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高所作業に必要な資格と取得方法・料金・年齢|10m/足場/

更新日:2023年12月12日

普段見える景色が、高いところから見下ろすとまた格別な景色に見えます。ですが、それは眺望目的のためです。高所で作業したり、高所で使う機械なども、きちんと勉強して資格を取得する必要があります。ここでは、その高所作業についてお話させていただきます。

高所作業って何?

安定した足場がない高さ2m以上の箇所で、高所作業を行うときなどに必要な資格になります。主にこの資格を必要とするのは、下記のような高所作業に従事する方になります。

①斜面や法面(のりめん:切土や盛り土など人工的に作り出した斜面のこと)での各種工事・調査を行う方

②高速道路など法面の調査を行う方

③高木や樹木などの枝落としや調査を行う方

④高層ビルなどの窓拭きや外壁の清掃を行う方

⑤風力発電用風車の建設や点検を行う方

⑥無線通信装置の設置や点検を行う方

⑦橋梁(きょうりょう:地面や水面よりも高い場所にある道のこと)の調査点検を行う方

労働安全衛生規則の改定

厚生労働省より、平成28年1月1日から『ロープ高所作業』の危険防止措置として労働安全衛生規則が改正され、資格取得も必須となりました。『ロープ高所作業』とは、高さ2m以上で作業床を設置することが困難な場合、昇降設備などを使用し作業者の体の安全を保持しながら行う作業をする資格です。

強度のある命綱(落下防止対策として装備されるロープやワイヤー)と言われるメインロープ、またそれを補助する安全帯(命綱付ベルト)などのライフラインを装着して作業を行わなければなりません。

高所作業のロープワークに必要な資格は?

高所作業者運転特別教育(10m未満)

作業床の高さが10m未満の高所作業車を運転する際に取得する資格です。講習内容は、学科・実技の2部門構成で行われます。

①学科:高所作業者の運転知識、高所作業者に付帯する装置の構造・取扱方法、原動機や関係法令の知識を習得します。
②実技:高所作業者の運転知識を習得します。

足場の組立て等作業主任者

足場の高さが5m以上になる建造物に対して、足場の組立・解体、またそれに付随する作業を行う場合に必要な資格です。学科は、足場の組立・解体、またはそれに付随する作業、工事用設備や環境、機械や器具の知識、それに関係する法令知識を習得します。

ロープ高所作業特別教育

改正により、ロープ高所作業をする作業員は安全措置の特別教育を受講する必要があり、取得しなければらない資格です。試験内容は、学科・実技の2部門構成で行われます。

①学科:ロープ高所作業に関する知識および作業方法、メインロープの種類・構造・強度・取扱方法・点検整備などの知識、労働災害(墜転落)防止に関する措置・安全帯・保護帽の取扱方法、法令内容の確認を習得します。

②実技教育:ロープ高所作業の方法・労働災害防止措置・安全帯・保護帽の取扱方法、メインロープの整備・点検を習得します。

高所作業資格の取得方法は?

東京

番号:資格取得できる会場・()は取得できる資格を表記しています。

①一般社団法人労働技能講習協会(小型移動式クレーン車・高所作業車10m未満・高所作業者・玉掛・移動式クレーン・ロープ高所作業者特別教育)

②東京労働基準協会連合(フォークリフト・玉掛・小型移動式クレーン車・床上操作式クレーン車・高所作業者)

③コマツ教習所東京センター(玉掛・小型移動式クレーン車・高所作業車・床上操作式クレーン)

①株式会社アイチ研修センター(高所作業車10m未満・高所作業車10m以上・高所作業者)

②IHI技術教習所(床上操作式クレーン・小型移動式クレーン・玉掛・高所作業車・フォークリフト)

③コベルコ教習所(移動式クレーン・玉掛・高所作業車・フォークリフト・ロープ高所作業者特別教育)

大阪

①コベルコ教習所(玉掛・移動式クレーン・高所作業車・フォークリフト・ロープ高所作業・床上操作式クレーン)

②アルゴプレスト(ロープ高所作業者特別教育)

③コマツ教習所(小型移動式クレーン・床上操作式クレーン・玉掛・高所作業車・フォークリフト)

愛知

①愛知労働局(床上操作式クレーン・小型移動式クレーン・フォークリフト・高所作業者・玉掛・移動式クレーン)

②株式会社アイチ研修センター(高所作業車10m未満・高所作業車10m以上・高所作業者・玉掛・高所作業車)

③コマツ教習所愛知センター(小型移動式クレーン・床上操作式クレーン・玉掛・高所作業車・フォークリフト・移動式クレーン)

神奈川

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初回公開日:2017年12月17日

記載されている内容は2017年12月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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