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2017年09月14日

夫が自営業の妻の給料・心得・必要手続き・悩みや苦労

一般的にサラリーマン世帯の場合では、働く妻の収入は106万円と130万円が基準の金額となります。では、サラリーマン世帯ではなく、個人事業主として自営業を営む男性を夫にした場合はどうなるのでしょうか?サラリーマンと個人事業主では何か違いはあるのでしょうか?

夫が自営業の妻が稼ぐべき給料

夫が自営業の妻の給料・心得・必要手続き・悩みや苦労

女性は結婚したとき、子供ができたときなど、働き方に大きな変化が訪れるタイミングがあります。そのまま務めていた会社などで働き続けるという人もいれば、専業主婦になる人もいれば、パートに切り替える人もいます。

一般的にサラリーマン世帯の場合では、働く妻の収入は106万円と130万円が基準の金額となります。では、サラリーマン世帯ではなく、個人事業主として自営業を営む男性を夫にした場合はどうなるのでしょうか?サラリーマンと個人事業主では何か違いはあるのでしょうか?

サラリーマン世帯の妻がパートで働くとき

一般的なサラリーマン世帯の働く妻の収入の基準は106万円と130万円が基準となります。なぜなら、この金額を境目に税金や社会保険料の仕組みによって、妻の働き方に影響を与えている境目の金額であるからです。106万円と130円以外にも100万円、103万円、141万円も妻の働き方に影響を与える可能性のある金額です。

しかし、その中でも、106万円と130万円はパートで働く妻にとっては重要な金額となるため、パート収入の壁とも呼ばれています。

なぜ、この金額がパートで働く妻にとって重要な金額になるかというと、夫の社会保険の扶養から外れてしまうからです。扶養から外れるということは、当然ながら妻の自己負担になってしまいます。

106万円と130万円と2つの境目があるのは、妻がパートで働く勤め先の規模で金額が変わるためです。従業員501人以上の企業でパートとして働く妻は年間で106万円以上の収入を得ると、厚生年金と健康保険の加入しなければなりません。この金額を超えると夫の社会保険の扶養から外れて妻自身が保険料を負担することになります。

また、従業員500人以下の企業でパートとして働く妻は年間で130万円以上になると夫の社会保険の扶養から外れて自分で社会保険料を負担することになります。

106万円と130万円以外にも境目となる金額があって、人によって条件が違います。なので、妻は自身でどの境目の金額が重要になるか、しっかり把握しておく必要がある。

夫が自営業で妻がパートで働くとき

サラリーマン世帯の場合、妻はパート収入の壁を気にしなくてはなりません。しかし、これは夫が社会保険に加入しているためです。自営業の人は国民健康保険に加入している場合がほとんどです。この国民健康保険には扶養家族という概念がありません。

国民健康保険の保険料は家族全員の所得すべてが対象となります。なので、妻がパートで働いている場合、その収入も所得に合算されて保険料が計算されます。実質的に妻の収入からも保険料が徴収されている形とないります。

夫が自営業の場合のパート収入の壁

夫がサラリーマンと自営業で妻の環境は大きく変わります。人によって条件が違うので、変化することもありますが、パート収入の壁も自営業の妻の場合は120万円となっています。

給与控除と基礎控除と年金支払い額を合わせると約120万円くらいになります。120万円を超えると妻にも所得税・住民税を支払わなければならなくなります。

自営業の夫を手伝う妻の職業

自営業の夫を持つと、妻はその仕事を手伝うこともあります。夫婦で飲食店を営んだり、夫の仕事の事務作業をしたりなどの場合です。妻でありながら、夫の仕事を手伝っているので、パートや会社員と違って、妻自身に毎月決まったお給料が入ってきているわけではありません。

このように、夫の自営業をの仕事を手伝っているという環境によって、妻が困ってしまう場面があります。それは書類などでよく見かける職業欄です。

夫が個人事業主であるから自営業ができるのであって、妻は個人事業主ではない場合が多いです。つまり、妻自身が自営業をしているわけではありません。あくまでも、夫と一緒に仕事をしているのです。また、妻は給料をもらっているわけでもないので従業員とも違う気がします。しかし、働いている以上、主婦というのは間違っているような気もします。

このように、自営業を営む男性を夫にすると、職業欄に何と記入すれば良いか悩んでしまう妻は多いようです。書類の内容にもよりますが、自営業と書くことはできない場合はあります。自営業ということは開業しているということになります。場合によっては、個人事業主であることや、開業していることを証明するような書類を提出する場合もあります。

従業員と書くのもおかしいと思うのであれば、飲食業のように、ジャンルで書いてしまう人もいるようです。どうしても書き方が気になる場合は、書類の提出先の担当者に聞いてみましょう。

自営業の妻の心得

夫が自営業の妻の給料・心得・必要手続き・悩みや苦労

サラリーマンと自営業では、日常の行動や考え方、仕事の仕方が違います。よく経営者は孤独と言われます。自営業をしたことのない妻であれば、夫の苦労を理解することは難しいかもしれません。

自営業であれば、自由なイメージを持つ人も多いです。しかし、もちろん実際はそんなことはありません。言い換えると24時間いつでも仕事をしているということでもあります。また、仕事に対する責任を全て自分で負わなければなりません。なので、常に破産とリスクと隣り合わせでもあります。

