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フリーランスエンジニアの準委任契約とは?メリットと注意点を解説

更新日:2024年10月18日

フリーランスエンジニアの準委任契約とはどのような契約形態なのでしょうか。本記事では準委任契約と請負契約の違いや準委任契約のメリット、デメリットなどを紹介していきます。契約形態について知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

準委任契約の注意点

ここまで紹介したとおり、準委任契約にはさまざまなメリットがある一方で、いくつかの注意点も存在しています。フリーランスエンジニアとして準委任契約の案件を獲得する場合は、事前にどのような点に注意しておかなければいけないのか把握しておきましょう。

ここでは、準委任契約の注意点について解説していきます。

契約解除される可能性がある

前述のとおり、準委任契約では当事者がいつでも契約を解除できるため、クライアントから突然契約を解除されるリスクもあります。

クライアント企業の経営状態が悪化すれば、フリーランスは真っ先に契約を解除される対象になるでしょう。

善管注意義務に注意

善管注意義務とは「善良な管理者の注意義務」を略した言葉です。善管注意義務は受託者に対して「細心の注意を払って業務を遂行する義務」が発生することを意味します。

たとえばエンジニアとしての注意義務を怠り、納期に遅れたり不完全な成果物を納品したりした場合、契約解除や損害賠償などが発生する可能性があります。

出典:民法 | e-Gov法令検索
参照:https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=129AC0000000089

再委任はできない

再委託とは、企業が自社で受けた業務をフリーランスなどの他の事業者に再度委託することを指します。フリーランスエンジニアとして多くの案件を受注した場合、他のエンジニアへ業務を委託するケースもあるでしょう。

しかし準委任契約の場合、再委託を行うためにはクライアントからの許諾を得るか、やむを得ない事情がある場合に限られるため注意が必要です。

出典:民法 | e-Gov法令検索
参照:https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=129AC0000000089

派遣契約との違いとは?

準委任契約の場合は派遣と同じように時間に対して報酬が発生するため、現場では派遣と呼ばれるケースもありますが、派遣契約の場合は派遣元の企業と雇用契約を結ぶ必要があります。

一方、業務委託の場合はクライアントと雇用契約を結ぶわけではないため、両者はまったく異なる契約であると言えます。

フリーランスの準委任契約の内容をしっかり把握しよう

フリーランスエンジニア向けの案件には請負契約と準委任契約の2種類があり、それぞれ契約内容が異なります。

本記事で紹介した準委任契約と請負契約の違いや準委任契約のメリット、デメリットなどを参考に、契約内容をよく理解した上で案件を獲得するようにしましょう。

初回公開日:2022年06月28日

記載されている内容は2022年06月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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