「プレゼンス」の意味と基本的な使い方|5つの文例を紹介
更新日:2024年07月15日
プレゼンスとは
「プレゼンス」とは、存在感をあらわす言葉で、ビジネス用語としてよく使用されています。
語源はラテン語の「前にいる」です。目のまえにいる存在・面前とも訳され、国際的なできごとをあらわす際によく使われています。
英単語 presence に由来する
「プレゼンス」は英単語のpresenceに由来するカタカナ言葉です。
英語に由来するカタカナ言葉であっても、意味が全く異なるものも多く存在します。まず、「プレゼンス」というカタカナ言葉がどんな意味であるのかを確認していきます。
カタカナ語「プレゼンス」の意味とは
プレゼンスという言葉の意味は、存在または存在感です。
「プレゼンス」はニュースや経済紙の紙面で目にすることが多い言葉です。軍隊用語で、軍事的・経済的に影響力を持つ存在に対して使われます。
「世界的に中国のプレゼンスがますます高まってきている」などの表現も、正しい意味を理解していると読み取る事ができます。
「プレゼンス」の基本的な使い方
「プレゼンス」はビジネスシーンなどでよく使われる言葉です。
何か新しい施策の実行を提案、提起する時などに、実行の目的のひとつとして「プレゼンスの向上」を挙げる事はよくあることです。
プレゼンテーションなどを行う際にも、「存在感を高めていくことが狙いです」というより、「プレゼンスの向上を目的としています」と表現した方が、歯切れも良く伝わりやすいという一面があります。
「プレゼンス」を用いた具体的な文例
「プレゼンス」は新聞の記事やネットニュースなど、大多数の人が閲覧する場でもよく見かける言葉です。ですから、使って良いかどうかにナーバスになる必要はありません。
以下に「プレゼンス」を用いた具体的な文例を挙げておきます。
文例1:軍事(経済・政治)プレゼンス
軍事(経済・政治)的な文章に「プレゼンス」を使うことができます。
「アメリカの貿易における中国のプレゼンスが高まるなか、経済制裁が行われた」など、「プレゼンス」というカタカナ言葉を使うことで、国際情勢をわかりやすく説明することができます。
場合によっては「プレゼンス」を、「存在」「軍事展開」「展開」などの日本語に置き換えることもできます。
文例2:プレゼンスが高い(高まっている)
よく耳にする言葉に「プレゼンスが高い(高まっている)」があります。
「〇〇市場において、同社の製品はプレゼンスが高い」や「東南アジアにおける日本企業のプレゼンスが高い」などビジネス系の記事で見かけることが多くあります。
「プレゼンスが高い」という言葉は、対象が何かと比べて、相対的に存在感が高い場合に使われます。反対に対象が単独の場合は、その「プレゼンス」が高いのか低いのかわからないことになります。
文例3:プレゼンスの向上
「プレゼンスの向上」とは、「存在感の高まり」と解釈できるケースがほとんどです。
「プレゼンスの向上」を使った文例
・急速なネットワーク環境の整備により、プレゼンスの向上が見られる。
・A社の買収により、B社の業界内での急激なプレゼンスの向上が行なわれた。
・この業界内で生き残っていくためには、プレゼンスの向上を図るしかない。
・同盟国との緊密な関係をアピールする事で、プレゼンスの向上を図る。
文例4:プレゼンスを発揮する
初回公開日:2017年12月19日
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