また、自営業の人は見えない部分で、トラブルや営業をしていることもあります。遊んでいるように見えて仕事に繋がっていることも多々あります。妻が自営業を営んだことのないのであれば、夫から仕事には意見を求められない限りは口出ししない方が良いでしょう。もしも、妻が夫にわかったような意見を口出ししても、自営業をている人たちからすると、的外れな意見で知らないうちに恥をかいている場合がほとんどです。

自営業の妻になると決めたのであれば、夫の仕事に対する行動や判断を信じて、支えるようにしましょう。

自営業の妻のするべき手続き

夫が自営業の妻の給料・心得・必要手続き・悩みや苦労

自営業の場合は全て自分で行動と判断をしないといけません。なので、知らなかったというだけで大きな損をしている可能性があります。

確定申告で損しないように

例えば、専従者控除もその1つです。通常、従業員の給料は経費となります。しかし、家族が従業員であった場合は、家族に給料を払っていたとしても経費として扱うことができません。

しかし、条件を満たして、青色申告をしている個人事業主であれば、家族に支払った給与も経費として扱うことができます。年間に何十万円、何百万円の経費として扱えるので、大きな節税となります。

専従者控除の条件は「個人事業主と生計を一つにして暮らしている配偶者や親、祖父母、子ども」、「その年の12月31日現在で、年齢が15歳以上(学生は原則不可)」、「年間のうち6ヶ月以上はその事業に従事すること」などです。また、専従者なので、基本的にはパートやアルバイトはできませんが、本業に支障のない範囲ならば可能です。ここでもパート収入の壁は気にする必要があります。

他にも、知らないことで自営業を営む夫が損をしてしまう場合があります。妻は夫を手助けする意味でも、自分がするべき手続きを調べた方が良いでしょう。

自営業の妻は国民年金

上記のように知らないと損をすることもある自営業ですが、知っておかないといけないこともあります。

サラリーマン世帯では妻は夫に扶養されているので第3号被保険者になります。なので、保険料の負担がありません。しかし、自営業の妻になると、国民年金に加入しなければなりません。なので、保険料を支払う第1号被保険者となります。これは国民健康保険と同じく、国民年金にも扶養という概念がないためです。

自営業の妻の保険

サラリーマン世帯の妻であれば、夫は社会保険に加入しているのでパートの収入が年間で130万円より少ないのであれば、扶養対象となり妻の保険料の費用負担が無くなります。

しかし、夫が自営業の場合はパートの収入のがくに関わらず、国民健康保険に加入する必要があります。保険料の支払いもしなければなりません。

自営業の妻が持っておくといい資格

夫が自営業の妻の給料・心得・必要手続き・悩みや苦労

自営業の夫に仕事を手伝うのであれば、妻も資格を持っていると手伝える仕事も増えますし、仕事の幅も大きくなります。また、優秀な人材は常に取り合いとなるので、多くの資格を持つ妻は夫にとって、大事な仕事のパートナーにもなれます。

税理士

税理士は、税務に関する専門家です。自営業を営む夫にとって必ず役に立てるようになります。国家資格のためハードルは高く、夫の仕事を手伝いながらとなると厳しいですが、無理なく時間をかけて毎年一科目ずつ受験し、5年かけて取得するという方法もあります。

簿記

簿記は定番の資格です。お金や物の出入りを記録するための知識を持つことは自営業にとって役立つ知識となります。会計における実務に近い部分を担当することができるようになります。

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーは法人税、所得税、金融、相続、事業承継、社会保険、リスクマネジメント、不動産運用など、お金に関わることに関する専門家です。この知識は自営業だけでなく、住宅ローンや教育費など日常生活に関わるお金まで幅広く活かすことができます。

自営業の妻が抱える悩みや苦労

夫が自営業の妻の給料・心得・必要手続き・悩みや苦労

サラリーマンであった夫が、昔から夢見ていた自営業に挑戦するということは少なくありません。そのとき、妻は今まで会社で立派に仕事をしてきた姿を見ているので、自営業になっても立派にやっていけるだろうと錯覚してしまいます。中にはサラリーマンでいてくれる方が良いと止める妻もいるでしょう。しかし、夫の熱意に負けてしまう人もいます。

そして、いざ自営業を始めると現実を痛感することになります。今まで仕事があったのは会社があったからです。仕事でどれだけ良い結果を残そうとも、それはほとんどが会社の力であって、夫に力だけではないことを夫婦で知ることになります。

夫はそれでも頑張るのですが、結果が現れません。精神的に追い詰められた夫婦はやがて、摩擦を起こすようになります。仕事で結果が出ない夫も大変ですが、仕事以外に家庭のことも思う妻の方が苦労を感じることでしょう。

自営業の妻になるには覚悟が必要

夫が自営業の妻の給料・心得・必要手続き・悩みや苦労

上記で述べたように、自営業はうまくいかないことの方が多いです。また、今はうまくいっているとしても、自営業は常に破綻のリスクと隣り合わせにいます。また、サラリーマンとは違う仕事の仕方なので、自営業をしたことがない妻であれば、理解できない行動もあるでしょう。

自営業を営む男性の妻になるということは、これら大きな不安定な要素や、リスクがあることを理解しておかなければなりません。どんなに辛い状況に陥っても、夫を支えるという覚悟を持ちましょう。

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