夫」という言葉のビジネスシーンでの使い方をご紹介しましょう。

こんな時、どんな返答をすればよいの?

ビジネスのシーンで「大丈夫ですか」と聞かれるときがあるでしょう。そのときに、「全然大丈夫です」という返答の仕方は正しくはありません。では、「大丈夫ですか」と聞かれた場合は、何と答えればよいのでしょうか。

たとえば、上司に食事会に誘われたときや何かお願いごとを頼まれた際には、「承知しました」や「承りました」を使いましょう。日程が問題ないか聞かれたら「問題ございません」と返答するとよいでしょう。

また、上記でもご紹介しましたが、ビジネスシーンにおいて「結構です」という言葉を使う人をみかけます。日本語としては、決して間違っていない言葉です。しかし、「結構です」とは基本的に目上の人や上司が部下などに使う言葉です。上司に対し使うことがないように注意しましょう。

また、「構いません」という言葉も一見すると問題のないようにみえますが、「構いません」という意味は「してもしなくてもどちらでも良い」という曖昧な意味合いを持ちます。そのため、目上の人に対し使ってしまうと、「あなたが決めても良いよ」と投げやりで、失礼な態度となってしまうので、こちらも注意しましょう。

正しい敬語を使おう!

正しい日本語が使えない人は、周りからあまり良い印象を持たれません。たとえ、仕事ができたとしても「オッケーです」や「了解です」など言葉遣いがだらしないと、仕事にも悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。

相手によっては、「失礼な人だ」と不快な思いをさせてしてしまったり、正しい日本語が使えない常識のない人だと思われたりしてしまいます。日常シーンだけでなくビジネスシーンにおいても「全然大丈夫」をよく使っている人は、一度本当に正しい言葉遣いは何かを見直してみましょう。

敬語を身につけて素敵な大人になろう!

いかがでしたか。今回は「全然大丈夫」という言葉の使い方や他の言い回しなどについて詳しくご紹介しました。

「全然大丈夫」という言葉は、今や一般的に広く浸透している使い方です。日常会話やプライベートのシーンにおいて使用する際には、問題のない言葉です。しかし、ビジネスシーンなどの重要な場では、使用を見直すことをおすすめします。

しかし、「全然大丈夫」というのが口癖になっている人にとって、正しい敬語をすぐに身に付けることは難しいでしょう。日常会話などのプライベートの場面で、積極的に違う言葉に言い換えて練習するなどして、ビジネスにおける大事な場面で、適切な敬語を使用できるように心がけましょう。

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