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2017年09月11日

正社員の時給計算の仕方・時給平均・時給制の正社員のデメリット

正社員の多くは月給制ですが、時給制の正社員って聞いたことありませんか?正社員でも仕事の内容によっては時給制の仕事もあります。月給制・時給制どちらにもメリット・デメリットがありますが、自分に合った仕事を探してみてください。

正社員の給料の時給計算の仕方

正社員の時給計算の仕方・時給平均・時給制の正社員のデメリット

給料形態

給料の支払形態には年俸制・月給制・週給制・日給制・時給制がりますが、ここでは一般的な正社員の給与形態、月給制と時給制についてお話ししたいと思います。

給料は月給制で支払われるのが【正社員】で、時給制で支払われるのが【パート・アルバイト】というのが一般的だと思われがちですが、こちらは働き方により各々の会社の就業規則により定めているものであり、法律上、正社員やパート・アルバイトによって給料の支払われ方が決まっているわけではありません。

正社員でも時給制の会社はありますし、パートでも月給制という会社はあります。では、月給制と時給制の違いは何か?というと『月給制は月間の給料額が決められている給料形態』で、時給制は『時間給が決まっていて働いた時間分支払われる給料形態』ということです。

月給制は2つ分けられます

月給制には、主に管理監督者(管理職)に適用される【完全月給制】と非管理職者(一般職)に適用される【日給月給制】の2種類の給与形態に分けられます。

【完全月給制】は、月に何時間働いても支払われる給料額は同じですが、【日給月給制】は、決まった時間(労基法上、1日8時間、週40時間)を超えると残業代が支給され、決まった時間に満たない(遅刻・早退・欠勤)場合は、減額されます。

この残業代・減額や、深夜時間帯(22:00~翌朝5:00の7時間)に働いた場合に支払われる深夜割増し、休日に働いた場合に支払われる休日割増しは、時間単位で計算されるため、月給制でも時給を算出する必要があります。

注) 会社により残業代や深夜割増しを見込み額(定額)で支払う場合があります。 この場合、見込み額は割増しした時給と同じかそれ以上である必要があります。

月給制の時給計算

月給制給料の時給(ここでは、残業・深夜割増し等の時給算出)は、月に固定で支給される給料のうち、通勤・家族・住宅・単身赴任といった手当、福利厚生的な給料を除いた給料(基礎額)から計算されます。
例えば、月額の給料額が230,000円で、うち通勤手当が5,000円、家族手当が15,000円、住宅手当が10,000円だとします。
この場合、230,000円-各手当(5,000円+15,000円+10,000円)=200,000円が基礎額となり、時給を計算する基の給料額となります。

月給制給料の時給は、以下の計算式で求められます。
①月間の平均労働時間を求めます
(年間歴日数(365日)-年間休日日数)÷12(ヵ月)×1日の所定労働時間=月間平均労働時間
②時給を求めます
基礎額÷月間平均労働時間=時給

では、実際に時給を計算してみましょう。

例)年間休日日数が110日で1日の所定労働時間が8時間の場合
 (365日-110日)÷12ヵ月×8時間=170時間(月間平均労働時間)
 200,000円÷170時間=1,176円
となり、この時給が残業・深夜・休日割増しの基となり、減額の時給となります。

注)年間休日日数や、1日の所定労働時間は会社毎に違いますので、
  各会社の就業規則を確認してください。

正社員の平均時給

正社員(正規雇用)の時給は、パート・アルバイト(非正規雇用)と比べてどうでしょうか?

