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「ご指南」の意味や使い方・類語|メール/ご指摘/ご教示

更新日:2024年03月01日

ご指南という言葉を聞いたことはあるでしょうか。このご指南とは、人から武術や芸術に対して、「教え導くこと」といったような意味がある言葉です。このご指南について、どのような使い方をすればよりか、また似たような意味のある言葉や違いについて確認してみましょう。

「ご指南」と意味が似た言葉はたくさんあります。その中から、「ご指摘」・「ご教示」・「ご鞭撻」について紹介していきます。これらの言葉の意味と「ご指南」との意味の違いなどご確認いただけたらと思います。

ご指摘

「指摘」という言葉は、『欠点や過失のあったことに対して、具体的に取り上げて指し示すこと』という意味がある言葉です。「ご指摘を受ける」という文になれば、「なにか不備や欠点、過失のあったことに対する指導を受ける」という意味になります。

この意味合いから「ご指南」との違いを見てみると、「ご指南」は、先生の持っている技術を教えて頂くという意味合いに対し、「ご指摘」はこちらのミスに対して指導を受けるという意味になりますので、そのニュアンスの違いがポイントになります。

ご教示

「教示」という言葉は、『知識や方法などを教え示すこと』という意味を持った言葉です。これは、先生と生徒というような関係性がなくても、物事に答えてもらうというような広い意味を持った言葉なのです。

一方「ご指南」は『武術や芸能について教えてもらう』という意味を持った言葉でした。そのため、共に教えてもらうという意味があるものの、教えてもらう内容が違うという点が、この言葉の違うポイントなのです。

ご鞭撻など

「ご鞭撻」という言葉は、連語として「ご指導ご鞭撻のほど」のような感じの使われ方をします。この「ご指導」については、「ある目的に向かって教え導くこと」を意味しています。それに続く「ご鞭撻」は、あまり日常生活では聞かない言葉です。

「鞭撻」の「鞭」はムチという漢字です。「撻」は『打ちのめす』という意味を持った漢字です。合わせると鞭打って励ますという意味を持つ言葉になります。そこから転じて、「強く励ますこと、いましめて励ますこと」という意味になります。

「ご指南」との違いは、「ご鞭撻」は教えをこうことに合わせて叱咤激励を依頼する言葉ですので、教えていただくことを依頼する点での違いとなります。

「ご指南」の類語

ご指南の類語には、先に紹介した「ご指摘」「ご教示」などを含めて、「ご教授」「ご教導」
「お教え」などの言葉があります。教えてもらうという意味合いを持った言葉ばかりですが、「ご教授」については、『特定の技芸について教え授かる』という意味を持っており、「ご教導」には、『学問や宗教思想などにおいて、教え導くこと』といった意味を持った言葉になります。

それぞれ使うシーンは違ってきますので、注意して使うようにしましょう。

「ご指南」という言葉を理解し使いこなそう

「ご指南」という言葉について確認してきましたがいかがだったでしょうか。「ご指南」と同じような意味を持つ言葉はたくさんありました。明確には、それぞれの言葉が持つ意味合いは違っていましたので、それらの言葉の意味を理解しておく必要があります。

「ご指南」は目上の人や技術を教えてくださる先生に対して使う言葉ですので、常に謙譲語としての敬語を使うようになります。敬語表現はむずかしいですが、一度覚えてしまうと使いこなすことは可能です。使いながら、表現方法を覚えて行きましょう。

「ご指南」の意味を理解した上で、指導をしてくださる先生に対して失礼に当たらないような言い回しができるように理解し、頑張って使いこなせるようにしましょう。

初回公開日:2018年03月29日

記載されている内容は2018年03月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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