「シミュレート」の意味と使い方・「シュミレート」との違い
更新日:2024年07月15日
「シミュレート」の類語はただ一つ
表現もしくはモデルを作製するという意味の場合、「シミュレート」の類語は「模擬」になります。「模擬」本来の意味をみてみると【本物に似せて行うこと】を指しており、非常に似た意味であることが分かります。逆に対義語をみると、「シミュレート」には対義語がありません。
「シミュレート」と「シュミレーション」の違い
上記でも少し触れてきましたが、「シミュレーション」と「シミュレート」はほぼ同じような意味合いで使われています。「シミュレート」は「シミュレーション」が動詞型になったもので「シミュレートする」といった使い方をします。ここでは、「シミュレート」が動詞型というだけでなく、それぞれの違いをもっと詳しく見ていきましょう。
シミュレーションの意味とは?
「シミュレーション」の意味は大きく分けると3つあります。以下、シミュレーションの意味になるので一通り先に確認しておきましょう。
◆ある現象・事柄を模擬的に現出することを意味する。現実に想定されている条件を取り入れることで、実際に近い環境をつくり出すことをいう。例えば模擬実験など。
・「施設の開発をシミュレーションする」「マーケティングシミュレーション」
◆コンピューターなどを使って模擬的な実験を行うことを指す。実験で行った内容を数式模型で組み立て、更にコンピューター処理を施すことで実際の場合と同じような結果を得ようとすることをいう。
◆サッカーで相手チームの選手から反則を受けたかのように演じて、有利になるよう審判を欺くことをいう。
「シミュレーション」「シミュレート」正しいのはどっち?
「シミュレーション」の意味を確認してみると、「シミュレート=ある状況や場面を想定したうえで、それが再現可能かどうか試してみる」の意味と同じようなことを指していることが分かります。もちろん「シミュレート」が「シミュレーション」の動詞であるが故に当たり前のことだと言えるでしょう。しかし、そうなってくると普段使う表現はどちらの方が正しいのか気になります。使い方に間違いはあるのでしょうか。
結論から言うと、この二つの表現は、「慣用表現(習慣的に用いる表現)」としてはどちらも間違いではありません。
「シミュレーション」「シミュレート」どちらも間違いではない
この二つの言葉は動詞であるか否かにポイントがあるものの、普段使う言葉としてはどちらを使っても問題はありません。以下を参考にしてみましょう。
◆「シミュレーションする(した)」に対し、「シミュレーション(名詞)」を「(実行)~する(動詞)」という使い方をします。
◆「シミュレートする」に対して「シミュレート(動詞)」が外来語になっているので、日本語で動詞として扱うのであれば「する」という動詞を語尾につけたものを名詞とみなすこともあります。
※似たような表現方法を見てみましょう。
「プログラミングした」⇔「プログラムした」
・この場合、「プログラム」は名詞ではなく動詞として使われています。
・「プロモーションする」⇔「プロモートする」などがあります。
「シミュレート」ゲームの紹介
ゲームのカテゴリーで「シミュレーションゲーム」というものがあります。シミュレーションゲームではゲームの中でありながら本当に農業を行っているような体験ができたり、本当に自分がペットを育ててをいるかのような疑似体験をすることが可能です。もちろん「シミュレート」という今回のテーマに沿ったタイトルのものも販売されていますのでここでご紹介します。
自分探しのシミュレート心理ゲーム
実際に今までの自分を振り返りながら心理テストを受けることで、知らなかった自分の深層心理を導き出す体験ができる本です。まるで本当にその時に帰ったような体験をシミュレートすることで忘れていた何かに気づくことができるでしょう。
漢検トレーニング
実際のテストをシミュレートすることで、試験になれるための決定版ソフトです。1~10級まで対応しているので子供から大人まで漢検に興味のある方であれば幅広く対応することが可能です。
初回公開日:2018年01月24日
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