厚生労働省の毎月勤労統計調査平成27年分結果確報を参考に見てみると、給料は、正社員(正規雇用)が平均月収41万円で、パート・アルバイト(非正規雇用)が平均月収10万円でした。労働時間は、正社員が平均169時間でパート・アルバイトが平均89時間でした。

この資料を基に時給を計算すると、

正社員:410,000円÷169時間=2,426円
パート・アルバイト:100,000円÷89時間=1,124円

という結果で、正社員とパート・アルバイトとの間では、約2倍の差があり、この差が正社員とパート・アルバイトとの仕事内容と責任の差ということです。

注) 上記時給は業種・役職の区別をしておりません。実際は業種・役職により異なります。

時給制の正社員のデメリット

正社員の時給計算の仕方・時給平均・時給制の正社員のデメリット

月給制と時給制の違い

一般的に正社員は月給制ですが、時給制の会社もあります。月給制・時給制の一番の違いは、月給制は『毎月一定額の給料が支払われる』ということで、時給制は『毎月の仕事量に比例して給料額が支払われる』ということです。つまり、月給制は『毎月の固定の給料が保証されています』が、時給制は『毎月の固定の給料の保証がされない』という違いがあります。


時給制のメリット

時給制のメリットは働いた時間分の給料が支払われることから、月給制の正社員に比べ、休みが取れやすく、プライべートを重視する人にはありがたい制度です。また、時間単位で仕事をするため、成果が出しやすい(自分の頑張り次第で結果を出せる)点が上げられます。

時給制は労働した時間分の給料が支払われるため、会社側は従業員が働いていない時間分の給料は支払わなくてよく、人経費を抑えられますし、時間単位で仕事の割り振りができ、成果の判断(評価)がしやすいです。

一方、従業員側は時間制で給料が支払われるため、働いた分の給料がきちんと支払われる(サービス残業が起こりにくい)ことと、時間単位で仕事を進めるため、結果を出しやすいです。

時給制のデメリット

一方、時給制のデメリットは「休みが取れやすい」反面、働かない分の給料は支払われないという点や、多く働きたくても時間数が制限されてしまい、給料を増やすことが難しいです。 また、時給制の正社員は、月給制の正社員に比べると補充的な面が大きいため、仕事量が少なくなったり、無くなった場合は、真っ先に解雇されやすいです。

会社側から見ると、一般的な正社員=固定給料制という利点がなく、パート・アルバイトに近い雇用形態のイメージのため、採用や継続した雇用が難しくなります。 また、従業員側から見ると、毎月働いた分が給料として支払われることから、働く時間・日数により給料額が変動するため、正社員として雇用されているという安心感が薄れてしまうことから、応募しにくくなります。

月給制と時給制、どっちがよいのか?

正社員の給与形態は月給制と時給制のどちらが良いのでしょうか?結論からすると『働く人による』です。正社員として固定の給料をもらうことにより安定・安心を得たい、月間で成果を出せばよいという点では、月給制の方がよいでしょう。

一方、効率的・有効的な時間の使い方をして働きたい、自分の頑張り次第ですぐに結果をだしたい方は、時給制の正社員の方がよいかもしれません。

注) 働く会社の考え方で時給制でも正社員として雇用されているという点ではパート・アルバイトに比べ安心できますし、月給制でも決まった時間で働けますし、結果もだせます。

時給制の正社員の仕事

正社員の時給計算の仕方・時給平均・時給制の正社員のデメリット

正社員でも時給制の仕事には、飲食業(レストラン・居酒屋など)、販売業(小売店・量販店など)、運搬・配送業(宅配・引越しなど)、娯楽業(映画館・遊園地など)とった、仕事の時間が不規則な業種、パート・アルバイト(非正規雇用)の方が多く働く業種に多いようです。

時給制正社員の状況

正社員の時給計算の仕方・時給平均・時給制の正社員のデメリット

時給制で働いている正社員の現状は、

『短時間で成果を出せる』『時間を効率的・有効に使える』というメリットの一方、
『仕事が無いと給料がもらえない』『仕事が無くなったり、成果が出せなければ解雇』
『収入が不安定』といったデメリットもあり、厳しい状況です。

しかし、短時間で結果を求める・出せることや、管理しやすいことから、仕事の効率も上がるため、社内の制度の改善・構築をすることで、『会社として働かせやすい』・『従業員として働きやすい』給与形態になっていくでしょう。時給制の正社員はこれからの給料形態だといえるでしょう。

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