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フリーランスエンジニアとしてCOBOL案件は獲得できる?将来性についても解説

更新日:2024年10月18日

フリーランスエンジニアとしてCOBOL案件を獲得することはできるのでしょうか。本記事ではCOBOLの特徴やフリーランスエンジニアとしてCOBOL案件を獲得する方法、案件を獲得するコツなどを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

COBOLとはどんな言語?

COBOLは、汎用機の制御などに使用されている歴史のあるプログラミング言語です。事務処理用プログラミングとして生まれた言語であることから、特に事務処理を得意としています。

COBOLは古い言語ですが、数値計算処理や高速なバッチ処理などができるという特徴があるため、現在でも金融機関の基幹システムなどに用いられています。また、国際的にも標準化が行われている言語です。

COBOLの特徴

現在フリーランスエンジニアとして活動している人や、フリーランスエンジニアを目指している人の中にも、COBOLについて詳しくないという人は多いでしょう。COBOLはアプリケーション開発やサービス開発に用いられるプログラミング言語とは異なる特徴を持っています。

ここでは、COBOLの特徴について解説していきます。

若手で使える人があまりいない

COBOLは誕生してから60年ほど経っており、どうしても古い言語という印象があります。

また、近年では人工知能やビッグデータ、VRやARなどがトレンドの技術となっていることから、若いエンジニアはこれらのトレンドの開発に用いられるプログラミング言語を選ぶ傾向にあります。

そのため、COBOLを学ぼうとする人材が少なく、若手エンジニアでCOBOLを使える人は多くはありません。

大量のバッチ処理が得意

COBOLは大量のバッチ処理を高速で実行できる言語です。前述のとおりCOBOLは事務処理に用いられる言語ですが、事務処理ではデータをまとめて処理しなければいけないケースが多いです。

このような場合、COBOLであれば大量の数値データの入出力や並べ替えなどのバッチ処理を高速で実行できます。実際のバッチ処理としては、金融機関での夜間のデータ処理などに用いられています。

金融業界で用いられている

COBOLは古い言語ですが、特に数値計算処理に強みを持っていることから、現在でも金融業界で重宝されています。銀行や証券会社では数字の1円の違いでも許されないことから、金融業界のシステムは他の業界に比べて正確性が求められます。

また、前述のとおり大量のデータを処理することもあるため、現在でも多くの金融機関のシステムでCOBOLが採用されている状態です。

保守性と信頼性が高く安全

COBOLは文法のルールがシンプルでコードの可読性が高いことから、保守性が高いというメリットがあります。コードの記述ルールがわかりやすく、誰がコードを書いても違いが出にくいということは、バグの発生リスクも少ないということになります。

また、誕生してから長い間金融機関などのシステム開発に用いられてきたという実績があるため、信頼性が高く安全な言語だと言えるでしょう。

COBOLのフリーランス案件はある?

フリーランスエンジニア向けの開発案件は、開発に用いられるプログラミング言語によってもそれぞれ特徴が異なります。近年ではあまり注目されることもないCOBOLですが、どのようなフリーランス案件が存在するのでしょうか。

ここでは、COBOLのフリーランス案件に特徴について解説していきます。

在宅案件はあまりない

近年では在宅案件やリモートワーク可能な案件も数も増えてきていますが、COBOLの場合は在宅案件が少ないという特徴があります。

COBOLの場合は用いられているシステムが銀行や証券会社などの金融機関、行政機関、さらに規模の大きな企業の基幹システムなどであるため、フリーランスがリモートワークで対応できるような案件ではないというのが理由です。

案件数は少なめ

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初回公開日:2022年06月29日

記載されている内容は2022年06月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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