科目によって、暗記が重要なものと計算しなければ解けないものがあるため、得意不得意によって難易度が変わると考えられます。例えば、暗記が得意な人は公害総論や水質概論は簡単に感じ、汚水処理特論や有害物質特論のような理系的な知識がより重要なものは、難易度が高く感じられるでしょう。
公害防止管理者と環境計量士の難易度の違い
公害防止管理者と似た技術系の資格に、環境計量士というものがありますが、難易度にはどのような違いがあるのでしょうか。難易度にはそこまで大きな差はありませんが、環境計量士のほうが若干難しいと言われています。
理由は、環境計量士のほうが、分析機器の扱いなどについて実務経験があったほうが理解しやすい内容の問題が多いためで、化学の知識がより求められる傾向にあります。
公害防止管理者とエネルギー管理士の難易度の違い
環境計量士のほかにも、公害防止管理者と類似した資格に、エネルギー管理士と呼ばれるものがあります。難易度としては、大気関係と水質関係の第1種に近いと言われています。エネルギー管理士には、熱管理士と電気管理士がありますが、どちらが得意な分野かどうかによっても難易度が異なります。
資格の勉強は計画的に!
今回は、公害防止管理者の難易度について、種類別や他資格との比較といった視点から紹介しました。公害防止管理者は、区分が多い試験のため、種類によって難易度が異なるという特徴があります。
やや難しい国家資格ですから、受験を決めた場合は、きちんと合格できるように計画を立てることが大切です。おおまかな目安ですが、約半年くらい勉強に時間をかける人が多い傾向です。
また、科目別合格があり、3年以内の受験であれば一度受かっている科目は免除されます。過去問と似た出題も多いので、一度落ちても諦めずにチャレンジしていきましょう。