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【例文つき】エセの正しい意味と使い方4つ|由来・漢字

更新日:2024年07月19日

「エセ」の意味と使い方、意味の由来や漢字や類語・関連語について、今回はご紹介します。「エセ」は似てはいるけれど本物ではないという意味です。軽い口調で「エセ」と言ってしまいがちな言葉ですが、蔑みの言葉にもなりますので、「エセ」を使う時には注意が必要です。

「エセ」について

「エセ」という言葉は、「エセセレブ」「エセ知識人」「エセ京都人」などというように名詞の前につけて使われます。

次に続く言葉がなんであれ、「エセ」が前につくことで、次にくる名詞を否定する形になり、いい印象を持てなくはありませんか。ここでは、そんな「エセ」の意味や由来、使い方について解説していくことにしましょう。

「エセ」の意味

「エセ」は、「エセ文化人」などと名詞の前につける場合がほとんどですが、この言葉はふたつの意味を持っています。

ひとつは「似ているけれど本物ではない」という意味、いわゆるフェイクを指すときに使います。もうひとつは、「つまらない、とるに足らない」という意味です。どちらも、決して褒め言葉にはなりません。

「エセ」の漢字

「エセ」を漢字で書くと「似非」となります。「似て非なるもの」という意味からの当て字です。また、「似而非」と書く場合もありますが、こちらも「似ているけれど違う」といった意味を持つ当て字になります。

「似非」と「似而非」。いずれを使っても間違いではないものの、両者ともに一般的ではありません。綴るときは、漢字よりもカタカナかひらがなで書く方が伝わりやすいでしょう。

「エセ」の由来

「エセ」という言葉の由来は複数ありますが、有力な説はふたつです。ひとつは、「することができない」の意味の古語「えせず」を語源とする説で、「えせず」を略して「エセ」になったとされています。一方で、「遅い・愚か・鈍い」の意味を持つ「鈍」が転じて「エセ」になったという説もあります。

「エセ」の使い方5つ

「エセ」は、「似て非なるもの」、あるいは「つまらない、取るに足らない」という意味を持ちます。具体例を挙げながら、その言葉の正しい使い方をご紹介していきましょう。

①「エセカップル」

「エセカップル」とは、早い話「偽物カップル」のことで、ふたつのパターンがあります。

ひとつは、愛が冷めているのに、一応カップルでいる二人を指すパターンです。「仮面夫婦」と同じような意味合いで使います。もうひとつは、なんらかの理由があって、本当はカップルでない二人がカップルのふりをしている場合です。この時もまた「エセカップル」という言葉を使います。

例文:「パーティにエセカップルで出席した」

例えば、みんながカップルで出席するような席に、パートナーがいない人がひとりで出席するには勇気が要ります。そこで、誰かに同伴を頼み込み、カップルのふりをしてもらって出席したとします。このような場合、「パーティにエセカップルで出席した」といった表現をします。

②「エセ関西人」

上方お笑い芸人が全国区で活躍する時代だからでしょうか。日本中の人が関西弁に親しみを持っていて、関西とは縁もゆかりもない人が関西弁を使うことがあります。また、「ボケ」や「ツッコミ」を連発して関西人を気取ってみたりすることもあります。

本人はすっかりその気になっているようですが、生粋の関西人からすると、彼らの関西弁も、ボケもツッコミも、どこか嘘くさい。まさに彼らは「エセ関西人」です。

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初回公開日:2018年01月11日

記載されている内容は2018年01月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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